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リトル・フォレスト【映画】

映画『リトル・フォレスト』公式サイト「リトル・フォレスト」 2014年8月30日公開 / 松竹株式会社メディア事業部/監督・脚本:森淳一/原作:五十嵐大介
キャスト:橋本愛・三浦貴大・松岡茉優・温水洋一 他

誰しもが出来ることなら、「新鮮」で「安全で安心」して食べられる「旬」の食材を使った美味しい料理を食べたいと思われている事と思います。しかしながら都会での生活ではそういった理想的な食材を揃えるのは難しいですよね。

津山市のような地方都市なら、農地を持たないアパート暮らしをしていても道の駅や青空市場などで地元産の新鮮な食材を入手出来ますが、それでも欲しいものがすべて揃っているわけじゃありませんからスーパーも利用するのが一般的です。

一番いいのは、自分で野菜や米を栽培して家畜も飼育すれば「安全で安心」な「旬」の食材を「新鮮」な状態で食べられるわけですけど、それを実現するには今の生活を捨ててしまって、どこかの田舎で家と土地を購入し、一から勉強をしながら新しい人生に挑戦することになります。
正直、結構まとまった資金が必要ですし、失敗した時のリスクはかなりのものになるでしょうし、新天地での新たな生活が上手くいったとしても地元の方々に受け入れてもらえなかったら…などなど、簡単に実現できるものではありませんよね。

前置きがちょっと長くなってしまいましたが、今月末に公開を控えている『リトル・フォレスト』は、改めて食について考えるにはとてもいい映画だと思います。

『リトル・フォレスト』は、五十嵐大介さんが講談社の青年コミック誌『アフタヌーン』に2002年12月号から2005年7月号に掛けて連載していた同名漫画(全二巻)が原作になっています。
この原作漫画は、作者の五十嵐さんが東北で農家を営んで自給自足をしていた時の実体験がベースとなっていて、作中に登場する料理もほとんどが実際に自身で作ったモノとのことです。

正直言いましてこの映画版『リトル・フォレスト』のことを知ってから原作漫画の存在を知りましたので、現在のところは未読なんですが、近日中に購入して改めてご紹介出来たらと思っています。


リトル・フォレスト特別動画

「言葉はあてにならないけど私のからだが感じたことは信じられる。」

これは映画の公式サイトや予告編の中で出てくる主人公:いち子のセリフなのですが、コレがこの映画で語られるテーマを表していると思って間違いないでしょう。

公式サイトによりますと、生きるために食べる。そして食べるために自分で作る。全てがひとつながりになったシンプルな暮らしの中で自分の生き方を見つめなおしていく主人公の姿を描く原作漫画を、映画では美しい四季の移ろいを映し出すために、岩手県の奥州市にて1年間のオールロケを慣行したそうです。

この映画の見所のひとつとも言える、畑や野山で採ってきた旬の食材を使って料理して食べるシーンでは、人気料理研究家・野村友里さんが率いる「eatrip」チームがディレクションンを担当。
原作に出てくる素朴でありながらも工夫が凝らされた美味しそうな料理の数々を忠実に再現しているそうですよ。
きっと映画を観終わった帰りにはお腹がすくこと間違いなし!なので、事前にこの映画の後に食べたくなりそうな料理を出してくれるお店をチェックしておいた方がいいかもしれませんね(笑)。

主演を務める橋本愛さんは、あの大ヒットしたドラマ「あまちゃん」で、どうしても地元から出ることが叶わなかった少女・足立ユイ役でご存知の方も多いでしょうね。

原作ファンからは「橋本さんはキレイ過ぎる。あまちゃんのキャラなら天野アキを演じた能年玲奈さんのほうがイメージが近い』という声もチラホラ聞かれるようではありますが、予告編を見ての感想ですが田舎風景の中に佇む橋本さんは絵になるというか、存在感があります。
原作を読んでいないので主人公:いち子としてどうなのか判断しかねますが、映画は映画と割り切ってまっさらな気持ちで観ればいいんじゃないでしょうか?

この映画『リトル・フォレスト』は、夏秋冬そして春と日本の四季ごとに一本の作品となっていて全四部作で公開されます。
まずは8月30日(土)から「夏編」「秋編」の二本が同時公開され、残りの「冬編」「春編」は来年2015年2月14日から同時公開される予定です。

『リトル・フォレスト』公式サイト

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作品紹介 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/08/20 23:54
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