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高梁でジャンボカボチャ大会

“どてカボチャ”とは、畑で野菜として食べるために育てられている物とは違って、土手などに生えているカボチャのことです。

昔は飢饉に備えて土手などにカボチャを植えていたそうですが、あくまでも非常食目的なので、通常は収穫して食べたり売ったりするためのものではないので、周りに生える雑草を抜いたり肥料をやったりという世話はまったくされません。
そのため、このカボチャは食べても美味しくは無く、普段は何のために生えているのか判らないどうしようもないカボチャ=役立たずと人を揶揄する言葉として“どてカボチャ”が使われることがあります。

一方で小豆島で毎年行われている“日本一どでカボチャ大会”。
こちらは“どてカボチャ”ではなく、“どでかいカボチャ”のサイズを競い合う大会で、今年で28回目(9月21日開催)となるそうです。
日本一どでカボチャ大会 公式ホームページ

通常のカボチャは大きくてもせいぜい直径50cmくらいだと思いますが、この大会ではアトランティックジャイアント(大西洋の巨人という意味)というすごく大きく育つカボチャを育てて、その重量を競い合う大会で、過去には180cmを越えるものが出来たこともあるそうです。

カボチャを大きく育てるには、ひとつの株に実をひとつだけ残して他は摘んだり、天候と相談しながら的確な量の水やりをしたりと、手間や技術が掛かるわけですが、こういった大会は農家さんにとっての腕試し=技術向上にもつながりますし、その野菜栽培の腕を披露する場にもなるわけで、なかなかいい取組みですよね。

通常のカボチャではありえない巨大なカボチャは見た目にもインパクトがありますし、普段は農業に興味があまりない人も好奇心を刺激されて関心を持ってくれるからでしょうか、結構アチコチの地方でも同様の大会が開かれているようです。

岡山県でも同様の大会が催されており、先日9月14日には高梁市の弥高山公園入り口前広場で「第8回高山市ジャンボカボチャ大会」が催され、296kg(!)のカボチャが優勝したそうですよ。

296キロ歴代2位 川上さん初V 高梁でジャンボカボチャ大会

 巨大カボチャの重さを競う「第8回高山市ジャンボカボチャ大会」が14日、高梁市川上町高山の弥高山公園入り口前広場で開かれ、地元の川上弘さん(70)が296キロで初優勝した。

 主催した地元団体・高山市ジャンボカボチャグループの16人が5月に苗を植え、特殊な酵素などを用いて育てた約20点を出品。カボチャを乗せた台ごとフォークリフトで計測器に置き、重量を調べた。

 8月に雨の日が多かった一方、9月は晴天が続いたため、大きく育ったものの傷みがひどく、出品を取りやめたケースもあったという。歴代2位の重さを記録した川上さんは「栽培が難しい年だったが、水をやり過ぎないのが良かった。優勝できて、苦労が報われました」と話していた。

 通常サイズのカボチャを使ったハロウィーン用のオブジェ作り体験や巨大カボチャの重量当てクイズ、地元産野菜の販売などもあり、家族連れなどが訪れていた。

 上位成績は次の通り。(敬称略)

 (2)山元憲民(高梁市川上町)167・2キロ(3)橋本正徳(同)152・2キロ

山陽新聞 
296キロ歴代2位 川上さん初V 高梁でジャンボカボチャ大会


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野菜・果物・山野草 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/09/20 23:12
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