JR因美線 高野駅

JR因美線の津山市側=終着駅は正しくは「東津山駅(ひがしつやまえき)」ですが、乗客の利便性に配慮してか津山駅まで乗り入れています。
ですので津山駅で因美線の列車に乗ると、東津山駅までは姫新線の線路が共用され、東津山駅から先で姫新線と分岐、そして最初にある駅が今回紹介する「高野駅(たかのえき)」です。
高野駅の周辺にあるのはほとんどが一般住宅で、いかにも田舎の駅って雰囲気が漂っています。
小さなストアーやコンビニすら無く、昭和に建てられたちょっと古めかしい民家が建ち並んでいる様は昭和中期で時間が止まったような、そんな気分にさせられます。

駅舎も岡山県北地域で多く見られる木造瓦葺平屋建て。何度か補修がされているようですが、その時々の主流の工法や資材を使っているらしく、駅舎が出来た昭和初期の面影は薄いですね。
古い建物が好きな方には、アルミサッシや合板が使われているこの駅舎は少し残念に感じるかもしれません。

1日の平均乗車人員が約100人の無人駅なのですが、その割にはやけに駅駐車場・駅舎内・構内がとてもきれいに保たれていて、ゴミが落ちていないどころか、雑草も生えていません。
これは、地域の住民の方々(町内会や老人会など)が、駅と駅周辺の環境を美しく維持する活動をされているからなんですね。
こうやって美しさを維持されていたらゴミをポイ捨てしたり、落書きをしようという気持ちは起きにくいといいます。夏は暑く冬は寒いでしょうに御苦労様です。


駅舎内です。余計な物はな~んにも無くすごくスッキリとしていますね。
時刻表の下の掲示板には、清掃活動や花を植えたりと駅の環境保護活動をされている皆さんの写真が掲示されていました。


プラットホームへ出て、東津山駅方面を見てみました。
駅舎の有る左手側には住宅が、右側は農村風景向こうに集落が見えますね。
写真では線路が二本あって対面ホームが見えるので2面2線に思えますが、平成9年(1997年)行き違い線が廃止され、現在は単式ホーム1面1線でしようされています。
鳥取駅方面を眺めてみました。
旧勝北町と旧加茂町の境界にそびえる広戸仙(標高1075.5m)がちょっと白く雪化粧しています。
手前には農地と民家。使用されなくなった副線の雑草も相まっていかにも田舎の駅といったムードで、時間の流れが遅く感じられます。


廃止されたホームとそこへ渡る構内踏切。
使用されていない割には荒れていませんね。使用されていないとはいえ、ホームで列車を待っている時に見える正面が荒れ果てていては物悲しいからでしょうか、ここも地元の方達が綺麗に保ってくださっているのでしょう。

せっかくなので、駅から見える広戸仙を大きく。
この広戸仙は、那岐山系(那岐山・滝山・広戸仙の連山)の最西峰で、かつては爪ヶ城(つめがじょう)とも呼ばれていたそうです。
※岡山県で一番高い所にある城址なのだとか。
JR因美線 高野駅
岡山県津山市高野本郷1896 【地図】
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この「因美線」は機会作り乗ってみるつもりです。
吉見は「美作滝尾駅」、、ここも風情あります。
寅さんの最後の撮影地だったそうですが
新緑の美しい季節に乗ってみたいです!!
28日~吉見で新年迎える予定
寒いでしょうねぇ~~雪降りませんように!!
>吉見は「美作滝尾駅」、、ここも風情あります。
> 寅さんの最後の撮影地だったそうですが
> 新緑の美しい季節に乗ってみたいです!!
新緑もいいですが、因美線の各駅や沿線には桜がたくさんありますので春もいいですよ♪
> 28日~吉見で新年迎える予定
> 寒いでしょうねぇ~~雪降りませんように!!
年末にかけての週間予報を見ると、降水確率はそれほど高くないようで雪が降るにしても時々降るくらいで、さほど積もるようには思いませんが、29・30日以外の最低気温が氷点下になっています。
寒さ対策はしっかりとですね。