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釣りバカ日誌18 【映画】

「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」 amazon.co.jp「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」
2007年公開 / 松竹 / 監督:朝原雄三 / 脚本:山田洋次
原作:やまさき十三 (作)・北見けんいち(画)・小学館「ビックコミックオリジナル」連載
キャスト:西田敏行・三國連太郎・浅田美代子・壇れい・高嶋政伸・石田靖 他

釣りバカ日誌シリーズのタイトルってサブタイトルが長いんで、この記事タイトルでは省略させて貰いましたが、正しくは『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』です。
タイトルに18となっていますが、実はナンバリングされていない“6と7の間のスペシャル”、“11と12の間の幕末が舞台の番外編”が製作されているので、実質20作目の釣りバカ日誌映画版になります。

2007年9月8日公開の作品ですが、ロケが行われた岡山県では一足早く8月25日から先行公開されました。

“釣りバカの能天気サラリーマン・ハマちゃん”と“釣り好きな社長のスーさん(今作で退任し会長に)”ふたりが、全国各地で釣りを楽しみながら出会った人々人間ドラマに絡んでいくという映画シリーズ。
『フーテンの寅さん』シリーズに並ぶ国民的映画シリーズだったんですが、2009年の『釣りバカ日誌20 ファイナル』でシリーズに幕を下ろしたのは残念ではありますが、スーさんを演じる三國さんの年齢を考えるとやむなしでしょうか。

この「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」は岡山県の“瀬戸浜市”という瀬戸内海に接した架空の町が舞台です。
なんで実際の地名を使わないんだろうと疑問に思いながら観ているうちにその理由わかりました。
瀬戸内海を行政がリゾート開発を進めようとするのですが、環境破壊されてしまうことを危惧する地元民が対立。そのリゾート開発にスーさんの会社でありハマちゃんの勤め先である鈴木建設が噛んでいたために、ハマちゃんとスーさんも…というストーリー。実際の地名ではやりづらいですよね。

まだ未見の人にはネタバレになっちゃうので、ストーリーに関してはこの程度に抑えておきましょう。

岡山県が舞台ということで普通に岡山弁がポンポンでてくるんですが、サブキャラクターの石田靖さんがうまかった!彼は吉本の芸人さんで生まれも兵庫県伊丹市なので普段は関西弁バリバリ。
岡山弁のイントネーションは関西よりも標準語に近いのでコレはちょっと意外でしたねー。
他の役者さんも岡山弁をしゃべってはいるんですが、ちょっとよそいきな岡山弁?なイメージ。もう少しベタな岡山弁をしゃべるオッサンや爺ちゃんなんかを出してくれてもよかったのに。

この作品は瀬戸浜市でのシーンはほぼ岡山県内でロケされているようなので調べてみました。
瀬戸内市・備前市・玉野市・笠岡市などの瀬戸内海に面した所だけで撮影しているのかと思ったら、予想外に山の中のイメージがある高梁市で“岡山の影の実力者・渋谷剛三”の邸宅シーンを撮っていたり、海からははるか遠い鏡野町でレンゲ畑のそばを車が走るシーンやリゾート開発の住民説明会のシーンが撮影されていたんですねぇ。

今作は“釣り”のシーンこそ多くはありませんでしたが、瀬戸内海の美しい海の風景・海のそばで暮らす人々の海を愛する思いなどがよく現わされていて、立派に釣り映画として成立していたと思います。

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作品紹介 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/10/16 14:30
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