田舎と都会の生活費
都会と比べて田舎は物価が安いというイメージを持たれている方、少なくないと思います。
はたして“田舎暮らし”は本当に経済的なのでしょうか?
もちろん、持家暮らし・借家暮らし・マイカーの有無などなど、人それぞれの状況で生活に掛かる費用には違いがあって一概には言うことができませんが、平均的に見て比較してみたいと思います。
はたして“田舎暮らし”は本当に経済的なのでしょうか?
もちろん、持家暮らし・借家暮らし・マイカーの有無などなど、人それぞれの状況で生活に掛かる費用には違いがあって一概には言うことができませんが、平均的に見て比較してみたいと思います。
【家に掛かる費用】
これは言うまでも無く都会の方が高いですね。
まず家を新築する場合、同じ上物(建物)を建てても田舎と都会では地価が大きく違いますので、田舎の方が格安で建てることができます。逆に同じ予算で家を建てたなら田舎の方がいい建材を使い立派な家を広い土地に建てることが出来ます。
売り物件(建売住宅や中古住宅)にしても田舎の方が低価格です。まぁこの辺はみなさん御承知のこととおもいます。ただ、安い売り物件には安いなりの理由があったりもするもので、とてつもなく不自由な利便性であったり、補修にかなり費用がかかる状態であったり。
しかし、利便性が悪い=のどかで静かな住環境とも言えますので、利便性よりも環境を重視する方には願ったりかなったりでしょうし、家の補修にしても自分の手でリフォームをしたい方なら費用は材料費のみですから、こちらも願ったりかなったりですね。
賃貸物件の面では田舎でも極端に安かったりはしないものの、やはり都会と比べてみると安いですね。
ただ、“田舎暮らし”をしたい方がマンションやアパートを選ばれることは少ないと思います。田舎っぽい造りの家を賃貸物件で探されている方も少なくないと思いますが、こちらは需要に供給が追い付いていません。
家を借りる立場としては、イタミや汚れが無く気持ちよく暮らせる状態があたりまえですが、そのような空き家はあまりありません。使っていない家を持っていても、あちこちにイタミがあってそれを大金を掛けて修理して賃貸するよりも、現状のままで売却することを選ばれる方が多いからなんです。
【食費】
意外に思われるかもしれませんが、スーパー等で販売されている商品は都会の方が安いのではないでしょうか?
田舎には都会のような大型店舗が多数あって販売競争をしているといった状況はありません。
販売競争=価格競争とも言え、競争相手のいない田舎ではガンバって価格を下げる必要がありませんし、都会ほど大量に商品をさばけるわけでもありませんので、全国的に流通している商品はそれほど安くなりにくいですね。
大型スーパーまでは遠いがコンビニや小さい商店ならある場合、ちょっとしたものならその店で購入するものですが、そういった店舗は希望小売価格のまんまで販売されています。
しかし、地元産の農産物や加工品はJA・青空市場・道の駅などに持ち込まれ、中間に卸業者が入ることも少ないので、新鮮な物が安く販売されています。これは田舎ならではのメリットと言えるでしょう。
家庭菜園をされる場合、自分の家で食べるだけの量しか栽培しないのならば、種・苗の購入費・肥料・育てる手間暇などを考えますとコスト面ではあまりお得感はありません。でも自分で育てたものを食べる喜びは大きいですし、自分が育てたのだから安心して食べられます。
また、隣近所などと上手くコミュニケーションをすることができているならば、いろいろと収穫物をお裾分けしてくださいます。食べきれないほどにいただいてしまって保存に四苦八苦したという話も聞きます。
お店で販売しているものは都会の方が安いが、野菜等の地元産のものは田舎の方がお得ということで食に関してはイーブンではないでしょうか。
【交通費】
都会ではマイカー移動よりも電車やバス利用がメインの方が多いと思います。それに対して田舎ではマイカー必須な地域のほうが多いのが現状です。しかも通勤用の車のほかに農作業用に軽トラックを所有している方も少なくありません。
車の購入費・維持費・ガソリン代・保険代を考えますと、都会でマイカー不要の生活の方が圧倒的に経済的です。もちろん田舎でもマイカーを持たず、比較的近場は自転車で、遠距離へ出掛ける時にはタクシーを呼んだり近所の人に助けてもらったりという人もおられますが少数派です。
マイカーが無くても大丈夫な都会、無いと不自由な田舎。交通費の面では都会暮らしの方が経済的ですね。
【光熱費】
いわゆる電気代や水道代などのライフラインに必要な費用に極端な違いは出ませんが、若干都会の方が高めです。
現代では田舎でも少なくなりましたが“くど”や薪で焚く風呂があり、燃料となる薪も自分の所有する山で調達できるなら更に安上がりになりますね。
最近話題のソーラーパネルの設置の面でも、田舎の方が陽当たりの障害になるものが無いことの方が多いので有利でしょう。都会では難しい風力発電装置も田舎なら敷地内に設置出来る可能性があります。
以上の事を総合してみますと、やはり田舎の方が経済的な気がします。しかし収入の面では明らかに都会に比べて田舎のほうが劣ることをお忘れないように。その点も加味するとあまり大きな違いは無いような?
