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めくりめくる 【マンガ】

Amazon.co.jp 「めくりめくる1巻」ワニブックスが出版しているコミック雑誌“コミックGUM(ガム)”に連載されている「めくりめくる」というマンガがあります。
この作品は岡山県倉敷市出身の“拓”さんの初連載作品で、コミックスは現在2巻までが発売中です。

絵のタッチはいわゆる少女漫画っぽいんですが、この人のカラー絵が素晴らしい。
少年漫画的なメリハリの利いた派手な塗りでは無く、かと言って少女漫画的なフワフワ~とした淡い塗りでもなく、落ち着いた色彩で空気感があり言ってみればリアル系な色塗りです。
実線が使われているキャラクターも地味な色合いではありますが、背景の描写には実践が使われてないのでちゃんと引き立っています。
このような色の塗り方をするイラストレーターの代表格に“たかみち”と言う人がいることから、一部の方々の間では「たかみち塗り」と言われているようですね。


さて、今回この「めくりめくる」をご紹介するのは、作者の拓さんが倉敷出身ということだけではなく、作品の舞台が倉敷市だからです。
この作品の概要ですが、倉敷市内を舞台に地元高校生の少年少女たちの日常生活をオムニバス形式で描いています。
超絶イケメンやアイドル的美少女は出てきませんし、超能力を持ったヒーローや魔法使いも出てきません。少女がタイムリープすることもありませんし、殺人事件も起きません。誰でも経験しうる些細な出来事を現代の少年少女の目線でさらりと表現されています。

ですからドキドキワクワクするお話や恋愛物語に胸キュンすることを期待して読んだら、「はぁ?」となってしまうのでしょうが、その点を踏まえて読むと学生時代を経験した人なら自分の学生時代が蘇り、心地良いノスタルジーに浸ることが出来るか、もしくは自分の学生時代と比較して「今の子供達ってこうなんだなー」なんて感慨にふけりながら読むことが出来る作品と思います。
大きく感情を揺さぶられるような出来事が無い分、穏やかな気分で少年少女の日常生活になんだかほのぼのとさせられる作品ですね。


この作品に注文が無いわけではありません。
この作品を使って倉敷市観光課とコミックガムによる共同キャンペーン「めくりめくる倉敷」が開催されていて、先日行われたコミックマーケット(通称コミケ)でも倉敷市観光課が出展をするなど「めくりめくる」で倉敷をPRしているのですが、作品内での“倉敷市の扱い”に若干疑問点があります。
※地方自治体がコミケに出店するのは初で、異例のことです。
「倉敷観光WEB INFORMATION」

作品の中では倉敷市の風景が数多く描写されています。しかしそれが物語と大きく拘わりあっているわけでは無く、仮に他の地方のどこかでもいいような。

登場するキャラクターの話し言葉は標準語で、岡山弁らしいものは出てきません。そりゃ、ベタベタな岡山弁のセリフを文字で書いたら岡山県外の読者にはチンプンカンプンだったりしてしまうでしょうが、語尾に「じゃけん」とか「~せられー」とか程度なら問題ない気がしますが。なんなら欄外に注釈を書いておいてもいいわけですし。

リアルなタッチで描かれた風景は確かに倉敷市そのものなんですが、その風景を他のものに変えてしまっても成り立ってしまう。せっかく倉敷を舞台にしているんですから、風景以外でも“倉敷”を感じさせる描写が欲しいと思います。


そこで考えたのですけど誰か(作者の拓さんでも良いですし、倉敷市観光課の方でもいいのですが)『真訳・めくりめくる』と題して、キャラクターのセリフを岡山弁に置き換えたリアル倉敷バージョンを出してくれませんかね?
敢えてセリフの標準語訳は掲載せず、オリジナルと読み比べてもらうんです。
うまくすれば、オリジナルと真訳の両方を購入してもらえて売上倍増に期待できませんかね?

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作品紹介 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/08/30 15:50
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