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生きている化石・イチョウ

イチョウの樹『生きている化石』と聞いてあなたは何を想いうかべますか?
シーラカンス・オウム貝・はたまたゴキブリ?岡山県人ならばカブトガニを連想する人もいるでしょうね。

『生きている化石』とは化石になって発見された古代の生物が、現在でもほとんど姿かたちを変えずに現存しているもののことを言い、それは植物にも当てはまりイチョウの樹もそのひとつに数えられています。

イチョウは裸子植物門イチョウ網の内で現存している唯一の植物で、現存する中国産のものの他に17種が化石で確認されていますが、それらは氷河期を境に絶滅しています。

以上のことから判るように、イチョウはソテツ類とともに最も原始的な性質を残した植物です。
現存する植物の大半が、葉脈の主脈と側脈の区別が明確なのに対して、イチョウのそれは平行脈で二又に分枝しており、ほぼ同じ長さで葉の平面に広がっていることからも原始的な性質が残っている植物だといえるでしょう。

このイチョウの葉、平べったいので広葉樹だと想われがちですが、広葉樹ではありません。
「広葉樹」=「紅葉・黄葉する樹」と覚えている方、訂正が必要ですよ。
では針葉樹なのかというと厳密には違うらしく、どちらでもないというのが正しいようです。

「銀杏(ギンナン)」はイチョウの種の事を指していますが、イチョウと読むこともありますね。
中国では「鴨脚(ヤアチャオ)」といいますが、これは葉の形が水掻きのついた鴨の足に似ていることからきています。そしてイチョウが日本に持ち込まれた際に訛ってヤアチャオ=イチョウになったと言われています。

イチョウはとても長寿な樹で、青森県おいらせ町にある大イチョウは樹齢1100年で日本一の長寿だそうです。その代償なのでしょうか、イチョウは種を撒いてから実をつけるようになるまでに非常に長い年月が掛かるそうです。 “種を撒いても実がなるのは孫の代”という意味で「公孫樹(こうそんじゅ)」と呼ばれることもあります。

樹が実をつけるまでにかかる年数を『桃栗3年柿8年、柚の大馬鹿18年』と言いますが、コレにはいろんなバリエーションの続きがあって、そのひとつに『銀杏のキチ●イ30年』というのもあるようですね(笑)。

銀杏の実イチョウの樹には雄雌があり、実をつけるのは雌の樹なのですが、種やまだ成長していない状態では雄雌の区別が困難です。

もしも実の収穫を考えて植える場合は、すでに成長して雄雌の判別がされた樹から、挿し木や接ぎ木で育てるのがいいでしょう。逆に銀杏はウ●コのような悪臭を放つので実をつけては困る場合にもこの方法がいいですね。

街路樹のイチョウも悪臭防止のために雄樹ばかりを植えるのが一般的なようです。

さて、銀杏の食べ方です。
スーパーなどで購入した銀杏はすでに種だけの状態なのですが、天然物を拾ってきた場合には、まず臭いニオイを発している果肉を取り除く下処理から始めなくてはいけません。

拾ってきた銀杏をビニール袋に適量入れます。気を付けて欲しいのがあまりたくさん入れ過ぎると後の工程でビニール袋が破れたりすることがあるので、かなり余裕を持たせて入れるようにして下さい。
銀杏の入った袋の口をしっかりとしばり、長靴などを履いてゆっくりと踏みつぶします。足に果肉がつぶれてグニュッと種から外れる感覚があったら成功で、袋内の銀杏全部の果肉が外れるように踏み続けます。
銀杏をバケツなどの容器に移して水を入れ、かき混ぜながら果肉を落とすように洗います。何度か水を変えながら種から果肉が完全にとれるまで繰り返して下さい。
注意していただきたいのですが、銀杏の果肉には皮膚炎を起こす物質が含まれていますので、できるだけ素手ではなく、手袋を着用するなど直接触れないようにして下さい。

取り出した種は、日当たりの良いところで何日か天日干しにしてジックリと乾燥させましょう。
ほどよく乾燥出来たら、最後にストーブなどの温度の高い物のそばに置いて仕上げの乾燥をして下処理は完了です。

調理方法ですが、いたって簡単です。
銀杏の殻に少し割れ目を付けるか、或いは完全に割って中身を取り出してフライパンで炒ります。どちらでもいいのですが、中身だけで炒った方が表面が焼けて香ばしくなるのでオススメです。
充分に炒ったら塩を振って出来上がり♪

もっと簡単な手抜き調理も出来ます。
割れ目を入れた銀杏を厚みのある封筒に入れ、塩を振りかけて封をします。
家庭の電子レンジなら1分から1分半ほど加熱していると2・3回ポンポンと実が破裂する音がしますので、過熱を止めてレンジから取り出します。
もしも加熱しすぎたら、銀杏を封筒から取り出したらバラバラのコナゴナ状態という悲しいことになりますので注意してください。また、バラバラにならないまでも過熱しすぎで実が硬くなってしまいます。

銀杏は中国の古書に「咳、喀痰、気管支喘息などに効果がある鎮咳去痰薬」として紹介されていることからわかるように、古くより民間療法の咳止めとしても利用されてきました。
また、免疫を高めたり血栓を防いだり、眼精疲労の改善作用や利尿を抑える効果もあるそうです。

アルカロイド・βカロテン・ビタミンC・ビタミンB1・カリウムなどが含まれていて、このアルカロイドには癌細胞が増えるのを抑さえる効果も期待できるんだそうです。
カリウムは高血圧予防に、βカロテンやビタミンCは癌予防や風邪などの感染症の予防に、ビタミンB1は疲労回復に役立ちます。

美味しくて健康にも良い銀杏ですが、たくさん食べることは止めてください。
実に含まれる4-O-メチルピリドキシンというビタミンB6の類縁体がビタミンB6に拮抗してビタミンB6が欠乏し、GABAの生合成をジャマするために摂取しすぎると痙攣を引き起こすことがあります。

大人なら一日10粒までくらいにしておくのがいいようです。
子供はせいぜい5粒くらいまで、五歳にも満たない幼児には食べさせないのが一番です。
過去に幼児が銀杏を15粒食べて死亡した例もあるんだそうです。

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花・草・樹 | コメント:(2) | トラックバック:(0) | 2012/10/27 23:48
コメント:
なるほど!!
大阪の我が家に3本の銀杏の木があろます。
2本がメスでこの敷地購入した時「実」をつけてなく
2年後、、「あれ??」と思ったんです。

2年後が実を結ぶ「30年後」やったんですねぇ~~
今年は豊作です。。

近所が迷惑してるであろう「悪臭」ですわ。
Re: なるほど!!
壱ママさん、コメントありがとうございます。

> 今年は豊作です。。
>
> 近所が迷惑してるであろう「悪臭」ですわ。

(笑)。
念願の(?)豊作も痛しかゆしですね。
“近所迷惑”については、下処理済の”臭くない状態にした”銀杏をおすそわけすれば…勘弁してもらえますかね?

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