クールベジでクールダウン

ところがエルニーニョ現象が予想とは違って秋頃にずれ込みそうということで、やっぱり今年も暑い夏になってしまいそう。
冷夏となると日照不足などで農作物への悪影響が懸念されますが、ここ数年毎年のように最高気温を更新する夏にゲンナリしてたので、少しでも過ごしやすくなってくれるんなら助かるなぁ~なんて思っていたので、正直ガッカリです(苦笑)。
昨日のニュースでは、岡山県内で小学校の体育の授業で児童が数名の児童が熱中症で倒れたそうです。
今年の夏も暑さ対策・熱中症対策が必要ですね。
そういうわけで今回は旬の夏野菜を美味しく食べることで出来る、体内からの暑さ対策についてです。
『クールベジタブル』略して『クールベジ』という言葉は聞かれた事があるでしょうか?
クールベジとは、体を冷やしてくれる効果のある野菜のことで、これらを食べることで体内から涼しくなりましょうということなんですね。
クールベジの特徴に、カリウムを豊富に含んでいる・水分が多い・生食に向いているということがあります。
カリウムには利尿作用があります。体内の水分を尿として排出することで体内にこもった熱も放出して体温を下げることが出来るわけです。
また、カリウムは水に溶けやすく熱によって失われやすいという性質がありますので、加熱処理が必要ではないサラダなどの生食が出来る野菜。
これらのカリウムを中心とした特徴のある野菜のことがクールベジです。
クールベジに該当する野菜には、ゴーヤ・トマト・キューリ・ナスなどの夏野菜があります。
暑い夏場が一番美味しい旬の夏野菜を食べて体内をクールダウンしようというわけですね。
目に良い?ブルーベリー

原産国の北アメリカでは古くから食べられていたのですが、20世紀になってから交配によって多くの品種が作られたこともあってその数は400種とも言われています。
日本国内では、1962年にラビットアイ系品種がジョージア州から導入され、東京都小平市で1968年より経済栽培が始まったのが最初だそうです。
ブルーベリーは“目に良い”効能があると言われていることもあってか、現在では日本国内でも園芸品種が数多く栽培されており、個人で栽培している方も珍しくはありませんね。
ところで本当にブルーベリーって目に良いんでしょうか?また、効能があるとすれば目のどういったところに効果が現れるのでしょうか?
枝豆?いいえ青大豆です

一般的に熟した大豆は黄色や黒色なのですが、熟しても豆が枝豆のような緑色のまんまなものがあり、これを青大豆と呼んでいます。
この青大豆、生産者側にとってデメリットが少なくない為、現在は少数の農家しか生産していません。
そのため流通量は非常に少なく、希少なものとなっています。
デメリットには、他の大豆と比べてアブラムシが付きやすい・病気に掛かりやすい・縦に伸びず横に広がるので収穫に手間が掛かるということがあります。
かつて津山市内では広く栽培されていたそうなのですが、それらのデメリットからか、いつしか他の大豆にとって代わられて現在はほとんど生産されていません。
しかし、青大豆は他に品種よりも糖分が多く含まれていて、脂分は逆に少ないという特徴があります。
大豆の栄養素である大豆たんぱく、食物繊維、大豆イソフラボン、クロロフィル(葉緑素)、大豆オリゴ糖が豊富に含まれており、ビタミンAやカロテンも多いという優れた品種なんですね。
青大豆は主にきな粉の原料などに使われますが、糖分が高いことから様々なスウィーツにも使えそうです。
なにより健康食品としても魅力的な食材と言えるでしょう。
青大豆には気温が低いところが適していますので、主に北海道や東北などで栽培されています。
岡山県内では真庭市の風土が青大豆に合っているということで、真庭市のブランド名産品にしようと生産者が増えているそうです。
津山市でも青大豆の生産を現代に復活させて、「ごんごまめ」と名付けて特産品にしようという動きがあるようですよ。
特産品とするからには安定した収穫が求められますので、デメリットの解決は重要課題です。
最近のニュースで、アブラムシ対策に羽根を後ではがすことが可能な接着剤で固め、飛べないようにしたテントウムシを使ったところアブラムシ退治に成功したそうです。
こういった情報をうまく取り入れて、津山の新たなる特産品に出来るといいですね。
松茸の美味しい食べ方

例えば長野県の卸売会社では、不作だった昨年は一日の入荷量が20kg前後だったのに対して、今年は100kg前後で多い日には180kgの日もあるそうです。
そして供給が増えれば価格差下がるのは市場の原理、今年は質の高い美味しい松茸がいつもよりお求めやすい価格になっているみたいですね。
そんなわけで今年は松茸を食べる機会が増えるかも?ということで、美味しい食べ方についてご紹介しましょう。
まずは松茸の根っこの端に付いている石ヅキを削り取ります。
鉛筆を経ずる時の要領でチョンチョンチョンとそぎ落とします。
「香りマツタケ味シメジ」という言葉が有るほどに、松茸の醍醐味は香りにあると言って過言ではありません。
その独特の香りを失くさないように下処理をしなくてはなりません。
香りを残すには間違っても絶対に流水で洗わないように。これは松茸の基本中の基本ですよ。
ボールなどに水を入れて置き、それで指を濡らして松茸表面を擦るようにして汚れや薄皮を取り除きましょう。根の方から笠に向かって擦り上げるようにするのがコツですよ。
手際良く取り除いたら布巾で水けを拭き取るのをお忘れないように。
これで下処理は終了です。
料理に使用するまで乾いた布巾やペーパータオルなどでくるんでおいてくださいね。
アケビ

近年は山遊びをする子供達って少ないと思いますので、アケビという植物を知らないかもしれませんね。
アケビは雑木の山ならどこにでもある蔓性の植物です。
漢字で「通木(もくつう)」と書くのですが、正確にはこれはアケビの蔓の事を指しています。
これはアケビの蔓を切って吹くと空気が通ることから来ているのだそうですが、このアケビの蔓は利尿作用のある漢方薬として使われることから“小水(おしっこ)を通す”=通木と呼ばれるという説もあります。
一方、アケビという名称の由来は、熟した実が割れた様から“開け実(あけみ)”、これがいつしかアケビに変わったと言う説、あるいは割れた実がまるで人がアクビをしているようだとのことで“アクビ”と言われていたのが変化したと言う説などがあるようです。
サツマイモのような色をした楕円形の実、熟してくると縦にパカッと割れて白く半透明のゼリー状の果肉が現れます。この果肉がさっぱりとした甘味が有って美味しいんですが、果肉には黒い種がたくさん含まれています。
果肉を吸うようにしゃぶりついて口に含んで、口の中で種をよけていただきます。種は果肉を飲み込んだアトニプププッと口から吐き出しましょう。
これが一般的なアケビの食べ方ですが、アケビ出荷量ダントツの山形県では果肉を包む皮部分も料理して食べるのが普通のようです。
アケビ料理のレシピがネットで紹介されていますのでリンクを貼っておきます。興味ある方はどうぞ。
COOKPAD あけびのレシピ47品