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岡山産のブドウをどうぞ♪

ピオーネと瀬戸ジャイアンツの詰め合わせ秋は美味しいモノがたくさん収穫される実りの季節ですね。
フルーツ王国・岡山県を代表する果物=ブドウも秋が旬。

岡山県では、県南部・県北部、それぞれの土地に適した品種のブドウの栽培が盛んに行われていて、その収穫量は全国で4位なんだそうです。

岡山県内で栽培されている主な品種は、「ピオーネ(ニューピオーネ)」「マスカット・オブ・アレキサンドリア」、そして近年増えてきているのが「瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ぶどう)」。

岡山県のブドウといえば「マスカット」を連想する方も多いでしょうが、実はもっとも盛んなのは「ピオーネ」。
ピオーネの生産量は岡山県が日本一の産地で、全国の40パーセント以上をシェアしています。

このピオーネは「巨峰」と「カノンホール・マスカット」を交配して作られてた品種です。
黒に近い紫色をしていて、一粒が約20g前後の大粒で柔らかで瑞々しく、糖度が16度以上あってとても甘く、香りもいいブドウ。
一粒つまんで口に頬張りプチッと噛むと、ツルンと皮が剥けて甘くてジューシーな味と香りが口の中に広がります♪

ピオーネが岡山県で栽培され始めたのは、昭和50年(1975年)頃。
当初は苦労も多かったようですが、岡山県では“種無しピオーネ”の栽培にいち早く取り組んで、現在は岡山県内の広い範囲で栽培されています。
この“種無しピオーネ”は「ニューピオーネ」と名付けられて販売されています。

最近TVや各種メディアで取り上げられることも増えた“桃太郎ぶどう”はご存知でしょうか?
これは「瀬戸ジャイアンツ」という品種で、『岡山県桃太郎ぶどう生産組合』の会員が育てたモノを“桃太郎ぶどう”と呼んでいるのですが、メディアではこの名称で呼ばれていることが多いようですね。

このぶどうの名前が知られるようになったのは割と最近の事だと思いますが、最初に作られたのは昭和54年(1979年)で、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を親に持つ「ネオマスカット」と赤黒系の「グザルカラー」を交配して作られた品種です。

この“桃太郎ぶどう”こと「瀬戸ジャイアンツ」は、皮が薄く種も無いのでそのまんま食べる事ができるのが大きな特徴です。
口に放り込んで噛んでみると、他のブドウのようなプニュッとした食感ではなく、シャクシャクッとした食感が新鮮。
果肉はちょっと固めでとても甘く(糖度20度)、皮の酸味とほんのりある渋みが口の中でコラボレーションし、他のブドウにはない深みのある美味しさが楽しめます。

大粒でさわやかなグリーンの実、よく見ると桃のようなスジ状のくぼみがあります。
これはより大きく育ったものに顕著に見られ、一本筋だったりすることもありますが、より良いものにはベンツのマークのようにスジが入っています。

良く熟した果実にはうっすらと赤い(茶色い?)染みのようなものが浮き出てくるんですが、これは別に傷んでいるわけではありません。
交配種の「グザルカラー」(赤黒系)の特徴が完熟すると現れてくるわけでして、むしろこの染みは美味しさの目安。
この染みがない状態はまだ未熟なので糖度が低く、あまり甘くありませんので店頭で購入する場合は、ちゃんと染みがあるか確認してくださいね。

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特産品 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2012/09/13 19:19
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