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2018年を振り返って

平成30年も残りあと僅かとなりました。

この一年間を振り返ってみますと「平成」=「天地、内外ともに平和が達成される」とは言い難い、色々と大変な一年であったなぁと感じます。

様々な出来事があった2018年ですが、やはり一番記憶に残っているのは自然災害ではないでしょうか。
地震・台風・豪雨など甚大な被害が出たもの以外にも火山噴火・記録的な猛暑・豪雪による交通マヒなどもあり、改めて自然の力の前には人間などちっぽけでな存在なんだなあと思い知らされました。

地震や台風の自然災害が比較的少なく安心して暮らしやすいとされる岡山県でも7月の豪雨により倉敷市他多くの地域で被害があり、家屋の浸水被害だけでなく寸断された交通網の回復にも多くの時間が掛かってしまうこととなりました。
直接的には被害が無かった地域でも交通網の寸断のために荷物が配送できずスーパーやコンビニなどの店頭から商品が姿を消してしまい、不便を強いられることになりました。
地球温暖化の影響なのでしょうか?近年、日本の気候が変わってきているように感じます。
梅雨の時期のしとしとと降る雨は少なくなり、夏場の夕立はほとんど降らず、猛烈な日差しと集中的に降る豪雨が増えたように思います。
過ごしやすい春と秋が短くなり、厳しい夏が長く、人間が生活するのには厳しくなってきています。
今年の夏は屋外活動は極力されなければならないほどで、「殺人的な猛暑」という表現が的確に今年の夏を言い現わしていますね。

どうあがいても人間の力では自然には勝つことは出来ませんので、うまく付き合っていくしかありません。
猛暑対策では住宅の面では気密性と断熱性を上げて極力外気の影響を受けないようにすることが求められます。
今迄の気候ならば古民家の襖で区切られた田の字の間取り、日本独自の外と内の中間的存在の縁側など、全てを開放すれば非常に風通しがよく熱のこもらない造りの家ではこれからの猛烈な暑さには対処しきれなくなってきているようで、寂しくも感じます。

日本古来の造りの家は、今迄の環境に適切に寄り添って上手に自然と付き合って暮らしていけるように設計されています。それと同様にこれからの時代の環境にうまく適合した“新しい時代の日本家屋”というものを造りだせればいいのですが。
締めきれば非常に高気密性と断熱性があり、開放すれば非常に風通りが良い造りの家。床上浸水レベルの水害でも室内に進水して来ない防水性能と簡単には流されない文字通り地に足のついた基礎。もちろん耐震性能も求められます。
決して無理ではないとは想いますが、全てをクリアする家となるとちょっとお値段がお高くなってしまいますかね?

来たる2019年は出来るだけ自然災害の少ない一年であって欲しいもの。
いざという時の為に災害への対処準備はしておかないとなりませんが、それが必要なかったねと後で言えるような穏やかな年になって欲しいと心から想います。
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ニュース | トラックバック:(0) | 2018/12/27 08:52