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オクラで若くて元気な体になろう

オクラの花と実夏野菜のひとつ、オクラはアフリカ北東部が原産地の暑いところを好む野菜で、エジプトでは紀元前元年頃にはすでに栽培がされていたそうです。

日本でも鹿児島県・高知県・沖縄県など九州や四国の気温の高い地域で栽培が盛んに行われていますが、関東地方でも群馬県での栽培が盛んで全国で8番目の収穫量となっています。

オクラは暑いところが原産地ということでもわかりますが、日本の寒い冬は苦手で、本来は多年草の植物なのですが日本では冬の寒さに耐えられず枯れてしまう一年草となっていて、毎年新しい種蒔きが必要です。

オクラが日本に入ってきたのは明治初期で、ネリと呼ばれていたトロロアオイの近種(とても良く似た花をつけます)であることから、当時はアメリカネリと呼んでいたそうです。
オクラという名称はガーナ語のnkramaが語源で、世界的にokra(オクラ)という名称で呼ばれています。

一般的にオクラと言うと角がハッキリとある五角形の断面のものだと思いますが、沖縄県などで栽培されている品種は角がほとんど無い丸い断面のものが栽培されています。
この品種は角がはっきりしている品種が人差し指ほどのサイズ(10cm弱)なのに対して少し大きめ(約15cm)と大ぶりなのも特徴ですね。

一般的なオクラは人差し指ほどですが、これはこのくらいの成長具合がちょうどいい食べごろなのであって、ほっておくともっと大きく育ちます。大きく育ってしまったオクラの身は繊維が発達しすぎて食感が悪くなってしまうのでほど良い食感が楽しめる時期に早摘みしているんですね。

オクラの効能には、整腸作用・皮膚や粘膜の健康維持・視力維持・上の健康維持など、若さを保つものが多く、また、抗発ガン作用や免疫賦活作用・高血圧予防効果などもあり、健康維持に大変役立ってくれる野菜と言えるでしょう。

オクラの栽培には直蒔き栽培と移植栽培がありますが、ホームセンターなどで販売されているポット売りのmののが手軽なのでオススメです。

高温を好むので、直植えをしないでポット栽培をして、気温が上がってきたらスグに定植するようにしましょう。
オクラは成長速度が速いのでタイミングを逃さないように。
かなり大きく育つのでプランターで育てる場合には、倒れないように支柱を立ててあげるといいですよ。
そのため、プランターのサイズは根を深くはれるように標準タイプ以上で底の深いタイプをチョイスしてください。最低でも30cm以上の深さは必要です。

露地栽培なら株と株の間を40cm以上開けるとよく育って収穫量も増えます。プランターの場合には25cm以上の間隔をとるようにしましょう。

水やりですが、暑いところを好むとはいえ水は必要で、土が乾いてきたらたっぷりとあげるようにしてください。水不足だと生育が悪くなってしまいます。

収穫時期は開花から約1週間後。実のサイズが7cm以上になったら大きくならないうちにサッサと収穫してください。
収穫したらその収穫した実の下の葉を根元から切り落としましょう。そのままにしておくと後から成る実の生育不足の原因になります。

オクラは日本では一年草なのですが、連作をすると苗立枯れ病、うどんこ病、輪紋病などの病気を発症しやすくなってしまうので気をつけてくださいね。

今が旬のオクラ、あの独特のネバネバの中には若さと健康を維持する成分がいっぱいです。
メインディッシュとなることは無い野菜ですが、生でも茹でても炒めても美味しく、様々な食べ方が愉しめます。
下にオクラのレシピが書かれたサイトのリンクを貼っておきますので参考にしてみてくださいね。

クックパッド|オクラレシピ469選

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野菜・果物・山野草 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/08/15 23:35
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