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田んぼアート競演中!

田んぼアート見学中“田んぼアート”とは、色味の異なる数種類の稲を植えて様々な図柄を田んぼに表現することを言います。

本格的な田んぼアートが始められたのは平成5年、青森県の田舎館(いなかだて)村です。
当初はシンプルな三角形を三つ重ねた形状で「岩木山」と「稲文化のむら いなかだて」の文字を三種の稲を使って表現。まだ“田んぼアート”という言葉もありませんでした。

数年間、田舎館村は毎年同じ図柄を描いていましたが、西暦が2000年になったころからライバルが出現。
他の地域でも同様の取組みが行われ出すのに伴い、平成14年に従来よりレベルアップした高度な新図柄「つがるロマンの稲と月」、翌年に「ダ・ヴィンチ「モナリザ」」を表現。このころから“田んぼアート”という言葉が使われるようになります。

この時、遠近法の影響で「モナリザ」が下半身デブになっていることに気付き、それ以降は遠近法を考慮したデザインに、図柄も年ごとに綿密で精巧なデザインになってきました。使用される稲の種類も三種類から五種類へ、今年は七種の稲を使って「竹取物語」を表現しています。もうこれはコンピューターを使わなければ不可能なレベルです。芸術の域まで達していると言っても過言じゃないでしょう!

「田舎館村」
トップページ下部の写真をクリックで「稲作体験ツアー情報」が観られます。

田んぼアートは現在では全国各地で行われるようになり、今年は98もの田んぼアートが作られているそうです。

「田んぼアートで町興し!」で美作市での田んぼアートを紹介しましたが、美作市での元祖、阪神タイガースをモチーフにした「トラちゃん田んぼ」にならって、昨年から「ジャイアンツ田んぼ」が、今年から「カープ田んぼ」というように、プロ野球セリーグの三球団をモチーフとした田んぼアートが競演中です。
田植えから二カ月が過ぎ、稲がだいぶ育って絵柄がクッキリと表れてきましたので、今日は早朝から三つの田んぼの様子を見に行ってきました。


ジャイアンツ田んぼ
ジャイアンツ田んぼ 全景ハート to ハート
まずは昨年から田んぼアートを始めた「ジャイアンツ田んぼ」から。
この田んぼは美作市の久賀ダムのすぐ近く。ダムの堰堤や道路から見下ろすことができます。
岡山県美作市久賀 【地図】


トラちゃん田んぼ
駐車スペース横の看板脚立サービス
お次は2003年からの歴史がある「トラちゃん田んぼ」。
さすが本家、ビューポイントに脚立を用意してある親切ぶり!
岡山県美作市山城 【地図】



カープ田んぼ
カープ田んぼ ビューポイントの看板黒いのは古代米
最後に向かったのが、今年新参加の「カープ田んぼ」。
大芦高原温泉「雲海」すぐそばで、「雲海」のプール横駐車場がビューポイントです。
※「雲海」は施設を利用しない限り完全無料で、駐車料金などは発生しません。
岡山県美作市上山 【地図】

三つの田んぼがそれぞれ離れているので、主要幹線道路どおりだとかなり大周りになります。今回は裏道(山道)を活用して近道したんですが、それでもかなり時間が掛かってしまいました。
三つを一度にまとめて見学されるなら時間に余裕を持ってお出掛けして下さいね。

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観光-施設 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/08/16 18:42
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