ログハウスの魅力

環境のいい田舎に住みたいけど一般的な住宅はツマラナイ。
かと言って、日本古来の建築様式で建てられた古民家は今の時代の暮らしに慣れたものにとって不便な面が多そうだし、そもそも和の家にこだわるつもりもない。
そんな方が興味を持たれるのがログハウス。
自然豊かな風景と丸太で組み上げられた建物はマッチしますよね。
暖かい季節はウッドデッキのチェアに腰掛けて。寒い冬は薪ストーブのそばで揺らめく炎を何となく眺めながら、ゆっくりと過ごす憩いのヒトトキ。
むき出しの丸太の色合いや手触りに気持ちを落ち尽かさせてもらえそうです。
そんなログハウスに魅かれる人、少なくないと思います。
ログハウスは大きく分けて三つに分類されます。
・機械による製材をしていない『ハンドカットログハウス』。
皮むきした丸太をチェーンソーでノッチを刻んで組み上げた、ログハウスの原点。
・丸太を製材し、きっちりと寸法を揃えてカットされたもので組み上げる『マシンカットログハウス』。
組み上げるための切込みが加工済みなので、セルフビルドにも向いています。
・梁柱のみ丸太を使用した『ポストアンドビーム』。
オシャレなペンションなどによく観られる建築で、壁材に丸太以外の物を使用します。
あなたはどのタイプがいいでしょうか?
今回はログハウスのメリット・デメリットをちょっと考えてみたいと思います。
【ログハウスのイイところ】
■ログハウスはとても健康的な住宅。
基本的に新建材などは使用しませんので、塗料と接着剤にだけ気をつければとても体に優しい家と言えます。
シックハウスなどに苦しんでいる方にとって安心して住まうことが出来る建築物ですね。
■耐震性がある
太い丸太をガッチリと組上げてボルトで固定してあるログハウスは、重心が低くて安定感があり倒壊しにくいです。
■火災に強い
木製なので古い日本建築同様に燃えやすいと思われるかもしれませんが、極太の丸太は表面が炭化したところで酸素が遮断されるので芯まではなかなか燃えづらい物なのです。鉄やアルミの金属が加熱後約5分で強度が半減するのに対して、ログハウスに使用されている丸太の強度が半減するには20分ほど掛かります。
仮に火災が起きたとしても木材は有毒ガスを発生させないので落ち着いて非難することが出来ますね。
■夏涼しくて冬暖かい
木には断熱性がある上、湿気を吸収したりすることで室内の温度・湿度を調整してくれます。
地域差もありますが、夏場でもさほどエアコンのお世話になることはないでしょうし、冬場では一度室内が暖まったら多少のことでは室温が下がりません。
ログハウスに付きものの薪ストーブなどの遠赤外線効果もそれに貢献してくれます。
【ログハウスの残念なところ】
■セトリングが起きる
セトリングというのは、自身の重量と乾燥により収縮してしまうことで、壁が建築当初よりも沈んでしまう現象を言い、ドアや窓も影響することもあります。
これはログハウスの宿命的な物で、築後間もないものやハンドカットログハウスに著しく現れ、ある程度落ち着くまでは3~5年は掛かると言われています。
築後間もないログハウスは気密性はイマイチ。夏場はまだしも冬場は壁近くに行くと隙間風が吹き込んできたりすることも。
夏場に湿度が高く冬は乾燥する日本では、建築基準法に従って必ず通しボルトを入れるようになっています。
この「通しボルト」をナットで締め付けて緩くなった部分を増締めするわけです。
壁同様に柱も調整してやる必要があり、柱の上か下部分に付けられたスクリューボルトを回して調整します。
ロフトなどを設けているなら階段も調整が必要です。
階段の下にスペーサーボードと呼ばれる高さ調整の板がはめ込まれていているので、セトリング状況によって必要なだけ取り外します。
■メンテナンス
セトリング対策の調整も含まれますが、それ以外にも雨風にさらされる屋外の壁は数年ごとの再塗装が必要です。
これを怠ると、ログ材の日焼けやカビ・シロアリ被害が出来なくなってしまいます。
また、セトリング対策にしろ再塗装にしろ、メンテナンスを業者に依頼するとお金が掛かりますし、自分でやるなら十分な知識と作業する時間と体力が必要になりますので、これも無視するわけにはいきませんね。
■一般の住宅より厳しい条件
ログハウスは大きさ、高さ、防火等に一般の住宅よりも厳しい制限があります。
二階建てのログハウスが少なく、その代わりにロフトが設けられているのもそのためです。
ログハウスの構造上、間取りの自由度も低いですね。
■虫
自然素材ですので、当然ながら虫さんが好んでたくさんやってきます(苦笑)。
家族に虫が苦手な人がいると大変かも?昆虫好きには願ったりかなったりかもしれませんが。
■オシャレ
幹線道路で無くても、自動車が十分通行出来る道路沿いに建っていると、喫茶店や何かのお店と勘違いされちゃうこともタマにあるみたいです。おしゃれな建物ですからネ。
特に建物が道路に近くて広い駐車スペース(庭スペース)がある場合、お店っぽく想われがちかも?
