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岡山あるある本【岡山の法則】

「岡山の法則」 リンダパブリッシャーズ岡山紹介本の紹介第二弾!

今回は岡山県内の「あるある」をテーマにまとめられた「岡山の法則」(出版社:泰文堂、企画:リンダパブリッシャーズ、編者:岡山の法則研究委員会)という単行本のご紹介です。
いわゆるネタ本的なもので、岡山県民なら『あー、あるある』とうなずきながら、他府県の方なら『へぇー、岡山ってそうなんだ?』という具合に楽しめる内容になっています。

編者:岡山の法則研究委員会となっていますが、構成を担当されている方は倉敷市出身で地元タウン誌編集部に就職し岡山県内を取材出掛け回っていたそうで、この本を出すにあたっても自治体などで取材をされているようですので、情報の正確さという面では大丈夫そうですね。

本書は“伝統・文化・習慣編”“方言編”“グルメ・食生活編”など全部で8つのパート分けがされており、基本的に1ページに1ネタか複数の小ネタという構成で、適当に本を開いてもどこからでも楽しめるようになっています。

この本、たまたま書店に並んでいるのを見つけて購入したのですが、奥付を見ると「2014年8月1日 初版第1刷発行」と書かれていますのでつい最近発刊されたばかりのようです。

ところで、岡山県内では売れるのはわかりますけど、他府県で“岡山あるあるネタ”の本を手に取ってレジに持って行ってくれる人って、どういう人なんでしょうかね?もしかしたら基本的には岡山県限定での販売なんでしょうか。

さて、購入して早速読んでみたんですが、県北在住民の自分としては「あるあるネタ」として楽しめるのが半分、県南部のネタで自分の知らなかったことで「へぇー、そうなの?」っていう感想なネタが半分。
岡山県民でも紹介されているネタの全部を知っている人は稀でしょうから、案外と新鮮な気持ちで楽しめる内容だなと思います。
今までドコでもそうだと思っていたけど実は岡山県特有のモノっていうネタもありましたので、その一部をご紹介。

【有給は葬式用にとっておく】
“葬式用にとっておく”というのは、地域で誰かがお亡くなりになった時に、葬式前のいろいろな準備を手伝うためにという意味で、葬式そのものを行うわけではありませんのでご注意を。
確かに都会では地域の人達が集まって助け合うようなケースは少ないのかもしれませんが、岡山だけでなくどこの田舎でも同じだと思っていました。違うんです?(苦笑)。

【法事では法事パンを配る】
これって当たり前のことだと思っていましたが…しかも県北津山近辺と書かれていますよ。津山在住ですが、コンビニでも法事パンを注文できるので全国共通のことだと思ってましたよ。

【数の数え方が独特 21以上は岡山ルール】
1から20までは普通だが、21から上を数える時は「21(にぃいち)22(にぃにぃ)…31(さんいち)32(さんにぃ)などと独特の変化…え?他の地域じゃ略さないんです?
※必ず略すわけではなく、普通に21(にじゅういち)22(にじゅうに)と数えることも珍しいわけではありません(笑)

【パーマはあてるものである】
言われてみれば…パーマは“あてる”と言ったり“かける”と言ったりします。“あてる”というのは岡山限定だったんですねぇ。

グルメネタで「とりめし」「デミカツ丼」に触れていますが、これは県南部、しかも岡山市限定ネタですね。
ちなみに県北のグルメと言えば最近は津山の「ホルモンうどん」というイメージが強いかと思われますが、確かに昔からホルモンとうどんの人気が高い地域ではありますが「ホルモンうどん」はメジャーな食べ物ではありませんでした。ごく一部の人達がホルモン焼きの店で隠れメニュー的に食べていたものなんですね。
津山市在住の方でも最近になって初めてホルモンうどんを食べたという人、多いと思いますよ。

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作品紹介 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/07/21 23:48
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