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みどりのカーテン

5月6日の管首相の発言を受けて、中部電力から浜岡原発の停止が発表されました。

浜岡原発が停止しても、火力発電所の稼働率アップや休止中の火力発電所の再稼働で、夏場の電力消費のピークでも55万kwは余裕がある試算だそうです。なんとかギリギリ乗り切れそうではありますが、気温が1度上昇すると電力使用量が80万kw増えるとのことで、まったく余裕のないヒヤヒヤ状態です。
これを踏まえて、生産の主力を関東や東北から中部地方に既に移した企業は再び電力に不安を抱えることになり早急な対処が必要になりますし、各家庭でも極力電力消費を抑えた生活が必要となります。

中部電力は対処法として、東電へ行っている電力融通を停止。逆に関電などの西日本の電力会社から電力の融通を受けるそうですが、これにも問題点があります。
関電は原発11基中の4基が検査中、夏までに更に3基が検査入りの予定。九州電力も夏場に半数が検査で停止する可能性があります。関電は全発電量の約5割、九電も4割を原発に頼っているので、予定通りに再稼働できなければ安定供給は困難になるとのこと。現在の状況から考えて安全面の強化対策問題をクリア出来ない限り、再稼働は簡単にはできないのではないでしょうか。

毎日jp 浜岡原発:原子炉停止…電力不足ドミノの恐れは?(2011/05/09)


もうこうなってくると電力不足は関東・中部だけの問題では無くなって、日本全国民が電力不足を意識しなくてはならないでしょう。
代表的な対処法として「太陽光発電パネルの設置や自家発電機の購入」「照明器具を白熱灯からLED電球への交換」「クールビズ」などが考えられますが、「みどりのカーテン」はいかがでしょうか?

「みどりのカーテン」もしくは「グリーンカーテン」とは、朝顔・ヘチマ・ゴーヤなどのツル植物を壁際・窓際で栽培して壁や窓を覆うことを言います。
・カーテンやスダレと同様に遮光効果がある
・植物が水分を水蒸気として吐き出すため冷却効果があり、エアコンを使わないでも良くなる。またはエアコンの使用を抑えることができる
・エアコンの使用を抑えることにより、電気の使用量を節約・室外機からの廃熱を抑えて温暖化抑制に効果
・植物が二酸化炭素を吸収、酸素を排出することで温暖化ガス減少効果がある
・目に優しい緑色は心を落ち着かせる効果もある
・花を楽しむことができる
・植物の種類によっては収穫を楽しむこともできる
以上のようなメリットが期待でき、現在注目されているようですね。

そういえば倉敷市のアイビースクエアも壁一面がナツヅタで覆われています。もっともこのナツヅタは別に「みどりのカーテン」を意識してのものではないんですけど。
アイビースクエアは、明治21年に倉敷紡績所(現・クラボウ)が設立され、翌年に最初の工場として建設されたものです。この工場は第二次世界大戦の終結をもって休止して、その後は倉庫として使用。美しいツタ(アイビー)の緑につつまれて眠っていたそうです。昭和40年代になり倉敷美観地区への観光客が急増、地元の要請も踏まえたうえでクラボウはこの元工場を外観は大きくいじらず、ナツヅタもそのままに建築当時の風情を残しながら大改修。飲食施設・文化施設を併設したホテルへと生まれ変わらせ、昭和49年に「倉敷アイビースクエア」としてオープンしたんだそうです。

「倉敷アイビースクエア」 【地図】

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田舎での生活 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/05/10 14:42
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