津山弁講座:単語【ら・わ・ん】
【ら】【わ】【ん】で始まる単語を例文とその翻訳、解説付きで紹介しています。
【らっしない】だらしない・みっともない
例)「なんなー、そのらっしない格好は。もうちぃたぁええ格好して来にゃあ。」
訳)「なんだよ、そのだらしのない格好は。もう少しはいい格好して来ないと。」
“らっしない”は、標準語の“だらしない”が元だと思っていましたが、実はその逆のようです。
僧侶の位に『臈次(らっし)』というのがあるそうで、広辞苑を調べてみると「臈次もない=順序が立たない・乱雑である・だらしない」とありました。標準語の“だらしない”はこの臈次に“駄”が付け加えられたものだと言われています。
中部地方のほうでも語源が同じと思われる“らっしもない”とか“だっしゃもない”という方言が使われているようです。
ところで標準語の“だらしない”は見た目・行動・考え方・生活態度などに使われますが、“らっしない”は服装や髪形などの見た目や世間体的にみっともない行動などに使われます。
生活態度などがだらしない場合は“らっしない”ではなく、“だらず”と言います。
田舎は都会よりも世間体を気にする人が多いと言われますが、この“らっしない”という言葉もそれを反映しているのかも知れませんね。
【わや】めちゃくちゃ、収拾がつかない様子
例)「あーあ、おめーのせぇでみんなわやじゃがな。」
訳)「あーあ、お前のせいでみんなめちゃくちゃじゃないかよ。」
強調語に“わやくちゃ”があります。
中部地方や関西地方でも使われています。テレビで関西の芸人さんがよく使っているんで、全国的にもその意味・使い方は広まっているんではないでしょうか。
【わりゃあ】お前は
例)「わりゃあなにゅーしょーんな。」
訳)「お前はなにをしているんだよ。」
丁寧な言葉とは言えない単語ですね。語源は「我は」です。
誰かに話しかける際に強い口調で言いたい場合に使用しますが、そのような状況でも女性がこの言葉をし世するのは稀です。それだけキツイ単語なので、女性がこの“わりゃあ”を使ってきたならそうとう怒り心頭な状況だと考えて間違いないでしょう。
男性の場合はそうでもなく、口癖のようになっている方も珍しくないので、怒っているのはどうかは話の流れや状況などで落ち着いて判断してください(苦笑)。
【わるご】タチの悪いいたずらっこ、悪事を働く人、またはその行動
例)「あいつぁーわるごばーしょーるけん、ろくな大人になるまー。」
訳)「あいつは悪いコトばっかりしているんで、ろくな大人にならんだろう。」
いたずらっこにもいろいろとありまして。
カワイゲのあるいたずらをしたりする子供の事は“わるご”とは言いません。
スグに乱暴をしたり、物を壊したり、人のものを無断で取ったりと迷惑をかけることを好んでする子供やその行動のことを“わるご”と言います。
ただし、完全なる犯罪者やその行為に対しては使用しません。それはもう“わるご”の範疇をこえてしまっていますので。軽犯罪レベルと考えていただけたら良いかと思います。
※“わるご=悪子”で“子”が付いていますが、成人にも使用する場合もあります。
【んーん】No、いいえ
例)「んーん、そりゃあ違うんで。」
訳)「いいや、それは違うんだ。」
ちょっと子供っぽい言葉で、公式な場所では使用しないほうがいいでしょう。
しかし柔らかいニュアンスがありますので、相手の意見や勘違いをヤンワリと否定する事が出来る便利な言葉でもあります。
TPOにだけ気をつけて上手に使ってください。
例)「なんなー、そのらっしない格好は。もうちぃたぁええ格好して来にゃあ。」
訳)「なんだよ、そのだらしのない格好は。もう少しはいい格好して来ないと。」
“らっしない”は、標準語の“だらしない”が元だと思っていましたが、実はその逆のようです。
僧侶の位に『臈次(らっし)』というのがあるそうで、広辞苑を調べてみると「臈次もない=順序が立たない・乱雑である・だらしない」とありました。標準語の“だらしない”はこの臈次に“駄”が付け加えられたものだと言われています。
中部地方のほうでも語源が同じと思われる“らっしもない”とか“だっしゃもない”という方言が使われているようです。
ところで標準語の“だらしない”は見た目・行動・考え方・生活態度などに使われますが、“らっしない”は服装や髪形などの見た目や世間体的にみっともない行動などに使われます。
生活態度などがだらしない場合は“らっしない”ではなく、“だらず”と言います。
田舎は都会よりも世間体を気にする人が多いと言われますが、この“らっしない”という言葉もそれを反映しているのかも知れませんね。
【わや】めちゃくちゃ、収拾がつかない様子
例)「あーあ、おめーのせぇでみんなわやじゃがな。」
訳)「あーあ、お前のせいでみんなめちゃくちゃじゃないかよ。」
強調語に“わやくちゃ”があります。
中部地方や関西地方でも使われています。テレビで関西の芸人さんがよく使っているんで、全国的にもその意味・使い方は広まっているんではないでしょうか。
【わりゃあ】お前は
例)「わりゃあなにゅーしょーんな。」
訳)「お前はなにをしているんだよ。」
丁寧な言葉とは言えない単語ですね。語源は「我は」です。
誰かに話しかける際に強い口調で言いたい場合に使用しますが、そのような状況でも女性がこの言葉をし世するのは稀です。それだけキツイ単語なので、女性がこの“わりゃあ”を使ってきたならそうとう怒り心頭な状況だと考えて間違いないでしょう。
男性の場合はそうでもなく、口癖のようになっている方も珍しくないので、怒っているのはどうかは話の流れや状況などで落ち着いて判断してください(苦笑)。
【わるご】タチの悪いいたずらっこ、悪事を働く人、またはその行動
例)「あいつぁーわるごばーしょーるけん、ろくな大人になるまー。」
訳)「あいつは悪いコトばっかりしているんで、ろくな大人にならんだろう。」
いたずらっこにもいろいろとありまして。
カワイゲのあるいたずらをしたりする子供の事は“わるご”とは言いません。
スグに乱暴をしたり、物を壊したり、人のものを無断で取ったりと迷惑をかけることを好んでする子供やその行動のことを“わるご”と言います。
ただし、完全なる犯罪者やその行為に対しては使用しません。それはもう“わるご”の範疇をこえてしまっていますので。軽犯罪レベルと考えていただけたら良いかと思います。
※“わるご=悪子”で“子”が付いていますが、成人にも使用する場合もあります。
【んーん】No、いいえ
例)「んーん、そりゃあ違うんで。」
訳)「いいや、それは違うんだ。」
ちょっと子供っぽい言葉で、公式な場所では使用しないほうがいいでしょう。
しかし柔らかいニュアンスがありますので、相手の意見や勘違いをヤンワリと否定する事が出来る便利な言葉でもあります。
TPOにだけ気をつけて上手に使ってください。
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