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横野滝 フォトレポート

横野滝 フォトレポート
毎日毎日暑い日が続いてウンザリしますね。
今回は涼を求めて津山市の北部にある「横野滝(よこののたき)」に行ってきました。

横野滝は、津山の市街地から北へ車で約20分弱。
のどかな谷里集落を通り抜けた奥、うっそうと原生林がしげるところにあります。津山の奥座敷と呼ばれるこの地は市街地と比べて気温が5度ほどは違い、「あ~涼しい」と肌で感じることが出来ますよ。

横野滝は「一の滝」「二の滝」「三の滝」からなっていて、それぞれに滝壺があり、横野滝はこの三つの滝の総称です。
「一の滝」は「二の滝」へ行く道沿いにあります。樹がしげっていると見えないこともあり、気付かずに通り過ぎる人もいるかもしれません。
横野滝に行くと言えば普通は「二の滝」を指しています。広い駐車場があり、お店もあります。
「三の滝」は「二の滝」のさらに奥。最も高低差があり段々になっていて迫力があります。しかし、ほとんどの人は「二の滝」で満足して「三の滝」を訪れることなく帰っちゃうんですが、なぜでしょうね。

「一の滝」看板「一の滝」へ流れ込む水流
津山市街地を離れ、よく整備された道をひたすらに奥へ奥へ。するとボケ~ッとしてたら見落としてしまいそうな「一の滝」の看板があります。
梅雨から夏場にかけては草木が勢いよく伸びる季節。完全に草木の葉に「一の滝」が隠されていて観ることができません!
川下に行き、川沿いに「一の滝」へ行ってみようかと降りられる場所を探してみたところ、一応行けそうな場所はありましたが、長袖・長靴などの完全装備をしていないとエライ目にあいそう。今回は残念ながらパスすることに。
「一の滝」の上は数mほどが岩肌になっており、滑るように水が勢いよく滝へと流れています。この部分も「一の滝」の一部分だと解釈して「二の滝」へ向かうことにします。


「紅葉亭」
樹齢400年の紅葉の樹紅葉の樹 近影
「紅葉亭」販売窓口天然クーラー
「一の滝」から約500mほどに駐車場と建物があります。この建物は「二の滝」名物の“そうめん流し”が楽しめる「紅葉亭」。横野滝を訪れる人々の大多数の目的はこの“そうめん流し”。「二の滝」で涼んで、よく冷えたそうめんを食べて夏の暑さを忘れようってことですね。
「紅葉亭」ではそうめん流し以外にもジンギスカン鍋などの他のメニューもありますよ。
「紅葉亭」の横に大きく見事な樹齢400年のモミジの樹があります。晩秋には紅葉が美しいですよ。
店の前を「二の滝」から流れてきている渓流で飲み物を冷やしています。天然のクーラーですね。


「二の滝」への道「竜神宮新築記念之碑」
「紅葉亭」横を渓流に沿って奥へ約150m歩くと「二の滝」があります。
道の横に「竜神宮新築記念之碑」がありました。「竜神宮」は「二の滝」の横に建てられていて、古くから雨乞い、眼病に霊験あらたかと言われています。


「二の滝」
「二の滝」 紅葉越しに「二の滝」 竜神宮の横から
「二の滝」。
高低差は約15mだそうです。滝の右には「竜神宮」が建てられています。
上から滝壺を見下ろした写真は「竜神宮」の横から撮ったもの。

「紅葉亭」に戻ってきたらいつの間にやら大勢のお客さんが並んでいますっ!
失敗です。今日は並んでまで“そうめん流し”に挑戦する時間がありません。後ろ髪を引かれる想いで「三の滝」に向かいます。


「三の滝」を詠んだ句碑「三の滝」への道
「紅葉亭」から約700m。
山頂が見えてきだした所に「三の滝」の看板。車数台が止められるスペースがあり、ここから徒歩で滝に向かいます。
滝への道沿いに「三の滝」を詠んだ句碑があり、その向こうに「三の滝」の案内看板があります。


「三の滝」
「三の滝」。
落差は約36mあり、横野滝の中では最大です。
この滝は、ご覧のとおり三段の滝壺を持っており、なかなか迫力があります。
一応、滝の左側から上へ登って行くことは出来るのですが、ちょっと険しいのであまりオススメしません。


「三の滝」 下段
「三の滝」下段


「三の滝」 中段
「三の滝」中断


「三の滝」 上段
「三の滝」上段

今回は滝の飛沫を浴びながらということもあって、とても涼しく撮影を楽しめました。 横野滝は「新緑の春」「夏の避暑」「秋の紅葉」「冬の氷雪」と、四季を通じて楽しむことが出来るところです。
津山に来たら一度は訪れてみてください。

「横野滝」
岡山県津山市上横野
滝開き 毎年4月29日

「紅葉亭」
岡山県津山市上横野2135-1 【地図】
TEL 0868-27-2577
午前11:00~
駐車場 有り

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観光-自然 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/08/11 15:28
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