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弥生の里文化財センター

弥生の里文化財センター

昨日ご紹介した、沼弥生住居址のすぐ近くにある、「弥生の里文化財センター」。

この施設は“津山市教育委員会文化課”の付属施設で、
・文化財(史跡・名勝・天然記念物)の保護・保存・活用及び指定文化財の管理
・埋蔵文化財に関する開発調整や発掘調査
・歴史民俗資料館(加茂・勝北・久米)の管理運営
・文化財保護に関する啓発活動
・埋蔵文化財及び民俗文化財の調査研究・展示
・考古資料及び民俗資料の収蔵
などを行っているのだそうですが、現代社会ではもう見る事が出来なくなった物が数多く展示されています。


弥生の里文化財センター 外観
津山で発掘された弥生時代の物から昭和時代まで使われていた古い道具まで、古い物好きな方がヨダレをたらしちゃいそうなものが無料で見学させてもらえます。
また、津山市では弥生時代の遺跡が数多く残っていることからでしょう、弥生時代の生活を再現した展示もされていて面白いですよ。

陶棺ロビー
玄関にはイキナリ発掘された陶棺(とうかん)がふたつ置かれています。ここの窓から外を眺めると向かいの丘の上に縦穴式住居址を観る事が出来ます。
ロビーへと入ると「見学ですか?電気点けますね。」と、お姉さんが展示室に明かりを灯してくれました。
見学は無料なので特に受付とかは無ありません。


展示室1 弥生時代の生活関係
沼遺跡 発掘当時の写真と出土品沼遺跡の再現ジオラマ当時の生活を再現
ロビー入ってすぐ左手の展示室。
弥生時代の器がたくさん置かれています。これは発掘された土器を修復復元したもの。
沼遺跡(縦穴式住居址)発掘調査をした当時の写真とここで発掘された物が展示されています。
その横には沼遺跡の弥生時代の様子を再現した模型が。こういうのを観るとワクワクしちゃいませんか?
古代の農作業や生活の様子を再現した展示もあります。狩猟・田植え・稲刈り・米搗き・機織りなど人形と再現された道具、パネルでの解説などで当時の様子に思いをはせることが出来ますよ。


展示室2 かつての農家の暮らしの再現
大八車と米俵ウシンガで田起こし
一階の奥にある展示室では、明治時代~昭和時代中期頃までの農家の様子や農作業についての展示がされています。
入ってすぐに農家の土間と座間が完璧に再現されています。牛小屋とかも再現されていて、高齢の方なら懐かしい記憶が蘇ってくるのではないでしょうか。
現代の農作業の写真パネルの前に、かつて使用されていた農機具などが置かれていて退避してみる事が出来ます。
足踏み水車とかも置かれていて興味深かったですね。


二階 保管されている民俗文化財の数々
津山城の鬼瓦カゴ古い秤
二階に上がると、数多くの民俗文化財が保管されていて見学することが出来ます。
今は亡き津山城の鬼瓦や火消しの纏(まとい)、人力の交通手段だった駕籠などのTVや映画でしか観た事のない物や日常生活に使用していた数々の道具たち、農機具、鍛冶屋の道具、織り機、古い雛人形などなど、珍しいものが所狭しと保管されていますよ。

古いものが大好きな方はモチロンのこと、歴史にあまり興味が無い人も暇つぶしに立ち寄ってみてください。
見学しているうちにきっと古代ロマンに引き込まれることでしょう。

弥生の里文化財センター
岡山県津山市沼600-1 【地図】

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観光-施設 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2012/07/12 23:12
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