イヌを飼う前に

今回はこれからイヌを飼いたいと思われている方へ、イヌの魅力…はよくご存知でしょうから、事前に知っておきたいことや知っておくべきことなどを書いてみたいと思います。
既によくご存知の方もいらっしゃるでしょうが、そういう方は今一度再確認ってことで。
イヌに限ったことではありませんが、元々は野生の動物でした。
そして野生のイヌはグループを作って、そこには必ずリーダーがいるという習性がありました。
そのため人間社会の中で暮らす場合でも、イヌは誰がリーダーなのかを考え、もしも誰もリーダーっぽくないと思ったら自分がリーダーだと思ってしまい、人間の命令を聞かなくなってしまいます。
ですからイヌを飼うならば飼い主であるアナタがリーダーらしく振る舞わなければいけません。
カワイイ・カワイイと甘やかしてばかりだと、まったく言うことを聞かないワガママなワンちゃんに育ってしまうんです。
リーダーらしい振る舞いとは、ダメなものはダメと叱るときはシッカリと叱るなどの躾をすること。
そしてよく出来たときには優しく褒めてあげて、良い悪いを教えてあげることが大切なのですが、何か行動した時にスグにリアクションしてあげることが重要です。
何か行動するとイヌはこちらの様子を窺ってきますので、ちゃんと目を合わせてアイコンタクトをしながら躾てください。
間をおいてしまうと、なぜ叱られているのか?褒められているのか?が理解できずに、最悪勘違いした学習をしてしまいます。
必ずすぐにその場でイヌの行動にリアクションしてあげることが大切ですよ。
これはイヌと暮らすのに必要な基本中の基本です。
イヌが家にやってくると、抱く・撫でるなどのスキンシップはされると思います。
特に幼いイヌにとってスキンシップはとても大事なことで、幼いうちに体中全体を触ってあげて、どこを触ってもイヌが怒らないようにすることが必要です。
この仔犬の時点でのスキンシップの仕方で、そのイヌの性格が決まると言っても過言ではありません。
幼いうちに頭や背中だけしか撫でられていないまま成長したら、普段触られ慣れていない所を触ろうとしたら怒ったり噛みついてきたりするようになる可能性があります。
仔犬のうちに全身を触られることに慣れていれば、ケガ・病気・予防接種などで獣医さんに触られても怒ることはないでしょうからスムースに診療ができますよね。
イヌの美容院などでトリミング等をしてもらう時もイイコにしてくれることでしょう。
たっぷりと愛情を持って体中まさぐってあげてくださいね。
イヌも人間同様に、病気になったり感染症を患ったりしますのでワクチンの予防接種が必要です。
ペットショップやブリーダーから仔犬を入手されるならば、詳しく教えてくれるでしょうから大丈夫だと思いますが、個人宅で生まれた赤ちゃんをいただいて飼育するケースもあるでしょうから触れておきます。
母親の母乳を飲むことで仔犬には母乳から得た抗体があるのですが、これはそれほど長持ちせず、生後しばらくすると抗体は消えてしまい、ウィルスに対して無防備な状態となってしまいます。
この抗体が消えるのは生後42日から150日と、かなり幅広い期間になっています。
抗体がまだあるうちにワクチンを接種してあげればいい気もしますが、この母親譲りの抗体がある内はワクチン接種は意味をなしません。
ワクチンとは、毒素が弱められたウィルスです。これを注入して一度自力で克服することでそのウィルスへの抵抗力をつけるのを予防接種というのですが、まだ母親の抗体がある内はその抗体がワクチンを駆逐してしまい、抵抗力をつけることが出来ないんですね。
完全にその抗体が無くなっていると思われる150日が経過してから接種すればいいかというと、もしも早期に抗体が無くなっていたらば150日過ぎるまでウィルスに無防備なまま長期間すごさなければならなくなります。
そこで、早期に抗体が消えると仮定して生後40日~50日くらいで一回、その約ひと月後にもう一回。
だいたいはこの範囲内で抗体が消滅していてワクチンの効果があると思われるのですが、中にはまだ抗体が残っている場合もありますので、念のため更に一月後にもう一回。合計三回しなくてはなりません。
何回も予防接種をするのは飼い主も負担ですし、ワンちゃんも可哀そうに思われる方もおられるかもしれませんが、ウィルスから守ってあげるためには必要なことです。
更に、せっかく予防接種で付けた抵抗力ですが、人間と違ってその後永遠に残ってくれるものではなく、イヌのものは消えてしまう性質がありますので、毎年一回の予防接種が必要というのが一般的ですが、三年に一回で十分だという向きもあるようです。
ここまで触れてきた予防接種は、一度の接種で複数のウィルスに抵抗力をつける混合ワクチンについてなのですが、もうひとつ狂犬病に対する予防接種も毎年一回行うように行政から指導されています。
気をつけたいのがお散歩です。
生後三回目の予防接種が終わるまでは、抗体があるのかないのか判らない状態ですので、ウィルスが渦巻いている外へ長時間連れ出してお散歩するのは危険だと言えます。
はやる気持ちもわかりますが、三回目の接種が済んで状態が落ち着くまでは控えることをお勧めします。
また、イヌを買う際には飼い始めて30日以内(生後90日未満ならば90日を過ぎてから)登録の届け出をすることが法律で定められています。
もしも狂犬病が地域で発生した時に行政側が状況を把握、飼い主側への情報伝達に必要なことですので、最初の狂犬病の予防接種と同時に届を出すのをお忘れなく。
