津山弁講座:ちぇえ・ちゃい
津山弁の語尾シリーズです。
津山弁は岡山県内の他の地域と共通しているものも多く、津山弁というよりも岡山弁と言えるのですが、今回紹介する「ちぇえ・ちゃい」は県北部独特、文字通りの津山弁ですね。
「ちぇえ」または「ちゃい」が語尾に付くと、「~しなさい」という意味になります。
この「ちぇえ」は柔らかい表現であり、強く言いたい場合には「~せえ」に変わる場合もあります。
そのことからもわかるように命令形の言葉ではありますが、決して何かを強制するような言い回しには使いません。
命令形というよりも「~すれば?」「~しようよ」「~してね」というような、相手に何かの行動を促す的な使い方をすることも多いですね。
また命令及び行動を促すのではなく、何か行動をお願い(依頼)する場合は「ちぇえ」「ちゃい」ではなく、「してん」となります。ので、お間違えないように。
それでは「ちぇえ」を使った例をいくつかあげてみたいと思います。
津山弁は岡山県内の他の地域と共通しているものも多く、津山弁というよりも岡山弁と言えるのですが、今回紹介する「ちぇえ・ちゃい」は県北部独特、文字通りの津山弁ですね。
「ちぇえ」または「ちゃい」が語尾に付くと、「~しなさい」という意味になります。
この「ちぇえ」は柔らかい表現であり、強く言いたい場合には「~せえ」に変わる場合もあります。
そのことからもわかるように命令形の言葉ではありますが、決して何かを強制するような言い回しには使いません。
命令形というよりも「~すれば?」「~しようよ」「~してね」というような、相手に何かの行動を促す的な使い方をすることも多いですね。
また命令及び行動を促すのではなく、何か行動をお願い(依頼)する場合は「ちぇえ」「ちゃい」ではなく、「してん」となります。ので、お間違えないように。
それでは「ちぇえ」を使った例をいくつかあげてみたいと思います。
津山弁講座:が・がん
津山弁の語尾に付く代表的なものと言えば“じゃ・じゃけん”ですが、もうひとつ、“が”も割とよく付けられます。
この“が”については、以前にも簡単に触れていますが、もう少し詳しく触れてみたいと思います。
“が”は、標準語での“~じゃないですか(~じゃないの)”という意味で使用します。
しゃべる人のキャラクターや言葉を強調したい度合いによって“がー”や“がん”、もしくは“がな”に変わることがあります。
あんまり言葉を強く(キツく)言わない・ソフトな言い回しにしたいなら“がん”。
主に女性が好んで使用しています。
例えば「結婚してくれるゆうたが」ですと「結婚してくれるって言ったじゃないの」というように、場合によってはキツく感じられるものですが、
「結婚してくれるゆうたがん」というように“ん”が付くことで、柔らかいニュアンスになります。
この例でいうと、前者はなかなか結婚に踏み切ってくれない男にジレて、いい加減に態度をハッキリして欲しくて言いよる女性、後者は甘えておねだりしている女性というイメージですね。
これに対して男性がキツくならないような言い回しにしたい場合に“がー”を使うようです。
逆に強い言い回しにしたい場合は“がな”になります。
また、通常は“が”はアクセントが下がるんですが、アクセントが上がると疑問形になりますので、文字にすると同じでも、発音の違いで意味が違ってきます。
文字で書くときには“が?”というように、クエスチョンマークを付けるといいでしょう。
果たして津山弁を文字で書く機会があるかどうかは疑問ですが(笑)
この“が”については、以前にも簡単に触れていますが、もう少し詳しく触れてみたいと思います。
“が”は、標準語での“~じゃないですか(~じゃないの)”という意味で使用します。
しゃべる人のキャラクターや言葉を強調したい度合いによって“がー”や“がん”、もしくは“がな”に変わることがあります。
あんまり言葉を強く(キツく)言わない・ソフトな言い回しにしたいなら“がん”。
主に女性が好んで使用しています。
