fc2ブログ

食べよう!春の山野草:菜の花

菜の花目に鮮やかな黄色の花が春の到来を実感させてくれる菜の花。
黄色い菜の花が咲き乱れる中を白いモンシロチョウが舞う姿を見ると、ほのぼの暖かな気持ちにさせてくれます。

菜の花は田舎では畑に、道端に、どこでも見ることができます。そんな菜の花を満喫できるイベントが岡山県北の奈義町で昨日・今日と開催されていますのでご紹介します。



“黄色のじゅうたん”菜の花輝く 奈義でまつり サトイモや黒豚料理を販売

奈義町中島西の菜の花畑で16日、菜の花まつりが始まり、家族連れやカップルらが、陽光に照らされて輝く“黄色のじゅうたん”の壮観な景色と地元食材の料理を楽しんだ。
 同町は、菜の花を活用した資源循環型社会を目指す「菜の花プロジェクト」を2009年から開始。町が管理する果樹園内の約3・5ヘクタールに「ななしきぶ」という品種を栽培。菜種油を採取して町の観光施設で使っている。
 会場では、奈義女性の会やJA勝英養豚部など14団体が出店。サトイモ入りのみそ汁やお好み焼き、黒豚のくし焼き、横仙手打ちそばなどが売られ、各ブースは長蛇の列。簡易の展望台もあり、訪れた人たちは、新緑と菜の花のコントラストに見入ったり、家族で記念撮影するなど楽しい時間を過ごしていた。
 17日も午前10時半~午後2時に開かれる。

山陽新聞「“黄色のじゅうたん”菜の花輝く 奈義でまつり サトイモや黒豚料理を販売」(2011/4/17)

菜の花は“春の野菜”のイメージが強いですけど、美味しく食べられるのは花がまだ咲いていないツボミ状態のときで、収穫は春直前ですので自分で育てるときにはウッカリ収穫するのをお忘れなく。忘れちゃったら花を楽しんでくださいね。

菜の花は、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・カルシウム・カリウム・βカロチン、そのほかに鉄分・葉酸などのミネラルや食物繊維など、多数の栄養素が含まていて春の山野草はもちろん、他の野菜と比較してもトップクラスの栄養価があります。
(ビタミンAはホウレン草と同等、ビタミンB1も卵と同等、ビタミンCがホウレン草の約2倍、カルシウムはホウレン草の約3倍あります。)
βカロチンやビタミンCはガンや風邪の予防に、カリウムは体内の塩分バランスを整えてくれるので高血圧予防に、鉄分は貧血に効果があります。
菜の花は食卓に添え物として付け加えれば、幅広い栄養素を取ることができる健康食品なんですねぇ。

春の山野草によくある苦味。ご多分にもれず菜の花にもありますが、その正体は“アルカノイド”という成分。
“アルカノイド”にはストレス解消効果があるほか、肝臓・腎臓の活性化・新陳代謝を高めることでデトックス効果もあるとのこと。
春になると穏やかな気分になるのは、暖かい気温と春めいた野山の色合いのためだと思っていましたが、きっと春の山野草を摂ることで、体内からの影響もあるのでしょうね。

スポンサーサイト



野菜・果物・山野草 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/04/17 15:03
コメント:

管理者のみに表示