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岡山県の地名アレコレ【美作市】

美作市の読みづらい地名、読み間違いそうな地名などを紹介しましょう。

瀬戸内市は、平成17年に英田郡の英田町(あいだちょう)・美作町(みまさかちょう)・大原町(おおはらちょう)・作東町(さくとうちょう)・東粟倉村(ひがしあわくらそん)と、勝田郡の勝田町(かつたちょう)が合併して誕生した新しい市です。この合併により英田郡は西粟倉村(にしあわくらそん)ひとつだけになりました。


読みづらい・間違いやすい地名
芦河内(あしごうち) 河内は“かわち”とも読めますが、これは“こうち(ごうち)”です
猪臥(いぶし)  漢字を直訳すると“イノシシが地面に平たく伏せる”…どんなところだ?
岩辺(いわなべ) 辺を“べ”と読むのはよくありますが、“いわなべ”とは読みづらいですよね
海田(かいた) 海とは無縁なところなのですが
上相(かみや) 一般的に“かみや”というと“神谷”ですね
楮(こうぞ) かつえは楮を使った和紙作りがさかんだったのでしょうか?
巨勢(こせ) “きょせい”って読んでしまいますよね
城田(じょうでん) “しろた”ではありません
南海(なんがい) ここも海とは無縁なところなのですが
入田(にゅうた) “いりた”と読みたくなりますが
藤生(ふじゅう) 知らないとちょっと読めませんね
明見(みょうけん) “あけみ”と読まないでください
山外野(やまとの) “大和野”ではありません
湯郷(ゆのごう) 女子サッカーのオカゲで読める人が増えたようです


地名から推理できるその土地柄
美作市には「梶原(かじわら)」「梶並(かじなみ)」「楮(こうぞ)」という地名があり、それぞれはかなり近い所にあります。“梶”及び“楮”とは、どちらも和紙の原料として使われていた植物です。このことから、この地域では和紙の原料である梶や楮がよく採取することが出来たと想像ができ、和紙の生産も行われていたのでは?と推理出来ますよね。
そこで調べてみたところ、梶並と梶原の間にある小房(おぶさ)いう所にある施設では“紙すき体験”が出来ることがわかりました。
ちょっと調べてみただけですので、はたして本当に和紙生産が盛んだったかどうかは不明なのですが、詳しく調べてみると何かわかるかもしれません。
現在では地名の由来が不明な所も多々ありますが、こうやって自分なりに地名から土地柄を想像して、それを裏付ける情報を探してみるのも面白いものです。


美しい景観からきた地名
岡山県には“美星町(びせいちょう)”という所があり、確かに星が美しく見えるところにあるものの直接的な地名の由来は、地域を流れる“美山川”と“星田川”から一文字ずつ取った」合成地名です。
しかし、美作市にある「日指(ひさし)」と言う地名は、まさにこの地区の景観が地名の元となっています。
この日指というところは、旧作東町の中心部、現在のバレンタインパーク作東から山を登った場所にある農業が盛んな山の上の方にあるの田舎集落です。
この日指地区一帯の山々を包み込む森林に“美しい朝日が差し込む様子”がそのまま地名になっているのだそうです。
こんな地名の由来を聞くと一度朝日を拝みに行ってみたくなりますね。

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地名アレコレ | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2012/08/08 23:57
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