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食べよう!春の山野草:ツクシ

田舎暮らしの魅力のひとつに“春の山野草摘み”があります。道端に、空き地に、田んぼのアゼに、土のある所なら何かしらの山野草が生えてきます。
タラの芽・フキノトウ・ヨモギ・ツクシ・ワラビ・ゼンマイ・タンポポ・菜の花…代表的なモノをあげてみたら食べられるモノばっかりになってしまいました(苦笑)

タンポポそうでなんです。
知っておられる方も多いでしょうが、タンポポもツクシも食べられます。

タンポポの食べ方は、花はテンプラに、葉はサラダ・おひたし・テンプラに、根ッコはキンピラやコーヒーの代用品にもなるそうですよ。
タンポポには苦味があるのですが、苦味が苦手な人はテンプラが一番感じにくいのでオススメです。

タンポポ料理は割と気軽に出来ますけど、ツクシはちょっと手間が掛かります。

群生するツクシ ツクシを摘みに行く
ツクシは陽当たりの良くない斜面、平地では下草が茂る所によく生えています。 見つけたら調理に適したツクシを選んで摘みましょう。目安は「長さ=タバコ以上」「太さ=タバコの半分以上」「ハカマが多くない」です。細すぎるのは調理の際にポキポキ折れちゃいますので避けましょう。摘み方は、根元をつまんでそろっと引き抜きます。つまんだ時に弾力があって、にゅるんっと引きぬけるのが良いツクシですよ。

下ごしらえをする
採取したツクシを家に持って帰ったら、新聞紙などの上に広げて下ごしらえをします。 ハカマは固くて食べられないので取る作業をするんですが、これがまぁ面倒くさい。しかも雑にするとツクシがポッキリ折れてしまいますし。ここは人海戦術で集められるだけの人を集めて、サクッとクリアしちゃいましょう。
ハカマを取る際に固い根元の節は折って捨てます。根元で無くても固い部分があればそこで折っちゃいましょう。 ハカマを取り終えたら、水を張ったボールにツクシを入れて良く洗って土を落として下さい。二回ほど水を変えて洗えば大丈夫です。洗い終えたらザルで水切りをしておきます。

調理する
【天ぷら】よく水切りをしたツクシに衣をつけて揚げて出来あがり。
【卵とじ・お吸い物・茶碗蒸し・佃煮など】鍋でお湯を沸かし、ツクシを入れて沸騰したら5分間ほど箸などでかきまわすと、お湯がツクシの胞子で緑色になります。ツクシが茶色くなってシンナリしてきたら、お湯からあげて湯切りをします。
若干まだ白っぽいほうが柔らかさがあって美味しく食べられますので、茹で過ぎには注意しましょう。
後は普通の食材と同様に使ってください。←分からない人は料理のレシピ本を読むなり、インターネットで調べるなりして下さいネ(笑)

ツクシには花粉症対策効果があるのだそうです。茹で汁も捨てずに冷やして取っておいて、ハチミツやマーマレードなど甘味のあるものと混ぜて飲むといいでしょう。苦くてマズイのであくまでも花粉症対策の薬としてお飲み下さい。

最後に、ツクシは食べ過ぎると下痢などの症状を起こすことがあります。心配な方はメインディッシュにするのはさけて、添え物としてお召し上がりください。

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野菜・果物・山野草 | コメント:(2) | トラックバック:(0) | 2011/04/11 15:56
コメント:
山菜
はじめまして。
兵庫の西の端で田舎暮らしをしています。
田舎暮らしを始めたとき、野菜も何も無いのでよく山菜、と言うか草を食べました。不思議なことに食べられない草なんてほとんどない、てんぷらにしたらたいていの草は食べられるんです!
さすがに今では野菜がとれるので、草は食べません(もっぱら山羊にやっています)が、今の時期、山菜はいいものですね。
我が家のウドもタラもタケノコも収穫が始まりました。
Re: 山菜
コメントありがとうございます。
そうなんです。ちゃんとした知識さえあれば、野山は食べ物の宝庫となります。
美味しい野菜に慣れてしまった現代人は、田舎でさえ「食べられる草」「食べてはいけない草」を見分けられる人が少なくなってしまいましたが、この季節だけは「旬の食べ物」を摘み取る姿を見かけます。
そうそう、山羊は田舎暮らしにはいいパートナーですよね。
草が伸びてきた辺りにつないでおけば食べてくれるので、草刈りの手間がいりませんし、えさ代もかからない。
雌山羊ならミルクもいただけますし♪

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