津山でうなぎ養殖

1kgあたりの卸値は昨年対比で2~3倍、「商売にならない」と暖簾を下ろした老舗店も出てきているそうです。
対策として、フランス料理に使われているアフリカ産のウナギやオーストラリアのタスマニア島産のウナギが注目されています。でも、これらで今年はしのげたとしても、また乱獲をしてしまっては同じことを繰り返すばかりになってしまいます。
一番の対策は非常に困難とされている“卵からの稚魚の孵化”を人工的に行える技術の確立ですよね。
静岡県でウナギの卵の人工孵化率を従来の20%から50%へ引き上げる技術開発に成功したとのニュースがありました。今後の更なる技術の向上に期待したいものです。
ところで、津山市には岡山県内で唯一のウナギ養殖をしているところがあります。
この会社の本来の事業は独自の水質浄化技術なのですが、2009年からその技術を活かしたウナギ養殖に着手。
通常のウナギ養殖池は絶えず新しい水を注入することで水質を維持するのですが、この会社のシステムでは浄化水路できれいにした水を循環させるシステムを採っています。
このシステムで養殖されたウナギは“普通のウナギより青みがかった体色で、身が柔らかく臭みがないのが特徴”で、「つやま青うなぎ」と名付けられて、年々養殖数を増加しているそうです。
この会社の浄化した水を循環させる養殖技術は、多量の地下水・浄化機器などの多くの設備投資を必要としません。
少子高齢化・過疎化が進んで増え続ける休耕田をウナギ養殖に有効利用することで、ウナギ養殖で津山地域をはじめとする地方経済の活性化に貢献したいと考えているそうです。
27日は土用の丑の日 津山でウナギ出荷準備
土用の丑(うし)の日(27日)を前に、ウナギ養殖を手掛けるアールビーシーコンサルタント(津山市高野山西)が、出荷準備に追われている。岡山県などによると現在、県内唯一のウナギ養殖業者という同社は、3年前から施設を構え、事業をスタート。軌道に乗ってきたため今夏は、岡山市中央卸売市場に初めて出荷。稚魚の不漁などでウナギの価格高騰が続く中、市場関係者は地物の“成長”に期待する。
本社敷地内に大小15基の水槽で、計2万4300匹を育てている。需要がピークとなる土用の丑の日に向け、23日に約2300匹を岡山市中央卸売市場などに出す予定。今回出荷するのは2010年春から育てているもので、試食した同市場の関係者は「適度な脂の乗り。輸送費が安くすむ地物は、卸価格も抑えられる。これからさらに出荷量を増やしてほしい」とする。
山陽新聞 27日は土用の丑の日 津山でウナギ出荷準備(2012/07/21)
稚魚が獲れなくて価格が上昇しているウナギですが、養殖に掛かる費用が抑えられて輸入物に比べると流通での価格の上乗せも抑えられ、しかも休耕中の農地を養殖に転用できるならば地域の活性化にも期待が出来ますよね。
前述の静岡県での卵の孵化技術との相乗効果で、再び適正な価格でウナギが食べられるように成ってくれることを祈るばかりです。
アールビーシーコンサルタント株式会社
岡山県津山市高野山西478-3 【地図】
TEL:0868-26-5205
土用の丑(うし)の日(27日)を前に、ウナギ養殖を手掛けるアールビーシーコンサルタント(津山市高野山西)が、出荷準備に追われている。岡山県などによると現在、県内唯一のウナギ養殖業者という同社は、3年前から施設を構え、事業をスタート。軌道に乗ってきたため今夏は、岡山市中央卸売市場に初めて出荷。稚魚の不漁などでウナギの価格高騰が続く中、市場関係者は地物の“成長”に期待する。
本社敷地内に大小15基の水槽で、計2万4300匹を育てている。需要がピークとなる土用の丑の日に向け、23日に約2300匹を岡山市中央卸売市場などに出す予定。今回出荷するのは2010年春から育てているもので、試食した同市場の関係者は「適度な脂の乗り。輸送費が安くすむ地物は、卸価格も抑えられる。これからさらに出荷量を増やしてほしい」とする。
山陽新聞 27日は土用の丑の日 津山でウナギ出荷準備(2012/07/21)
稚魚が獲れなくて価格が上昇しているウナギですが、養殖に掛かる費用が抑えられて輸入物に比べると流通での価格の上乗せも抑えられ、しかも休耕中の農地を養殖に転用できるならば地域の活性化にも期待が出来ますよね。
前述の静岡県での卵の孵化技術との相乗効果で、再び適正な価格でウナギが食べられるように成ってくれることを祈るばかりです。
アールビーシーコンサルタント株式会社
岡山県津山市高野山西478-3 【地図】
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