ホタルの里&とんぼの里

岡山県北ではただいま田植えのシーズン真っ盛りということで、あちらこちらで田植えに精を出す光景を見かけます。そして田植えが終わる頃限定で田舎の夜の楽しみがあります。
浅くて流れが緩やかな川そばでは、カエルの鳴き声をBGMにか弱い小さな光が瞬きだします。
そう、ホタルの季節です。
ホタルが生息できる条件には、
・カワニナなどのホタルの幼虫の餌となる水生生物がいる流れが緩やかで浅い川や溝があること。
・水が汚れていない事も大切ですが、渓流の上流のようにきれい過ぎても駄目。
・ホタルが日中隠れたり、卵をうみつける草が茂っていること。
大体が以上のようなものなのですが、田舎でも家庭排水や護岸工事などの影響でホタルの姿が見られなくなってきていました。
そこで“ホタルの観れる環境を取り戻そう”と日本各地の田舎で様々な活動が行われた結果、最近になってホタルが舞う光景を再び取り戻すことに成功したという話を耳にするようになりました。
今回ご紹介する、津山市宮部上(つやましみやべかみ)にある“ホタルの里”と“とんぼの里”もそのひとつです。
久米川の支流・宮部川の上流、田園風景広がるところに「ホタルの里」はあります。
ホタルの里に到着すると、近所の田んぼでお母さんが田植えに精を出しておられたのでちょっとお話しを聞いてみました。
「ココ(ホタルの里)と先のキャンプ場にゃあ、ほんまよーでるようなったんで。」
※訳「ココとこの先のキャンプ場では、ほんとうにたくさんでるようになったよ。」
「でもな一番よーでるんはココじゃのーて、局のそばの小麦作りょーるへんじゃあ。」
※訳「でも一番よくでるのはココではなくって、郵便局のそばの小麦を育てている辺りだよ。」
話はしてみるものです。ナイスな情報がゲットできたので後ほど立ち寄ってみましょう。
しかし情報をゲットできたのはいいんですが、お母さんは聞いてもない集落の様々な情報を次々と話して下さり、終わりが見えません(苦笑)。
適当な所で「お忙しいところオジャマしました~。」と、お別れをしてホタルの里へ。

宮部川沿いの河川敷(?)に更に細い小川を作って、ホタルが生息しやすいようにされています。その小川に沿って遊歩道が整備されていて、コンクリート製のベンチがところどころ設置されています。
草がけっこう伸びていますが、整備を手抜きしているんじゃなくって、ホタルが生息しやすいように草をわざと伸ばしているのでしょう。
このホタルの里はホタルが住みやすい環境を整備しているだけではなく、ホタル見物の時のために駐車場・トイレ・東屋もありますよ。


整備された小川は水の流れが非常に緩やか。向こうに見える宮部川はそれなりの流れがあります。
小川でカワニナ発見できました♪


ホタルの里から約2km上流にあるとんぼの里へ移動です。
本当にのどかな田舎風景を眺めながらの移動となります。対向車がきてもなんとかすれ違うことはできるくらいの幅はありますが、一部細いところも有りますので注意してください。
集落外れ付近にある“仙道窯”の看板を過ぎ、山へと入りがけにとんぼの里の看板が立てられています。
看板の向こうに下り坂がありますのでそこからトンボの里へ。

とんぼの里は小さなキャンプ場です。
今はまだシーズン前なので草が伸びていたりしますが、シーズンオフも時々掃除されているんでしょうか?案外ときれいにされていました。
このとんぼの里でもホタルが多く生息していて、6月頭になると乱舞する光景が観られるんだそうで、ホタル祭りもここで毎年行われています。


キャンプサイトは雑草が伸び放題。これからの季節、刈っても刈ってもすぐ伸びちゃうんで草刈りはシーズンになってからするんでしょう。
大きくはないですが必要最低限の物は揃っている炊事場です。冷蔵庫も置かれています。


炊事場の右手に降りる階段があり、そこに小川がありました。ここもホタルの里同様にホタルが生息しやすいようにされていますね。
その向こう側をのぞいてみると、眼下に宮部川が流れていました。観た限りでは流れは穏やかで水深も浅いようで、草も茂っているのでこちらもホタルが生息していそうです。
このとんぼの里には、桜・モミジなどの多種樹木が植えられています。
ホタル舞う初夏、夏のキャンプ場として以外の季節も花見や紅葉刈りが楽しめそうですよ。

さて帰りに前述のお母さんに聞いたホタルスポットを探してみました。
小麦畑はスグにわかったので車を止めて川の方を見てみると、なるほどこれならホタルがたくさんいるというのもうなづけます。
一応この記事の最後にここの地図のリンクも貼っておきますが、集落の中の道路沿いなので観に行かれる場合は近所迷惑を考えて行動をするように心がけてくださいね。
「ホタルの里」
岡山県津山市宮部上 地内 【地図】
「とんぼの里」
岡山県津山市宮部上 地内 【地図】
「小麦畑そばのホタルスポット」
岡山県津山市宮部上 地内 【地図】
草がけっこう伸びていますが、整備を手抜きしているんじゃなくって、ホタルが生息しやすいように草をわざと伸ばしているのでしょう。
このホタルの里はホタルが住みやすい環境を整備しているだけではなく、ホタル見物の時のために駐車場・トイレ・東屋もありますよ。


整備された小川は水の流れが非常に緩やか。向こうに見える宮部川はそれなりの流れがあります。
小川でカワニナ発見できました♪


ホタルの里から約2km上流にあるとんぼの里へ移動です。
本当にのどかな田舎風景を眺めながらの移動となります。対向車がきてもなんとかすれ違うことはできるくらいの幅はありますが、一部細いところも有りますので注意してください。
集落外れ付近にある“仙道窯”の看板を過ぎ、山へと入りがけにとんぼの里の看板が立てられています。
看板の向こうに下り坂がありますのでそこからトンボの里へ。

とんぼの里は小さなキャンプ場です。
今はまだシーズン前なので草が伸びていたりしますが、シーズンオフも時々掃除されているんでしょうか?案外ときれいにされていました。
このとんぼの里でもホタルが多く生息していて、6月頭になると乱舞する光景が観られるんだそうで、ホタル祭りもここで毎年行われています。


キャンプサイトは雑草が伸び放題。これからの季節、刈っても刈ってもすぐ伸びちゃうんで草刈りはシーズンになってからするんでしょう。
大きくはないですが必要最低限の物は揃っている炊事場です。冷蔵庫も置かれています。


炊事場の右手に降りる階段があり、そこに小川がありました。ここもホタルの里同様にホタルが生息しやすいようにされていますね。
その向こう側をのぞいてみると、眼下に宮部川が流れていました。観た限りでは流れは穏やかで水深も浅いようで、草も茂っているのでこちらもホタルが生息していそうです。
このとんぼの里には、桜・モミジなどの多種樹木が植えられています。
ホタル舞う初夏、夏のキャンプ場として以外の季節も花見や紅葉刈りが楽しめそうですよ。

さて帰りに前述のお母さんに聞いたホタルスポットを探してみました。
小麦畑はスグにわかったので車を止めて川の方を見てみると、なるほどこれならホタルがたくさんいるというのもうなづけます。
一応この記事の最後にここの地図のリンクも貼っておきますが、集落の中の道路沿いなので観に行かれる場合は近所迷惑を考えて行動をするように心がけてくださいね。
「ホタルの里」
岡山県津山市宮部上 地内 【地図】
「とんぼの里」
岡山県津山市宮部上 地内 【地図】
「小麦畑そばのホタルスポット」
岡山県津山市宮部上 地内 【地図】
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