fc2ブログ

似ている?田舎暮らしと結婚

あなたの考えている“田舎暮らし”はどのようなものでしょうか?100人に聞けば100通りの違う返事が返ってくるでしょう。

「菜園のある小さな家で土いじりしながら余生をのんびり過ごしたい」
「稲作に本格的に挑戦したい」
「見晴らし良い高台にハンドメイドでログハウスを建てたい」
「海そばの家で釣りを楽しんだり新鮮な魚介類を堪能したい」
「陶芸をやりたいので釜を作れる土地と薪が採れる山林が欲しい」
「古民家を改装して飲食店を始めたい」
「自分専用のラジコンコースを造りたい」

田舎でやりたいことは人それぞれ千差万別であるように、田舎物件もひとつとして同じスペックの物はありません。誰かが田舎物件の購入を“結婚”みたいなものと言っていました。

全世界69億人すべてが同一の人間がいない中で、1組の男女が出会って愛しあって結婚にたどり着きます。一目惚れもあれば多くの相手とお見合いをした結果であったり、相手を知るにつれ不満が出てきたり、或いは尚更好きになったり。妥協が必要なこともあるでしょう。

田舎物件の購入も同じです。
あなたの考えている田舎暮らしの条件をすべて完ぺきに満たしてくれる物件が見つかる確率は決して高くありません。もちろん物件に一目惚れで購入される方もおられますが、ほとんどは何かが気に入っても何かしら不満点があるものです。そんな中で自分の考える“田舎暮らし”を実現するには何を最優先にするのか?出来ればこうあって欲しいが妥協できる点は?
結婚と同じく、失敗したからといって簡単に買い直しできるものではないので物件選びは慎重になりたい一面、慎重になりすぎて他の人が先に購入してしまった後、「やっぱりあの物件がいい」と思っても同じ物は二つとありません。決断にある程度思い切りの良さが必要になる点も似ていますね。

結婚相手に多くを望むあまり「いい相手が見つからない」と、適齢期を逃してしまっても考えを変えられずに、気づけば自分が妥協しようとも相手の条件に自分が適さなくなってしまう…。
田舎暮らしはのんびりとした生活のように思われていると思いますが、農業をしたい方は想像以上に体力が必要です。野菜作り、特に本格農業を考えておられる方は出来るだけ若いうちに始められることをお勧めします。若くて元気なうちに農業のノウハウを掴んでしまえば高齢になってもやっていけますが(田舎で畑仕事しているオジイチャン・オバアチャンがそうですよね)、体力が衰えた高齢になってから畑仕事を始めるのは大変です。多少希望と違う点があっても、ある程度は妥協をして元気に体が動くうちに田舎暮らしを始められることをオススメします。

あなたにとって理想の田舎暮らしとは?譲れない条件や妥協できる点などを今一度整理して物件選びをしてみませんか?
多くの相手とお付き合いした結果、最終的に幼馴染みと結婚することもあるみたいに、今まで見てきた物件の中から希望に近い物が見つかるかもしれません。

スポンサーサイト



不動産豆知識 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/03/10 15:56
コメント:

管理者のみに表示