例えば「結婚してくれるゆうたが」ですと「結婚してくれるって言ったじゃないの」というように、場合によってはキツく感じられるものですが、
「結婚してくれるゆうたがん」というように“ん”が付くことで、柔らかいニュアンスになります。
この例でいうと、前者はなかなか結婚に踏み切ってくれない男にジレて、いい加減に態度をハッキリして欲しくて言いよる女性、後者は甘えておねだりしている女性というイメージですね。
これに対して男性がキツくならないような言い回しにしたい場合に“がー”を使うようです。
逆に強い言い回しにしたい場合は“がな”になります。
また、通常は“が”はアクセントが下がるんですが、アクセントが上がると疑問形になりますので、文字にすると同じでも、発音の違いで意味が違ってきます。
文字で書くときには“が?”というように、クエスチョンマークを付けるといいでしょう。
果たして津山弁を文字で書く機会があるかどうかは疑問ですが(笑)
津山弁講座:言う
「言う」を「ゆう」と発音するのは別に津山弁に限ったことではなく、関西圏から西日本では共通したことですし、それ以外の地方でも例えば「そういうこと」を「そうゆうこと」と発音するのは珍しいことではないようですね。
しかし、「言っている」を「よおる(よーる)」などと言うのはそれほど多くはないと思います。関西圏では「ゆうてる」ですよね。
今回は津山弁での「言う」についてまとめてみたいと思います。
しかし、「言っている」を「よおる(よーる)」などと言うのはそれほど多くはないと思います。関西圏では「ゆうてる」ですよね。
今回は津山弁での「言う」についてまとめてみたいと思います。
津山弁講座:こそあど言葉(2)
「こそあど言葉(1)」では「これ・それ・あれ・どれ」についての津山弁を紹介しました。
今回は「こそあど言葉(2)」と銘打って「ここ・そこ・あそこ・どこ」についての解説・ご紹介です。
「あそこ」については「あっこ」とも言うんですが、これは津山弁なのか?それとも標準的にも使われているのか?少なくとも関西圏から西では広く使われているようですので“津山弁”としては扱わないことにします。
イチイチ解説が必要な言葉とも思えませんしね(笑)。
「あっこ」以外の「ここ・そこ・どこ」はそのまんまで使用しています。
「○○も」「○○にも」「○○で」「○○が」「○○と」「○○や」などについては津山弁での変化はなく、標準語と同様です。
今回は「こそあど言葉(2)」と銘打って「ここ・そこ・あそこ・どこ」についての解説・ご紹介です。
「あそこ」については「あっこ」とも言うんですが、これは津山弁なのか?それとも標準的にも使われているのか?少なくとも関西圏から西では広く使われているようですので“津山弁”としては扱わないことにします。
イチイチ解説が必要な言葉とも思えませんしね(笑)。
「あっこ」以外の「ここ・そこ・どこ」はそのまんまで使用しています。
「○○も」「○○にも」「○○で」「○○が」「○○と」「○○や」などについては津山弁での変化はなく、標準語と同様です。
津山弁講座:こそあど言葉(1)
「これ・それ・あれ・どれ」(代名詞)、「こんな・そんな・あんな・どんな」(形容動詞)、「こう・そう・ああ・どう」(副詞)、「この・その・あの・どの」(連体詞)などの『こそあど言葉』の津山弁のご紹介です。
ただし津山弁でも、「これ・それ・あれ・どれ」や「この・その・あの・どの」や「こう・そう・ああ・どう」は標準語と変わりません。
標準語との違いがあるのは「こんな・そんな・あんな・どんな」、そして「これ・それ・あれ・どれ」の後に続く接続詩が「は」「を」の場合になります。
ただし津山弁でも、「これ・それ・あれ・どれ」や「この・その・あの・どの」や「こう・そう・ああ・どう」は標準語と変わりません。
標準語との違いがあるのは「こんな・そんな・あんな・どんな」、そして「これ・それ・あれ・どれ」の後に続く接続詩が「は」「を」の場合になります。