結局のところ経済的な損得で“田舎暮らし”を考えてみても仕方のないこと。
“どのような環境でどのような生活をしていきたいのか”を最も重要視するべきで、金銭的なことはそのあとのお話です。
「田舎に安い売り物件があるから」という理由だけで田舎暮らしを始めてしまったら、何かトラブルがあった時にすごく後悔してしまうことでしょう。しかし夢を実現するためのプランをしっかりと持っていたなら、多少の障害があっても乗り越えられるのではないでしょうか。
これは言うまでも無く都会の方が高いですね。
まず家を新築する場合、同じ上物(建物)を建てても田舎と都会では地価が大きく違いますので、田舎の方が格安で建てることができます。逆に同じ予算で家を建てたなら田舎の方がいい建材を使い立派な家を広い土地に建てることが出来ます。
売り物件(建売住宅や中古住宅)にしても田舎の方が低価格です。まぁこの辺はみなさん御承知のこととおもいます。ただ、安い売り物件には安いなりの理由があったりもするもので、とてつもなく不自由な利便性であったり、補修にかなり費用がかかる状態であったり。
しかし、利便性が悪い=のどかで静かな住環境とも言えますので、利便性よりも環境を重視する方には願ったりかなったりでしょうし、家の補修にしても自分の手でリフォームをしたい方なら費用は材料費のみですから、こちらも願ったりかなったりですね。
賃貸物件の面では田舎でも極端に安かったりはしないものの、やはり都会と比べてみると安いですね。
ただ、“田舎暮らし”をしたい方がマンションやアパートを選ばれることは少ないと思います。田舎っぽい造りの家を賃貸物件で探されている方も少なくないと思いますが、こちらは需要に供給が追い付いていません。
家を借りる立場としては、イタミや汚れが無く気持ちよく暮らせる状態があたりまえですが、そのような空き家はあまりありません。使っていない家を持っていても、あちこちにイタミがあってそれを大金を掛けて修理して賃貸するよりも、現状のままで売却することを選ばれる方が多いからなんです。
【食費】
意外に思われるかもしれませんが、スーパー等で販売されている商品は都会の方が安いのではないでしょうか?
田舎には都会のような大型店舗が多数あって販売競争をしているといった状況はありません。
販売競争=価格競争とも言え、競争相手のいない田舎ではガンバって価格を下げる必要がありませんし、都会ほど大量に商品をさばけるわけでもありませんので、全国的に流通している商品はそれほど安くなりにくいですね。
大型スーパーまでは遠いがコンビニや小さい商店ならある場合、ちょっとしたものならその店で購入するものですが、そういった店舗は希望小売価格のまんまで販売されています。
しかし、地元産の農産物や加工品はJA・青空市場・道の駅などに持ち込まれ、中間に卸業者が入ることも少ないので、新鮮な物が安く販売されています。これは田舎ならではのメリットと言えるでしょう。
家庭菜園をされる場合、自分の家で食べるだけの量しか栽培しないのならば、種・苗の購入費・肥料・育てる手間暇などを考えますとコスト面ではあまりお得感はありません。でも自分で育てたものを食べる喜びは大きいですし、自分が育てたのだから安心して食べられます。
また、隣近所などと上手くコミュニケーションをすることができているならば、いろいろと収穫物をお裾分けしてくださいます。食べきれないほどにいただいてしまって保存に四苦八苦したという話も聞きます。
お店で販売しているものは都会の方が安いが、野菜等の地元産のものは田舎の方がお得ということで食に関してはイーブンではないでしょうか。
【交通費】
都会ではマイカー移動よりも電車やバス利用がメインの方が多いと思います。それに対して田舎ではマイカー必須な地域のほうが多いのが現状です。しかも通勤用の車のほかに農作業用に軽トラックを所有している方も少なくありません。
車の購入費・維持費・ガソリン代・保険代を考えますと、都会でマイカー不要の生活の方が圧倒的に経済的です。もちろん田舎でもマイカーを持たず、比較的近場は自転車で、遠距離へ出掛ける時にはタクシーを呼んだり近所の人に助けてもらったりという人もおられますが少数派です。
マイカーが無くても大丈夫な都会、無いと不自由な田舎。交通費の面では都会暮らしの方が経済的ですね。
【光熱費】
いわゆる電気代や水道代などのライフラインに必要な費用に極端な違いは出ませんが、若干都会の方が高めです。
現代では田舎でも少なくなりましたが“くど”や薪で焚く風呂があり、燃料となる薪も自分の所有する山で調達できるなら更に安上がりになりますね。
最近話題のソーラーパネルの設置の面でも、田舎の方が陽当たりの障害になるものが無いことの方が多いので有利でしょう。都会では難しい風力発電装置も田舎なら敷地内に設置出来る可能性があります。
以上の事を総合してみますと、やはり田舎の方が経済的な気がします。しかし収入の面では明らかに都会に比べて田舎のほうが劣ることをお忘れないように。その点も加味するとあまり大きな違いは無いような?
結局のところ経済的な損得で“田舎暮らし”を考えてみても仕方のないこと。
“どのような環境でどのような生活をしていきたいのか”を最も重要視するべきで、金銭的なことはそのあとのお話です。
「田舎に安い売り物件があるから」という理由だけで田舎暮らしを始めてしまったら、何かトラブルがあった時にすごく後悔してしまうことでしょう。しかし夢を実現するためのプランをしっかりと持っていたなら、多少の障害があっても乗り越えられるのではないでしょうか。
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