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岡山県の地名アレコレ【津山市】

津山市の地名地名って当て字だったり土地特有の読み方があったりと、知らないと読めないモノが結構ありますよね。
そういうわけで、今回は津山市の読みづらい地名や、ちょっと変わった地名、そして城下町津山を表す歴史を感じさせる地名を紹介しましょう。

ちなみに旧加茂町は、平成の大合併の際に津山市と合併して消滅したのですが、町名の頭に“加茂町”が付くことで、今も“加茂町”の名が残っています。


【読みづらい地名】

阿波(あば) “あわ”ではありません
一色(いしき) “いっしき”というふうに跳ねません
瓜生原(うりゅうばら)
野介代(のけだ) 知らないと絶対に読めないですね
加茂町青柳(かもちょうあおやぎ)
加茂町公郷(かもちょうくごう)
加茂町塔中(かもちょうたっちゅう)
加茂町百々(かもちょうどうどう) 美咲町にも同じ地名があります
加茂町戸賀(かもちょうとか) “とが”と濁りません
神代(こうじろ)
河面(こうも)
堂尾(どうのお) 「“どう”の“お”」。音で聴くと“どーのー”と聞こえるので“どうのう”と勘違いしがち
新田(にいだ) “しんでん”とか“にった”と読まないように
八出(やいで)
八社(やさ)


【ちょっと面白い地名・珍しい地名】

押入(おしいれ) “押入”に住んでるって言ったら「ドラえもんかっ!」と突っ込まれそう(笑)
皿(さら) かつて皿などが作られ売られていた。弥生時代の土器が多く出土するところ。
中北上(なかきたかみ) 位置情報だけの地名は珍しくは無いですが、三つも重なるのは少ないでしょう
中北下(なかきたしも)  〃
沼(ぬま) 全域を沼が囲うようにあることからこの地名が付いた


【紛らわしい地名】

奥津川(おくつがわ) 奥津にあるわけじゃありません。“奥津”川ではなく、奥“津川”なのです
坂上(さかうえ) “さかがみ”“さかじょう”ではありません
山下(さんげ) 知らないと“やました”って読んでしまいますね
神戸(じんご) これも知らないと“こうべ”と読みますよね
林田(はいだ)
林田町(はいだまち) “はいだ”と“はいだまち”は別の地名。近いので尚更ややこしいです!
本町(ほんまち) 町名は紛らわしくないが、二丁目・三丁目があるのに一丁目が無いのはナゼ?
新野山形(にいのやまがた) “新野”が付くほうは山形県の“やまがた”
山方(やまがた) “新野”が付かないほうは“方角”の“方”なので間違えないように


【城下町を偲ばせる地名】
津山市には城下町らしく、それを想わせる地名が多く残されています。

大手町(おおてまち) “大手町”は城郭の大手門付近によく付けられる地名で、全国各地でも見られますね
桶屋町(おけやまち) 桶や樽を造る職人が住んでいた町
鍛冶町(かじまち) 刀鍛冶職人達が住んでいた町
金屋(かなや) 鋳物師が暮らしていた。釜屋が金屋に転じた
上紺屋町(かみこうやまち) 染物商(紺屋)の町。下紺屋町(しもこうやまち)もある
北町(きたまち) 津山城下町の内「御北」が改称されて「北町」となった
京町(きょうまち) 元は東京町(ひがしきょうまち)。西京町の二階町への改称に合わせ京町になった
小性町(こしょうまち) 小性=小姓。小姓を暫定的に置いていたが、小姓達の移転後は商人町となった
細工町(さいくのちょう) 木工芸職人の町
材木町(ざいもくまち) 材木商の町
新魚町(しんうおまち) 新設された魚商の町
新職人町(しんしょくにんまち) 美濃職人町に対して“新”と付けられた。武家生活必需品職人の町
船頭町(せんどうまち) 年貢米や物資の運搬をしていた船頭の町
鉄砲町(てっぽうまち) 鉄砲組の足軽が暮らしていた
吹屋町(ふきやまち) 元は鋳物師町と呼ばれていた鋳物師の町。
美濃町(みのまち) 元は「美濃職人町」と呼ばれた、美濃職人が集められていた町
元魚町(もとうおまち) 最初に作られた魚商の町。新魚町が出来て以後、古魚町を経て元魚町になった

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地名アレコレ | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/07/27 16:04
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