岡山弁の歌
方言で歌われている歌って結構あります。特に関西弁のものにはやしきたかじんさんやウルフルズ、最近だとティーナ・カリーナさんのものだとかヒット曲も多いですよね。
関西弁以外のヒット曲だと、吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」の津軽弁、THE BOOMの「島唄」の沖縄弁などが有名どころでしょうか。
個人的に好きな方言ソングは吉田卓郎さんが広島弁で歌った「唇をかみしめて」で、これは武田鉄也さん主演の映画『刑事物語』の主題歌でしたね。
広島弁なので岡山弁に近いっていうこともあるんですが、普通にメロディも歌詞の内容もいい曲ですのでオススメですよ。
では、岡山弁で歌われている曲って無いのかなー?と思ったらありました!
歌詞の一部分ではありますけど、あのB’zの稲葉浩志 さん(津山市出身)のアルバム収録曲「O.No.Re」には津山弁が出てきます。
歌詞全体を津山弁にしちゃってもよかったんじゃないかと思えるほどのカッコイイ津山弁シャウトを聞かせてくれているんですが、歌詞全部がベタな津山弁だと詞の意味が通じないから?標準語と津山弁と英語が入り混じったものになっています。
稲葉浩志 / O.NO.RE
関西弁以外のヒット曲だと、吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」の津軽弁、THE BOOMの「島唄」の沖縄弁などが有名どころでしょうか。
個人的に好きな方言ソングは吉田卓郎さんが広島弁で歌った「唇をかみしめて」で、これは武田鉄也さん主演の映画『刑事物語』の主題歌でしたね。
広島弁なので岡山弁に近いっていうこともあるんですが、普通にメロディも歌詞の内容もいい曲ですのでオススメですよ。
では、岡山弁で歌われている曲って無いのかなー?と思ったらありました!
歌詞の一部分ではありますけど、あのB’zの稲葉浩志 さん(津山市出身)のアルバム収録曲「O.No.Re」には津山弁が出てきます。
歌詞全体を津山弁にしちゃってもよかったんじゃないかと思えるほどのカッコイイ津山弁シャウトを聞かせてくれているんですが、歌詞全部がベタな津山弁だと詞の意味が通じないから?標準語と津山弁と英語が入り混じったものになっています。
稲葉浩志 / O.NO.RE
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津山弁講座:えらい・えれー・えろう
標準語では「えらい」というと“偉い”ですよね。
「えらい目に合う」などの“とんでもない・普通じゃない”という意味でも使うことがあると思いますが、現在ではそのような使い方をすることは少ないようで、標準語で「えらい」と言えばイコール“偉い”ですよね。
ところが津山弁では「えらい」という言葉が複数の意味を持っていて、強調語としても使われるため日常会話の中で「えらい」が出てこないことが無いくらいに頻繁に使用されています。
津山弁で「えらい」の意味は以下のとおりです。
その1.偉い
そのまんま、標準語と同じ意味で使います。態度が偉そうなことを「えらっそう」と言います。
例)なんであいつあんなにえらっそするん?
その2.すごい、とても
強調語として他の言葉の頭に付けます。
例)えらい(えれー)大きい」など。
その3.しんどい、苦しい
病気でツライ状態やマラソンなどで疲れている状態。
例)「あー、えらい(えらぁー)」
「えらい目に合う」などの“とんでもない・普通じゃない”という意味でも使うことがあると思いますが、現在ではそのような使い方をすることは少ないようで、標準語で「えらい」と言えばイコール“偉い”ですよね。
ところが津山弁では「えらい」という言葉が複数の意味を持っていて、強調語としても使われるため日常会話の中で「えらい」が出てこないことが無いくらいに頻繁に使用されています。
津山弁で「えらい」の意味は以下のとおりです。
その1.偉い
そのまんま、標準語と同じ意味で使います。態度が偉そうなことを「えらっそう」と言います。
例)なんであいつあんなにえらっそするん?
