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次は105年後!金星の太陽面通過

金星の太陽面通過イメージ図先日(2012/5/21)の日食、みなさんご覧になられましたか?
ご覧になられた方は“日食眼鏡”を使われたと思いますが、まだお持ちでしょうか?まだ大切に持っている方に朗報です。

日食眼鏡が再び活躍する機会が早くも訪れます。
6月6日の午前7時過ぎ、岡山県では午前7時10分から午後1時47分の間、太陽と金星が重なる現象“金星の太陽面通過”を観測することが出来るんです♪

日食のときは太陽と月は見た目の大きさはほぼ同じでした。
それに比べて金星は地球からの距離が遠いため、見た目の大きさは太陽の約3パーセント。太陽に黒いホクロが出来たように観えるだけです。
それに約6時間もの時間をかけてゆっくりと太陽面を移動しますので、しばらく観ていてもほとんど変化を感じないでしょう。

『なんだ、つまらない』なんて思っちゃう人もいるかもしれませんね。

前回、日本で金星の太陽面通過を観測できたのは8年前の2004年6月8日と聞くと、割と頻繁にあるような気がしますがそんな事はありません。
その前に観測できたのは1874年12月9日で、130年間も開いています。そして今回の2012年6月6日の次に観測できるのは、105年後の2117年12月11日。今生きているみなさんは今回を逃すと二度と観る機会はないという、大変希少な天文現象なんですね。

地球から観て太陽と金星が同じ方向にある事は頻繁に起こります。しかし金星と地球の公転軌道(太陽を回る軌道)が傾いているので、普通は太陽の上や下側に金星が来てしまい太陽と重なることは稀なんですね。

今回の金星の太陽面通過は先日の日食同様に太陽が観れるところならどこでも観測できるのですが、前述のように金星はホクロ程度にしか観えません。そういうわけで、各地にある天文台などの設備の整ったところで望遠鏡を通して観測することをオススメします。

以下に岡山県内での観測イベントが行われる施設をご紹介しておきます。
平日なのでお出掛け出来る方は多くはないでしょうが、時間が取れる方は是非行ってみてください!


「岡山天文博物館」
岡山県浅口市鴨方町本庄3037-5 【地図】
9:00~14:00頃(現象終了まで)
参加費:入場料のみ(300円)
申込み:不要
問合せ:TEL 0865-44-2465
プロミネンスも観測できる“太陽望遠鏡”などによる観測が出来ます。

「美星天文台」
岡山県井原市美星町大倉1723-70 【地図】
7:00~14:00
参加費:入館料のみ(300円)
申込み:不要
問合せ:TEL 0866-87-4222
太陽望遠鏡で撮影した映像をリアルタイムで観れる他、研修室での太陽と金星についてのお話も聞けますよ。

「アストロコテージ ガリレオ」
岡山県加賀郡吉備中央町下加茂1506-150 【地図】
10:00~12:00
問合せ:吉備中央町津賀公民館 0867-34-1807
特殊フィルターを取り付けた双眼鏡での観測が出来ますよ。

「倉敷科学センター」
岡山県倉敷市福田町古新田940 【地図】
9:30~14:00
参加費:不要
申込み:不要
問合せ:TEL 086-454-0300
1mの大迫力の太陽像を投映できる25cm太陽望遠鏡を用いての観測もできます。

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イベント情報 | コメント:(0) | トラックバック:(1) | 2012/06/04 15:58
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