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武蔵の里を訪ね歩く

武蔵の里を訪ね歩く

岡山県美作市の旧大原町は、宮本武蔵生誕の地として町興しを行っています。
武蔵に関連する旧跡や名所などがあるこの地を訪ねてみました。
※今回は史跡メインにしてのご紹介です。近代の施設などはまた別の機会にご紹介します。


武蔵の里 楽一楽座
店内シルバー人材センター連絡所
地元の特産品を販売している「武蔵の里 楽市楽座」。
店舗入り口に採れたて新鮮野菜が、店舗内では加工食品やお土産物を販売しています。
もちろん武蔵関連商品がたくさん並べられています。

隣の風情ある茅葺屋根の古民家は玄関左に“シルバー人材センター連絡所”の看板が掲げられている一方で、玄関右には“武蔵の里特産品販売所”の看板も?
玄関が開いていたので中をそーっと覗いてみましたが、商品らしきものは何も置かれていませんでした。
特産品の販売は隣の楽市楽座に一任して、こちらは人材センター連絡所に徹するようになったのでしょうか。
それにしても、良い建物ですねぇ。

宮本武蔵生家
宮本武蔵誕生地の石碑誕生地の隣に記念碑と謝恩碑
武蔵の里のメイン(?)「宮本武蔵生家」。
かつては大きな茅葺の家だったのですが、昭和17年(1942年)に火災にあって現在の瓦屋根の家に建て替えられていますが、大黒柱の有った位置は今も同じなんだそうです。

宮本武蔵生家のすぐ横に“宮本武蔵誕生地”と刻まれた石碑が立てられています。
その隣には、「吉川英二先生文恩記念碑」と、郷土史 宮本武蔵研究家である「福原浄泉先生謝恩碑」も。


たけぞう茶屋宮本川
武蔵の生家のお向かいにあるのは「たけぞう茶屋」。
この店は和風喫茶が愉しめるだけでなく、“武蔵そば”“武蔵うどん”そしてその両方が愉しめる“二刀流めん”も人気メニューです。
(二刀流めんではお箸も両手分付いていますw)

茶屋を出て、駅方面へと進むとすぐにあるのがこの川。
コンクリートなどで改修されていますが、石や岩を取り入れていて風情を保っています。橋のたもとにある水車小屋もいい情緒を醸し出していますね。


讃甘神社の鳥居
讃甘神社拝殿社務所
武蔵の生家と川を挟んだところにある、歴史を感じさせる鳥居の「讃甘神社(さのもじんじゃ)」。
幼少の武蔵は神社の境内でよく遊び、また、宮司が打つ二本の太鼓のバチさばきから二刀流のヒントを得たといわれているそうです。
…ということは、この宮司さんのバチさばき相当凄かったんでしょうね。観れるものなら観てみたいっ!


武蔵神社 鳥居
武蔵神社 拝殿武蔵の墓
さて、今回の締めは「武蔵神社」と隣の「武蔵の墓」です。
この武蔵神社は、郷土の生んだ剣聖・宮本武蔵を祀る神社として昭和46年4月奉賛会が中心となり建立しました。以来、文武両方にたけた武蔵にあやかりたいと学業・スポーツいとわず、多くの人が祈願に訪れているそうです。

武蔵の墓ですが、養子である息子:伊織は熊本にあった武蔵の骨を分骨し、両親の眠る平田家の墓の隣に埋葬したのだそうです。

以上、少し駆け足で武蔵の里をご紹介しました。
ところで、武蔵の生誕の地は「五輪の書」に書かれている兵庫県の播磨地域という説が有力で、今回紹介した武蔵の里=作州大原の宮本村は、“吉川英二の書いた小説「宮本武蔵」の影響のせいで有名なだけ”という方もおられるようですが、個人的な意見を言わせていただけば、生まれたのはこの作州大原の宮本村であり、少年時代に播州へと移り住んだのではないかと思っています。
※あくまでも個人的希望も含めた見解であり、他の方の意見に対してドウコウ言うつもりは一切ありません。

武蔵の里
岡山県美作市宮本地内 【地図】

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観光-史跡 | コメント:(2) | トラックバック:(0) | 2012/09/21 23:41
コメント:
次回は行きたい!!
武蔵を題材にした作品多いですね。
いつも素通りしてるので行ってきます。。

私の山京さんでの担当さんは「新免さん」でした。
お聞きした事あって「武蔵の、、」
新免さん「そういうことにしておくわ」!!でした。
Re: 次回は行きたい!!
壱ママさん、コメントありがとうございます。

> 「武蔵の、、」
> 新免さん「そういうことにしておくわ」!!でした。

(笑)。
岡山県美作市に在住で名字が“新免”だと、どうしても「もしかして武蔵と血縁?」なんて想われちゃってもしかたないですよね。本人曰く、まっっったく関係ないんだそうです。
初めてのお客様を物件ご案内する際にはかなりの高確率で「武蔵の、、」と尋ねられるそうですよ(笑)。

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