どんなものにもイイところ・残念なところはあるものです。
多少の難があるものでも、それを好きという気持ちが強ければ、それもまた魅力のひとつになったりもしますよね。
あなたの思い描く暮らしとログハウスの相性はいかがですか?
ログハウスについてはまだ語りきれていない所がたくさんありますので、またいずれ触れてみる予定です。
■ログハウスはとても健康的な住宅。
基本的に新建材などは使用しませんので、塗料と接着剤にだけ気をつければとても体に優しい家と言えます。
シックハウスなどに苦しんでいる方にとって安心して住まうことが出来る建築物ですね。
■耐震性がある
太い丸太をガッチリと組上げてボルトで固定してあるログハウスは、重心が低くて安定感があり倒壊しにくいです。
■火災に強い
木製なので古い日本建築同様に燃えやすいと思われるかもしれませんが、極太の丸太は表面が炭化したところで酸素が遮断されるので芯まではなかなか燃えづらい物なのです。鉄やアルミの金属が加熱後約5分で強度が半減するのに対して、ログハウスに使用されている丸太の強度が半減するには20分ほど掛かります。
仮に火災が起きたとしても木材は有毒ガスを発生させないので落ち着いて非難することが出来ますね。
■夏涼しくて冬暖かい
木には断熱性がある上、湿気を吸収したりすることで室内の温度・湿度を調整してくれます。
地域差もありますが、夏場でもさほどエアコンのお世話になることはないでしょうし、冬場では一度室内が暖まったら多少のことでは室温が下がりません。
ログハウスに付きものの薪ストーブなどの遠赤外線効果もそれに貢献してくれます。
【ログハウスの残念なところ】
■セトリングが起きる
セトリングというのは、自身の重量と乾燥により収縮してしまうことで、壁が建築当初よりも沈んでしまう現象を言い、ドアや窓も影響することもあります。
これはログハウスの宿命的な物で、築後間もないものやハンドカットログハウスに著しく現れ、ある程度落ち着くまでは3~5年は掛かると言われています。
築後間もないログハウスは気密性はイマイチ。夏場はまだしも冬場は壁近くに行くと隙間風が吹き込んできたりすることも。
夏場に湿度が高く冬は乾燥する日本では、建築基準法に従って必ず通しボルトを入れるようになっています。
この「通しボルト」をナットで締め付けて緩くなった部分を増締めするわけです。
壁同様に柱も調整してやる必要があり、柱の上か下部分に付けられたスクリューボルトを回して調整します。
ロフトなどを設けているなら階段も調整が必要です。
階段の下にスペーサーボードと呼ばれる高さ調整の板がはめ込まれていているので、セトリング状況によって必要なだけ取り外します。
■メンテナンス
セトリング対策の調整も含まれますが、それ以外にも雨風にさらされる屋外の壁は数年ごとの再塗装が必要です。
これを怠ると、ログ材の日焼けやカビ・シロアリ被害が出来なくなってしまいます。
また、セトリング対策にしろ再塗装にしろ、メンテナンスを業者に依頼するとお金が掛かりますし、自分でやるなら十分な知識と作業する時間と体力が必要になりますので、これも無視するわけにはいきませんね。
■一般の住宅より厳しい条件
ログハウスは大きさ、高さ、防火等に一般の住宅よりも厳しい制限があります。
二階建てのログハウスが少なく、その代わりにロフトが設けられているのもそのためです。
ログハウスの構造上、間取りの自由度も低いですね。
■虫
自然素材ですので、当然ながら虫さんが好んでたくさんやってきます(苦笑)。
家族に虫が苦手な人がいると大変かも?昆虫好きには願ったりかなったりかもしれませんが。
■オシャレ
幹線道路で無くても、自動車が十分通行出来る道路沿いに建っていると、喫茶店や何かのお店と勘違いされちゃうこともタマにあるみたいです。おしゃれな建物ですからネ。
特に建物が道路に近くて広い駐車スペース(庭スペース)がある場合、お店っぽく想われがちかも?
どんなものにもイイところ・残念なところはあるものです。
多少の難があるものでも、それを好きという気持ちが強ければ、それもまた魅力のひとつになったりもしますよね。
あなたの思い描く暮らしとログハウスの相性はいかがですか?
ログハウスについてはまだ語りきれていない所がたくさんありますので、またいずれ触れてみる予定です。
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