その2.すごい、とても
強調語として他の言葉の頭に付けます。
例)えらい(えれー)大きい」など。
その3.しんどい、苦しい
病気でツライ状態やマラソンなどで疲れている状態。
例)「あー、えらい(えらぁー)」
津山弁講座:動詞+あー
津山弁の語尾シリーズです。
津山弁では動詞の後に“あー”を付けることで、その行動を“するに決まってる”という表現になります。
動詞には「~る」となる単語が多いので、“~る”+“あー”で“~らー”となることが多くなりますね。
例をいくつかあげてみます。
・する→すらー=するよ、するに決まってるよ
・走る→走らー=走るよ、走るに決まってるよ
・取る→取らー=取るよ、取るに決まってるよ
・見る→見らー=見るよ、見るに決まってるよ
・貯める→貯めらー=貯めるよ、貯めるに決まってるよ
“書く”“叩く”“裁く”など、語尾が“く”の場合には“かー”となります。
・書く→書かー=書くよ、書くに決まってるよ
・叩く→叩かー=叩くよ、叩くに決まってるよ
・裁く→裁かー=裁くよ、裁くに決まってるよ
“言う”“食らう”“しまう”など、語尾が“う”の場合には“わー”となります。
・言う→言わー=言うよ、言うに決まってるよ
・食らう→食らわー=食らうよ、食らうに決まってるよ
・しまう→しまわー=しまうよ、しまうに決まってるよ
“打つ”“持つ”“立つ”など、語尾が“つ”の場合には“たー”となります。
・打つ→打たー=打つよ、打つに決まってるよ
・持つ→持たー=持つよ、持つに決まってるよ
・立つ→立たー=立つよ、たつにきまってるよ
“話す”“湯がす”“隠す” など、語尾が“す”の場合には“さー”となります。
・話す→話さー=話すよ、話すに決まってるよ
・湯がす→湯がさー=湯がすよ、湯がすに決まってるよ
・隠す→隠さー=隠すよ、隠すに決まってるよ
難しくないですよね?
津山弁では動詞の後に“あー”を付けることで、その行動を“するに決まってる”という表現になります。
動詞には「~る」となる単語が多いので、“~る”+“あー”で“~らー”となることが多くなりますね。
例をいくつかあげてみます。
・する→すらー=するよ、するに決まってるよ
・走る→走らー=走るよ、走るに決まってるよ
・取る→取らー=取るよ、取るに決まってるよ
・見る→見らー=見るよ、見るに決まってるよ
・貯める→貯めらー=貯めるよ、貯めるに決まってるよ
“書く”“叩く”“裁く”など、語尾が“く”の場合には“かー”となります。
・書く→書かー=書くよ、書くに決まってるよ
・叩く→叩かー=叩くよ、叩くに決まってるよ
・裁く→裁かー=裁くよ、裁くに決まってるよ
“言う”“食らう”“しまう”など、語尾が“う”の場合には“わー”となります。
・言う→言わー=言うよ、言うに決まってるよ
・食らう→食らわー=食らうよ、食らうに決まってるよ
・しまう→しまわー=しまうよ、しまうに決まってるよ
“打つ”“持つ”“立つ”など、語尾が“つ”の場合には“たー”となります。
・打つ→打たー=打つよ、打つに決まってるよ
・持つ→持たー=持つよ、持つに決まってるよ
・立つ→立たー=立つよ、たつにきまってるよ
“話す”“湯がす”“隠す” など、語尾が“す”の場合には“さー”となります。
・話す→話さー=話すよ、話すに決まってるよ
・湯がす→湯がさー=湯がすよ、湯がすに決まってるよ
・隠す→隠さー=隠すよ、隠すに決まってるよ
難しくないですよね?