そこら辺は予防接種の際に教えてもらえると思いますので、難しく考えたり面倒くさがったりすることはないと思いますよ。
でもこの登録、法律で定められてはいますが、登録していなくてもこれといった罰則はないようです。
そのため、けっこう登録されていない方も少なくなく、未登録なままのイヌは全体の30%くらいはいると推測されています。
登録するのは義務でもありますが、なぜ登録をしないといけないのか?ということを考えれば自分だけの問題ではなく、近所まわりの方々へのモラルの問題と気付かれることでしょう。
以上、これらをちゃんと踏まえたうえで、ワンちゃんとの楽しくハッピーな暮らしを始めてくださいね♪
ペットショップやブリーダーから仔犬を入手されるならば、詳しく教えてくれるでしょうから大丈夫だと思いますが、個人宅で生まれた赤ちゃんをいただいて飼育するケースもあるでしょうから触れておきます。
母親の母乳を飲むことで仔犬には母乳から得た抗体があるのですが、これはそれほど長持ちせず、生後しばらくすると抗体は消えてしまい、ウィルスに対して無防備な状態となってしまいます。
この抗体が消えるのは生後42日から150日と、かなり幅広い期間になっています。
抗体がまだあるうちにワクチンを接種してあげればいい気もしますが、この母親譲りの抗体がある内はワクチン接種は意味をなしません。
ワクチンとは、毒素が弱められたウィルスです。これを注入して一度自力で克服することでそのウィルスへの抵抗力をつけるのを予防接種というのですが、まだ母親の抗体がある内はその抗体がワクチンを駆逐してしまい、抵抗力をつけることが出来ないんですね。
完全にその抗体が無くなっていると思われる150日が経過してから接種すればいいかというと、もしも早期に抗体が無くなっていたらば150日過ぎるまでウィルスに無防備なまま長期間すごさなければならなくなります。
そこで、早期に抗体が消えると仮定して生後40日~50日くらいで一回、その約ひと月後にもう一回。
だいたいはこの範囲内で抗体が消滅していてワクチンの効果があると思われるのですが、中にはまだ抗体が残っている場合もありますので、念のため更に一月後にもう一回。合計三回しなくてはなりません。
何回も予防接種をするのは飼い主も負担ですし、ワンちゃんも可哀そうに思われる方もおられるかもしれませんが、ウィルスから守ってあげるためには必要なことです。
更に、せっかく予防接種で付けた抵抗力ですが、人間と違ってその後永遠に残ってくれるものではなく、イヌのものは消えてしまう性質がありますので、毎年一回の予防接種が必要というのが一般的ですが、三年に一回で十分だという向きもあるようです。
ここまで触れてきた予防接種は、一度の接種で複数のウィルスに抵抗力をつける混合ワクチンについてなのですが、もうひとつ狂犬病に対する予防接種も毎年一回行うように行政から指導されています。
気をつけたいのがお散歩です。
生後三回目の予防接種が終わるまでは、抗体があるのかないのか判らない状態ですので、ウィルスが渦巻いている外へ長時間連れ出してお散歩するのは危険だと言えます。
はやる気持ちもわかりますが、三回目の接種が済んで状態が落ち着くまでは控えることをお勧めします。
また、イヌを買う際には飼い始めて30日以内(生後90日未満ならば90日を過ぎてから)登録の届け出をすることが法律で定められています。
もしも狂犬病が地域で発生した時に行政側が状況を把握、飼い主側への情報伝達に必要なことですので、最初の狂犬病の予防接種と同時に届を出すのをお忘れなく。
そこら辺は予防接種の際に教えてもらえると思いますので、難しく考えたり面倒くさがったりすることはないと思いますよ。
でもこの登録、法律で定められてはいますが、登録していなくてもこれといった罰則はないようです。
そのため、けっこう登録されていない方も少なくなく、未登録なままのイヌは全体の30%くらいはいると推測されています。
登録するのは義務でもありますが、なぜ登録をしないといけないのか?ということを考えれば自分だけの問題ではなく、近所まわりの方々へのモラルの問題と気付かれることでしょう。
以上、これらをちゃんと踏まえたうえで、ワンちゃんとの楽しくハッピーな暮らしを始めてくださいね♪
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これはホント「軽い」ことではなく「怪我・病気」にも
なる、、それにキッチリ向かい合える環境の方が
ペットを家族に迎えるべきでしょうね。
そして書かれてますように「主導権」は絶対人間で!!
ケーブルTVのカリスマドッグトレーナー
シーザー・ミランさんがそのことは毎回言われてます。
問題のあるのは「犬」じゃなく飼い主のほうが多いと。
私、今3頭と暮らしてますがこの子達が天寿全うしたら
もう暮らしません。。私の体力がないですもん。
責任果たせてこその幸せだと思います。
> ケーブルTVのカリスマドッグトレーナー
> シーザー・ミランさんがそのことは毎回言われてます。
> 問題のあるのは「犬」じゃなく飼い主のほうが多いと。
そうですよねぇ~、ちゃんと躾が出来ていればワンちゃんがトラブルを起こすことはめったにないハズです。
これは飼い主の倫理観の影響が大きいと想いますし、同じことは人間の子供にも言えるのではないかと思います。
私も亡き両親に言いたい、、、
なんでもっと「上品・品格」のある子に、、なんてね!
親は子の鏡とよく言います。
さてはうちの3娘は???頭痛いです!!