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桜もいいけどコチラも見ごろ

昨日の岡山県は全域雨模様でしたが、今日は絶好の行楽日和です。
ここのところ良い天気が続いていたおかげで、桜がアチコチで一気に咲き始めました。津山の鶴山公園でも満開に近い桜の樹もあるようで、今週末は花見客で賑わいそうです。

鶴山公園も素晴らしい桜の名所ですが、他にも代表的な花見スポットのひとつに「醍醐桜」があります。
「醍醐桜」は岡山県下No.1の大きな桜の樹。推定樹齢は700年とも1000年以上とも言われており、「新日本名木百選」に選ばれている銘木です。木の高さ18m・枝張りは四方に20mもあります。
平成15年のNHKの大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の第一話、武蔵が幼いころを振り返るシーンで登場していますので記憶にある方もいらっしゃるのでは?

カタクリの花
さて、そんな「醍醐桜」の近くにカタクリの花の群生地があります。
カタクリの花は冷涼な場所を好んで自生しますが、斜面になっているところが多いようです。その球根は地中20cmほどのところにあり、道具を使用しないと掘り出せないので、採取されにくい山野草です。鮮烈な紫色をした花を咲かせますが、非常に弱々しいこの花は近年の気温温暖化や農薬などのせいか、群生する場所が減少しているとのこと。
昔はこの球根から得たデンプンで片栗粉が作られていましたが、近年はジャガイモのデンプンを使用するのが主流になっています。


カタクリの紫の花見ごろ 真庭の群生地

山あいの春を彩るカタクリが、真庭市佐引の群生地で見ごろを迎えた。うつむくように咲く淡い紫色のかれんな花が、訪れる人の目を楽しませている。

 標高260メートルの斜面に広がる約20アールの群生地では、例年より約5日遅く4月に入って開花。日ごとに花の数を増し、谷間を吹き抜ける風に揺れている。

 地元住民は1994年から佐引カタクリ保存会(中山雅晴会長)をつくり、看板やのぼりを掲げてPR。夏と秋の年2回、草刈りをしてカタクリの保護に努めている。

 群生地は、これから見ごろを迎える県指定天然記念物・醍醐桜(同市別所)へ続く市道沿い。保存会は「花は17日ごろまで楽しめそう。桜を見に行く際に立ち寄って」としている。

山陽新聞 「カタクリの紫の花見ごろ 真庭の群生地」(2011/04/08)
真庭市佐引 カタクリ群生地


岡山県内には他に吉備中央町・勝央町・美作市・鏡野町などにもカタクリの花の群生地があります。
桜を見上げる花見もいいですが、たまには足元に咲く小さな花を愛でるのもいいですね。

鏡野町大地区カタクリの自生地、鏡野町生活改善センター 
美作市幕谷かたくり群生地 

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観光-自然 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/04/09 16:26
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