津山弁講座:うったて
岡山県民が標準語だと思いこんでいるのに、実は方言だったというものの代表例が『うったて』でしょう。
『うったて』は書道用語で、字の書き始めに筆を降ろして、描き始めにグッと力を入れることで出来るコブを指す言葉です。
これに該当する言葉が標準語ははありませんので、文字で説明するよりも画像で観て理解していただきたいと思います。

一目瞭然だと思います。
習字を習う際に先生から「うったてをもっとはっきりとさせましょう」とか指導されるわけですね。
習字以外でも、物事は何事も最初が肝心という意味で、「うったてをちゃんとせにゃあおえん」というように使用されることもあります。他の地方の方にとっては意味不明すぎますね(苦笑)。
文字に関する方言ついでにもうひとつ紹介しましょう。
『うったて』は書道用語で、字の書き始めに筆を降ろして、描き始めにグッと力を入れることで出来るコブを指す言葉です。
これに該当する言葉が標準語ははありませんので、文字で説明するよりも画像で観て理解していただきたいと思います。

一目瞭然だと思います。
習字を習う際に先生から「うったてをもっとはっきりとさせましょう」とか指導されるわけですね。
習字以外でも、物事は何事も最初が肝心という意味で、「うったてをちゃんとせにゃあおえん」というように使用されることもあります。他の地方の方にとっては意味不明すぎますね(苦笑)。
文字に関する方言ついでにもうひとつ紹介しましょう。
津山弁講座:敬語
TVなどのメディアのおかげで現在はどんな田舎でも標準語が広まっていますね。
特に敬語が必要となるような場面ではその地方の方言は使用せず、もっぱら標準語での会話になることが多いですよね。
それでも関西弁に「~はる」があるように、方言にも敬語が存在する例も多少はあり、津山弁にもそれはあります。
津山ではコンビニやスーパーのレジカウンター、或いは役所など公的機関などでは標準語での敬語もしくは丁寧語が使用されているのが主流で、社内の上司や規模の小さめな個人商店とか近所の年長者や目上の人に対しては標準語と方言がマゼコゼな言葉で話すパターンが多いように思われます。
※公的機関などでもお決まりの言葉は標準語で、それ以外の言葉は標準語と方言のマゼコゼになる場合もあります。
この標準語と方言のマゼコゼな言葉が使用されている理由は、丁寧な言葉遣いは確かに必要ではありますが、方言を使うことによって相手に親近感を持ってもらえるというメリットがあるためです。
あんまり丁寧過ぎると自分と相手の間に壁を感じることがありませんか?
標準語+方言で会話をすることでいち早く打ち解けてもらいやすくなるので、標準語の敬語がしっかりできる人でもワザとコレで会話を進めることも多々あります。
ずっと地元で暮らしてきた高齢な方などに特に有効なコミュニケーション手段だと思います。
※津山弁独自の「~してつかぁさい(~してください)」という言葉もありますが、あまりにもベタ過ぎる方言なためかフォーマルな場面で使用されることは少ないようですね。
今回は津山弁での敬語・丁寧語・謙譲語について解説してみたいと思います。
特に敬語が必要となるような場面ではその地方の方言は使用せず、もっぱら標準語での会話になることが多いですよね。
それでも関西弁に「~はる」があるように、方言にも敬語が存在する例も多少はあり、津山弁にもそれはあります。
津山ではコンビニやスーパーのレジカウンター、或いは役所など公的機関などでは標準語での敬語もしくは丁寧語が使用されているのが主流で、社内の上司や規模の小さめな個人商店とか近所の年長者や目上の人に対しては標準語と方言がマゼコゼな言葉で話すパターンが多いように思われます。
※公的機関などでもお決まりの言葉は標準語で、それ以外の言葉は標準語と方言のマゼコゼになる場合もあります。
この標準語と方言のマゼコゼな言葉が使用されている理由は、丁寧な言葉遣いは確かに必要ではありますが、方言を使うことによって相手に親近感を持ってもらえるというメリットがあるためです。
あんまり丁寧過ぎると自分と相手の間に壁を感じることがありませんか?
標準語+方言で会話をすることでいち早く打ち解けてもらいやすくなるので、標準語の敬語がしっかりできる人でもワザとコレで会話を進めることも多々あります。
ずっと地元で暮らしてきた高齢な方などに特に有効なコミュニケーション手段だと思います。
※津山弁独自の「~してつかぁさい(~してください)」という言葉もありますが、あまりにもベタ過ぎる方言なためかフォーマルな場面で使用されることは少ないようですね。
今回は津山弁での敬語・丁寧語・謙譲語について解説してみたいと思います。