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八出天満宮で合格祈願

八出天満宮で合格祈願

いよいよ受験シーズンもたけなわ!ということで、受験生の皆さんは最後の追い込みに大変だと思います。
「やれるだけやったので、もう後は神様に祈るだけっ!」ということで、この時期は各地の神社へ合格祈願に行く人も多いでしょう。
福岡県の「太宰府天満宮」が合格祈願の神様として全国的に有名ですが、我が津山市にも学問の神様が祀られている「八出天満宮(やいでてんまんぐう)」があり、毎年この時期には合格祈願をする学生達が多く訪れます。

八出天満宮は津山駅の東、吉井川沿いの集落の中にあります。ここに祀られているのは、生前優れた学者・詩人であったことから学問の神様として信仰されている「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)」。

八出天満宮の縁起によりますと、道真の父「是善」がこの地=美作の国司として赴任していた時に流り病を患い、それを心配した道真が京都から遠路父の見舞いに訪れたのだそうです。
ところが既に病気は完治していて安心して帰ろうとしたところ、別れを惜しんだ里人が道真に留まるように懇願しました。
そこで道真は木工に自分の木像を掘らせて、この像を里人に渡して「汝この像を見ること吾を見る如し」と告げて帰京。そして里人は祠を建てて木像を祀ったとのことです。
木像が完成するまで八日この地へ留まり出立されたことから、この地を「八夜御出村(やよおでむら)」と呼ぶようになるも、いつしか略して「八出(やいで)」となり、菅原道真公を祭神とする八出天満宮ができたのだそうです。


鳥居
現在の本殿は寛永14年(1637年)に津山藩第2代藩主・森長継によって新建築されたもので、津山市内に現存する社寺としては二番目に古く、津山市の重要文化財に指定されています。
しかし、かなりの老朽化が進んでいて昨年から改修工事が始まっており、現在はその真っ只中。
完工予定は今年の3月頃になるようです。
臨時の社務所?のコミュニティハウス神門
車一台なら通れる参道を進むと右手に臨時の社務所(普段は集落のコミュニティハウスとして利用しているようです)、左手に駐車場があります。
神門の左手に天満宮の縁起が書かれた案内板と市指定重要文化財の碑があります。
今日と明日は、毎年恒例の合格祈願祭。訪れたのは午前10時過ぎでしたが、すでに数名の先客がいるようです。


拝殿
拝殿。
なるほど、かなり歴史を感じさせる建物ですね。この後ろにある本殿は工事中のため足場が組まれ、シートに覆われていました。


参拝客臥牛の像
写真を撮っていると入れ替わり立ち替わり参拝客が。拝殿の中にも祈祷待ちをしている家族がいました。
そして拝殿の前に鎮座している牛。
道真と牛の関係は深く、数々の逸話があるようですが、それほどまでに道真が牛を愛していたことから来ているのでしょう。天満宮では必ず神使(祭神の使者)として臥牛の像が置かれています。


祈祷風景梅の樹とおみくじ
そうこうしていると、待機中だったご家族の祈祷が始まりました。
駐車場には梅の木が植えられているんですが、ここにおみくじが括られていました。今はまだ蕾の梅の花ですが、合格発表がされる頃にはキレイな花を咲かせることでしょう。
みなさんにも春が来て合格と言う花が咲くといいですね♪

「八出天満宮」
岡山県津山市八出357 【地図】
宮司宅TEL:0868-24-3310
駐車場:有

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観光-史跡 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2012/01/21 16:11
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