つちのこ発見現場 フォトレポート

現場は岡山県の吉井町。何の変哲もない片田舎の集落です。
(現在は平成の大合併で赤磐市となっています)
農業のNさんが草むらから“頭がドラえもんのようなヘビに似た生物”に遭遇し、とっさに使っていた草刈り機で攻撃したところ、この生物は水路へ逃亡。
その4日後、近所の主婦がこの生物の死骸を発見し丁寧に葬りました。
すべてはここから始まります。
その話を聞いた役場のS課長が「これは“ツチノコ”では?」と、亡骸を掘り起こして生物学の大学教授に鑑定を依頼しました。
このニュースは全国に広まり、県内はおろかはるばる東京からも多数のメディアが吉井町に訪れました。
そして1ヶ月後、教授が鑑定結果を発表。
「ヤマカガシであろうけれども、確かに普通の蛇とは違う、つちのことあすなろを合わせて”ツチナロ”と名づけたい。」とのこと。
これを受けて地元では「つちのこは確かにこの地に生息している」と確信。吉井町では、実はこの事件以前にもツチノコらしき生物の目撃例があったのだそうです。
地元では“黒沢つちのこ研究会”を結成し様々なツチノコ捜索活動を開始。吉井町役場ではツチノコ生け捕りに2000万円の賞金を出すことを決定!
これがまたまた全国的に報道され、ますます吉井町は全国民が知る話題の町となったのでした。

あれから11年。
合併により吉井町は赤磐市となりましたが賞金制度は継続。毎年1万円づつ上乗せされ続けて現在は2011万円になっています。
前置きが長くなりましたが、賞金をゲットするべく(?)現地に行ってきました。
上の写真は和気町方面から美作方面を結ぶ国道374号線。吉井エリアの周匝にある「中村橋」の信号機。
矢印方面に曲がります。

“滝川”沿いの県道265号線をしばらく走り、右手にある「黒本簡易局」を過ぎると道が細くなりますが、そのまま道なりに行くとスグに左手に広めの路側帯があり、写真の看板があります。
ここから発見現場は遠くありませんので、近所迷惑を考えてここに車を停めて歩いて行くことにします。

駐車した路側帯から歩くこと100m余り。集落入口の民家横にツチノコの手配書を発見。
“生け捕り2010万円”と書かれていますがコレは去年のものですね。赤磐市のサイトでは今年の金額が正しく書かれたものが掲載されています。 「つちのこ情報【はじめに】」
さあ、現場まであと少しですよ!



歩いてすぐにある「薬師堂」。
現地案内図と来訪者が記念に書き込める記帳ノート、そして遠路はるばる来訪された方をねぎらう言葉が書かれた看板が置かれていました。せっかくなんで記帳しました。
右手に行くと「ツチノコのお墓」がありました。

確かにヘビとか出てきても不思議じゃない感じです。ちょっと探してみようかなとも思ったんですが、良く考えてみたら生け捕り用の道具を持ってきていません!さすがに素手で捕まえる勇気は無いので今日の所は探索はせずに帰ることにしたのでした。
岡山県赤磐市黒本 【地図】 ※薬師堂の地図です
「赤磐市 つちのこ情報」
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