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津山弁講座:単語【ち~】

【ち】で始まる単語を例文とその翻訳、解説付きで紹介しています。

【ちいと・ちいたぁ】少し・少しは

例)「悪いんじゃけど、ちいとばぁ助けちゃってくれんじゃろうか?」「ちいたぁ自分だけでしんさいや。」
訳)「悪いんだけど、少しばかし助けてやってくださりませんか?」「ちょっとは自分だけでしなさいよ。」

「もう少し」は、「もーちいと」または「もちいと」。TVなどの影響で標準語が津山でも広まってきている近年は、「も少し」などと標準語と方言が混ざり合うことも珍しくありません。


【ちばける】ふざける・馬鹿なことをする(言う)

例)「ディズニーランド千葉県のに、東京ゆうて付けとろーが?ちばけとるよなー。」
訳)「ディズニーランドは千葉県にあるのに、東京って付けてるじゃない?ふざけてるよねー。」

標準語の「馬鹿なことをするな(言うな)」は、「ちばけたことーすな(ゆうな)」ですが「ちばけな」と略すこともあります。
「ちばける」は「けっぱんづく」「めぐ」「きょーてー」などと並ぶ、岡山県の代表的な方言のひとつです。


【ちびる】すり減ること。

例)「こねぇ消しゴムちびたんなら、新しいの買やぁえかろー。」
訳)「こんなに消しゴムすり減ったのなら、新しいのを買えばいいじゃないか。」

「これ標準語じゃーないん?」って思う津山人は多いと思います(苦笑)。
だって鉛筆を使っているうちに芯の部分がすり減って、描く線が太くなる状態のことを「ちびる」以外でいい表現が見当たらないんですもん。「すり減った」では説明的な感じがして、「ちびた」のほうがシックリくる気がします。
ちなみに、標準語で怖気づくことを「ちびる」と言いますが、これは「オシッコちびる」の「ちびる」で、津山弁の「ちびる」とは無関係です。名古屋地方で「ちびる」とは「出し惜しみする・ケチケチする」という意味だそうですね。


【ちょろげ】馬鹿らしい・アホくさい・しょーもない

例)「ちょろげなことばーゆうなや」
訳)「馬鹿らしいことばかり言うなよ」

「ちょろげ」は多分「ちょろくさい人みたいな」が語源と思われます。「~のようなこと」を「~げ」といいますから。
「チョロっとしか生えてない毛」のことではないので間違えないでくださいね。


【ちんぎる】引きちぎる

例)「痛かろーが。そねぇ耳たぶ引っぱりゃーちんぎれよーがっ!」
訳)「痛いじゃないか。そんなに耳たぶ引っぱったら引きちぎれるじゃないかっ!」

「ちぎれた」「ちぎった」と比べて「ちんぎれた」「ちんぎった」は、間に“ん”が付いただけですが、
程度の差が大きく感じられます。似たような言葉に「とがる」と「とんがる」が有りますが、こちらは標準語ですね。

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津山弁講座 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/05/18 16:38
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