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足元の春・タンポポ

足元の春・タンポポ鶴山公園の桜がようやく開花しはじめ、あちらこちらの桜並木でも花びらが見て取れるようになってきました。

今週末にはお花見が出来るくらいになってくれそうですが、上ばかりでなく足元にも春の訪れを実感させてくれる花が咲きだしています。

この写真は陽当たりの良い斜面で、毎年タンポポが大量に咲く場所に今朝様子を見に行った時のものです。

最盛期には斜面全体が黄色に染まるほどなんですが、やはりタンポポの開花も遅れ気味。それでもいくつか花を開いているものを見つけることが出来ました。
ちなみにこの場所はタンポポが最盛期を過ぎたころからツクシが大量発生もします。

さて、春の風物詩と言っても良いタンポポですが、時々冬に花を咲かせているのを見て驚いたことがあります。
どうやらこれは西洋タンポポで古来から日本にある在来種とは別の種類のタンポポのようです。
日本の在来種は4月から5月末ごろまでの間に一度咲くだけですが、この西洋タンポポは3月から10月の間が開花時期とされている上に、条件によっては真冬でも花を咲かせるそうです。
しかも、西洋タンポポは適応力が高くてどんなところでも繁殖するし、日本のタンポポに比べて種が軽いので遠くまで飛んでいくことが出来るし、日本のタンポポには出来ない自分の花粉で種を作ることもできたり、日本のタンポポが秋に芽を出すのに対して種が落ちたらいつでもすぐに芽を出すとか、すごい繁殖力です。
う~む、外来種ってなんでもタフなんですねぇ…。

タンポポの綿毛ところで春の野でタンポポを見つけたら眺めるだけじゃなく、とりあえず一輪摘んじゃいませんか?

手に持って眺めたり花の香りを嗅いだりして春を実感するのもいいですが、せっかくなんで春にしか出来ない昔懐かしのタンポポ遊びもしてみましょう♪


【タンポポ遊び・その①】綿毛吹き
これは説明不要ですよね。
タンポポの綿毛をフーッと吹いて種を飛ばす遊びです。乱暴に摘むと綿毛が飛んじゃうので優しく摘み取ってくださいね。

【タンポポ遊び・その②】花飾り
女の子ならほとんどの人がやったことがあるんじゃないでしょうか?
茎を長めに摘み取って、爪などで茎にスリット状に穴を開け、そこに他のタンポポの花の茎を通して…を繰り返しタンポポの鎖にします。程良い長さになったら先頭と最後尾のタンポポをつないで輪っかにして出来上がり。小さめだとタンポポの冠、頭がすっぽり通るサイズならタンポポのネックレスになりますね。

【タンポポ遊び・その③】タンポポ笛
タンポポの茎はストローのように空洞になっていますよね。
そこで、茎を長めに摘み取って花の付いていた細い方を咥えて吹くと、『プーッ』または『ブーッ』と音が鳴ります。綿毛が出来たころの茎が長く伸びてていい具合ですよ。うまく音が鳴らない時は長さを調節してみましょう。

【タンポポ遊び・その④】シャボン玉
タンポポの茎の端にカッターナイフやハサミで縦長に切れ込みを入れて水に浸けると丸まる性質があります。
これを性質を利用して、シャボン玉のストローにしちゃいましょう。
切れ込みを長く入れすぎたり、水に浸す時間が長過ぎると丸まり過ぎるのでうまく調節してくださいね。

【タンポポ遊び・その⑤】アイスクリームの味当てっこ
花が咲き終わり、綿毛が出来る前のすぼんだ状態のモノを摘んできます。この中には綿毛になる前の種があるんですが、その色を当てるんですね。
色は大きく分けて三種類。まだまだ育っていない緑色、少し育ってきたクリーム色、かなり育ってきている茶色。
これをアイスクリームの味に例えて、緑色はメロン味、・クリーム色はバニラ味・茶色ならチョコ味として、中を開ける前に「メロン!」とか宣言して当てっこをするんですねー。

タンポポの茎を口にくわえたときの苦味がなんだか蘇ってきます。なんだか書いているうちに童心に戻って久々にタンポポ遊びしたくなっちゃいました。
あなたもうららかな春の日差しの中、タンポポ遊びしてみませんか?

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花・草・樹 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2012/04/09 16:35
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