津山弁講座:単語【す・せ・そ】
【す】【ず】【せ】【そ】【ぞ】で始まる単語を例文とその翻訳、解説付きで紹介しています。
【すっかんくう】当てが外れること、空振りすること
例)「あの店、えろぉ評判ええんで行ってみたねぇ、定休日ですっかんくうたわ。」
訳)「あの店、すごく評判いいんで行ってみたのに、定休日で当てが外れたよ。」
“すっかん”とは空振ったときの擬音=“スカッ”からきているんだと想います。相手にされないことを“すっかんをくらう”と言いますが、これとは意味が違います。
動詞として使う場合、例えば何かを蹴飛ばそうとしたのにその対象物が予想外に移動して蹴りが空振ってしまって勢い余って尻もちをついた時「すっかんくろーて尻もちついた」と言います。
【すねぼん】膝・膝小僧
例)「どしたん?えろぉすねぼん擦りむいとるがな」
訳)「どうしたの?すごく膝小僧擦りむいてるじゃないの」
「すねぼんさん」とも言います。
脛(すね)は膝頭から足首当たりをいいますが、「すねぼん」は膝頭(膝小僧)を指します。基本的には幼児語と思われますが、大人が使うことも普通にあります。
【ずる】ずり落ちること
例)「ベルトが切れてしも―て、スボンずってしゃあないわ。」
訳)「ベルトが切れてしまって、スボンがずり落ちてしょうがないよ。」
ズルズルとずり落ちるところからきているんでしょうね、多分。
インチキを意味する「ズル」とは関係ありません。
【せらう】逆らう
例)「最近ウチの子反抗期でせろーてばーでおえん」
訳)「最近ウチの子は反抗期で逆らってばっかりで困るよ」
「せらう」という言葉はアチコチの方言にあるようですが、津山の場合とは意味合いが違うようです。
同じ岡山県内にも関わらず県南部での「せらう」とも意味が違っています。
津山など県北部では逆らうという意味ですが、岡山県南部では「嫉妬する」或いは(子供が)むずがる、駄々をこねる様子を言うそうです。
【せわぁない】大丈夫・心配いらない
例)「そない心配せんでもせわぁねーっちゃ。」
訳)「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。」
世話がいらない=大丈夫ってことなんでしょうね。
「せわぁない」と伸ばさずに「せわない」と言う場合もあります。
標準語でも使う「○○ならば世話はいらない」とは違いますが、津山弁でも「○○なら世話ぁいらんわ」のように使います。
紛らわしいような気もしますが、話の流れや言い方で判別できるので意味を取り違えることはあまりないんじゃないでしょうか。
【そっ】「はい、どうぞ」と物を差し出す時の言葉
例)「そっ。熱いうちに飲みんちゃい。」
訳)「はいどうぞ。熱いうちに飲みなさいね。」
目上の人やお客様に対しては使いません。
親しい関係の相手や自分よりも目下の相手に対して何かを差し出す時に使う言葉ですね。
【ぞんぞ】寒気(さむけ)・鳥肌
例)「ぞんぞがする思ーたら熱まで出てきたが。」
訳)「寒気がすると思ったら熱まで出てきたよ。」
「ぞんぞんする」とも言うようです。鳥肌が立つことを「ぞんぞが立つ」または「ぞんぞが付く」などと言います。
岡山県だけでなく近隣の山陰地方の出雲弁でも同じ意味で「ぞんぞ」と言うそうですが、なんと辞書にも同じ意味で「ぞんぞ」が載っていました!元々は現代では死語になってしまった標準語のようですね。
例)「あの店、えろぉ評判ええんで行ってみたねぇ、定休日ですっかんくうたわ。」
訳)「あの店、すごく評判いいんで行ってみたのに、定休日で当てが外れたよ。」
“すっかん”とは空振ったときの擬音=“スカッ”からきているんだと想います。相手にされないことを“すっかんをくらう”と言いますが、これとは意味が違います。
動詞として使う場合、例えば何かを蹴飛ばそうとしたのにその対象物が予想外に移動して蹴りが空振ってしまって勢い余って尻もちをついた時「すっかんくろーて尻もちついた」と言います。
【すねぼん】膝・膝小僧
例)「どしたん?えろぉすねぼん擦りむいとるがな」
訳)「どうしたの?すごく膝小僧擦りむいてるじゃないの」
「すねぼんさん」とも言います。
脛(すね)は膝頭から足首当たりをいいますが、「すねぼん」は膝頭(膝小僧)を指します。基本的には幼児語と思われますが、大人が使うことも普通にあります。
【ずる】ずり落ちること
例)「ベルトが切れてしも―て、スボンずってしゃあないわ。」
訳)「ベルトが切れてしまって、スボンがずり落ちてしょうがないよ。」
ズルズルとずり落ちるところからきているんでしょうね、多分。
インチキを意味する「ズル」とは関係ありません。
【せらう】逆らう
例)「最近ウチの子反抗期でせろーてばーでおえん」
訳)「最近ウチの子は反抗期で逆らってばっかりで困るよ」
「せらう」という言葉はアチコチの方言にあるようですが、津山の場合とは意味合いが違うようです。
同じ岡山県内にも関わらず県南部での「せらう」とも意味が違っています。
津山など県北部では逆らうという意味ですが、岡山県南部では「嫉妬する」或いは(子供が)むずがる、駄々をこねる様子を言うそうです。
【せわぁない】大丈夫・心配いらない
例)「そない心配せんでもせわぁねーっちゃ。」
訳)「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。」
世話がいらない=大丈夫ってことなんでしょうね。
「せわぁない」と伸ばさずに「せわない」と言う場合もあります。
標準語でも使う「○○ならば世話はいらない」とは違いますが、津山弁でも「○○なら世話ぁいらんわ」のように使います。
紛らわしいような気もしますが、話の流れや言い方で判別できるので意味を取り違えることはあまりないんじゃないでしょうか。
【そっ】「はい、どうぞ」と物を差し出す時の言葉
例)「そっ。熱いうちに飲みんちゃい。」
訳)「はいどうぞ。熱いうちに飲みなさいね。」
目上の人やお客様に対しては使いません。
親しい関係の相手や自分よりも目下の相手に対して何かを差し出す時に使う言葉ですね。
【ぞんぞ】寒気(さむけ)・鳥肌
例)「ぞんぞがする思ーたら熱まで出てきたが。」
訳)「寒気がすると思ったら熱まで出てきたよ。」
「ぞんぞんする」とも言うようです。鳥肌が立つことを「ぞんぞが立つ」または「ぞんぞが付く」などと言います。
岡山県だけでなく近隣の山陰地方の出雲弁でも同じ意味で「ぞんぞ」と言うそうですが、なんと辞書にも同じ意味で「ぞんぞ」が載っていました!元々は現代では死語になってしまった標準語のようですね。
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また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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