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不気味?!黒いヒマワリ

ヒマワリっていうと、人間の身長よりも大きく育って黄色と黒のコントラストが美しい大輪の花が印象的な夏を代表する花ですよね。

多くの植物がそうであるように、ヒマワリにも数多くの品種があるのは知っていましたが、いずれも花の色は黄色と黒のおなじみのものだと思っていました。

ところが山陽新聞の記事で知ったのですが
、倉敷市真備町にある金田一耕助シリーズなど怪奇推理小説で有名な小説家:横溝正史さんが疎開していた家の前に植えられたヒマワリが黒い花を咲かせて話題になっているようです。


ミステリー? 黒いヒマワリ咲く 倉敷・真備の横溝正史疎開宅前

 横溝ミステリーには黒いヒマワリがよく似合う? 倉敷市真備町岡田の横溝正史疎開宅の前に今春から登場した「さくら金田一畑」で、黒いヒマワリが疎開宅をうかがうように不気味に咲き誇っている。

 同畑は、疎開宅を管理する住民らが、荒れていた農地(約6アール)を所有者の承諾を得て手入れしている。疎開宅真ん前の目につく場所で、全国から訪れる横溝・金田一ファンを美しい花で迎えようと、サルビアやコスモス、綿、ヒマワリなど季節の花を植えている。

 ヒマワリは買ってきた種を植え付けたが、黒い品種が交ざっていたよう。7月末から咲き始め、通りがかった住民らが驚きの声を上げている。「来シーズンは黒色ばかりを植え付けてみようか」と、疎開宅管理組合の浅野昭江組合長らは予期せぬ“ミステリー効果”にご満悦の様子。

山陽新聞 ミステリー? 黒いヒマワリ咲く 倉敷・真備の横溝正史疎開宅前(2014/08/06)


横溝正史疎開宅と黒いヒマワリの組み合わせは確かに彼の小説のような不気味さを感じさせられますねぇ。しかも狙って黒い花の品種を植えたのではなくて、たまたま黒い花の種が混じっていたとか…そんなこと有るんでしょうか?ミステリーですっ!

黒い花のヒマワリって初めて知ったのでヒマワリの種類についてちょっと調べてみました。

まずは気になる黒い花をつけるヒマワリは…。
チョコレート色のココアやミラクルチョコレート、赤黒いサンフラワーブラックマジックやムーランルージュ、濃い赤色のプラドレッドなどが見つかりました!
でも、新聞記事の写真だけではどの品種かは判断しづらいですね。

ネットで調べてみると、赤い品種の種の二世代目が黒くなったという話もありますし、逆に黒い花の種を採集してまいたのに翌年は普通に黄色い花が咲いたりということもあるみたいです。
※翌年の花が黄色になるという件は、おそらく一代交配のためだと思われます。
一代交配の種は、交配した二種の品種の遺伝が優勢なほうの特徴を持ったものになりますが、この一代交配の種から育った花を交配すると三種類の遺伝子を持つことになり、先代と同じ特徴を持って育つ確率が低くなって、別の遺伝子の特徴が出てきやすくなります。(メンデルの法則)

店頭で販売されている種は一代交配のものが大多数らしいですね。

他にも、チョコレートフレークという美味しそうな名前の品種は黄色ベースに茶色が混じっていたり、少しくすんだ黄色に同心円状に茶色が入るマホガニーや、鮮やかな黄色に茶色のツートンカラーのプロカットバイカラーなど、ちょっと珍しいですね。

マホガニーベルベットやベルベットクイーンは赤色の花。
フロリスタンは内側から赤から薄めの黄色、ルビーエクリプスは赤から黄色へ、リングオブファイヤーは茶色ぽい赤から鮮やかな黄色へのグラデーションが特徴ですね。

濃い目の色があれば爽やかな薄い色の花もあります。
一般的な形状で色が薄めのサンリッチレモンやバレンタイン、中心部も含めて花全体がレモン色のモネやレモンオーラ、ジェイドという品種などはレモン色よりもっと薄い白っぽい花をつけます。

色だけではなく、花の形状にも様々なタイプがあって、これもヒマワリなの?って思うようなものも中にはあったりして面白いですね。
個人的にはテディベアの形状とネーミングセンスが気に入りました♪

※参考サイト
【図鑑】世界のヒマワリの種類の画像一覧、全集 - NAVER まとめ
flower-party ★ひまわり 種類・画像

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花・草・樹 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/08/06 23:38
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