稲刈り後の田んぼ

稲を刈取ると同時に脱穀、藁は粉砕してしまうコンバインが主流となった現代の“稲刈り後の田んぼ”には何もない状態が普通になりました。
昔は手で稲刈りをし、ホダ掛けをして天日で乾燥させ、脱穀後はワラをまとめて造られたワラグロが田んぼに並んでいる光景が普通に観られたものなんですが。
ちょっとさみしい気はしますが、農家の高齢化や専業農家の減少などを考えますと、手間と体力が必要なホダ掛け作業やワラグロ造りをされなくなっても仕方がないことですね。そもそも昔と違って藁を使わなくても便利で安く買える道具があります。
藁製品は天然素材で土に還るエコロジーなもの。そして石油原料の製品には無い暖かみがあります。出来ることなら後世に残したいものですが、これも時代の流れですので仕方のないことなんでしょうね。
今回は数少なくなったホダ掛け風景、ホダ掛けをせず田んぼにワラ束を伏せている光景、ワラグロの写真を撮ってきましたのでご紹介します。
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