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金山寺会陽存続への道

会陽(えよう)と言えば、日本三大奇祭に挙げられている「西大寺会陽(はだか祭り)」。

しかし、昨年末に住職の不在中の火災で国重要文化財だった本堂が全焼した岡山市北区の金山寺(かなやまじ)
でも、規模では西大寺に劣りますが約1200年前に始められた県内で最も古い歴史ある会陽が毎年行われてきました。

その伝統の会陽も、本来ならば県内大小の会陽の中で先頭を切って2月に行われるはずが、今年は本堂が焼失してしまったために中止に。
なんとか来年には復活出来るように、会陽に参加している有志約200人が本堂と会陽を復活させようと、「金山寺会陽を護(まも)る会」を発足して、西大寺の会陽などで募金を募るなど、精力的に活動をされているそうです。

この金山寺の火災を受けて、県教委は文化庁の指示のもと、国・県指定の重要文化財で自動火災報知設備の設置状況を調査。
その結果、消防法違反には該当はしないものの、県重文の4棟で設備が未設置だったり、作動不良や点検の十分にされていないなど、国・県重要文化財で発見されていて、早期の改善が求められます。
今後は管理状況なども実地調査を行い、不適切な場合には県が作成したマニュアルにのっとって改善するよう指導していくとのこと。

伝統行事は、それを受け継ぐ人達がいる限り無くなりはしませんが、建造物などの歴史遺産は一度失ってしまえば元に戻ることはありません。仮にそっくりそのまま再現出来たとしても、価値的には全く別物なのです。

悲劇を繰り返さないよう、文化財の管理者のみなさんにはシッカリと対策を行って欲しいものです。

今年は開催を見送ることになったと思っていた金山寺の会陽ですが、「金山寺会陽を護(まも)る会」の方たちの努力の成果が早くも出て、3月2日に会陽の年少の部である「子供会陽」の開催が出来たそうです。

この「子供会陽」では約60人の子供たちが仮設の台上から投げ入れられた宝木(しんぎ)を奪い合ったそうで、伝統行事を次の世代へと受け継いでくれる子供たちだけでも会陽を体験できたのは意義深いことですよね。

この「子供会陽」が行われた前夜には、来年の復活に向けて仮会場で成人による会陽が試験的に行われています。
本堂の再建にはまだまだ時間が掛かると思いますが、この伝統行事だけでも早く復活できるといいですね。

本堂全焼の岡山・金山寺で会陽 裸群200人宝木奪い合う

 昨年末に国重要文化財の本堂が全焼した金山寺(岡山市北区金山寺)で2日夜、約1200年の伝統を持つとされる会陽が、来年の本格実施を目指し試験的に行われた。岡山県内の愛好家でつくる「金山寺会陽を護る会」メンバーら約200人が募金で設けた仮会場で激しい宝木(しんぎ)争奪戦を繰り広げた。

 金山寺会陽は、毎年県内トップを切り2月の第1土曜日に行われてきたが、今年は火災で中止に。同会は会陽再開に向け、西大寺会陽会場などで募金活動を進め、約700人から71万円を集めた。

 焼けた本堂は撤去にも文化庁の許可が必要で、現在もそのまま。このため本堂東側に宝木投下台(高さ2メートル)と、約200平方メートルの広場を囲む木製柵(同)を募金で設置し、安全を確保した上で開いた。

 3月とはいえ冷え込む中、まわし姿の男衆は「わっしょい、わっしょい」と白い息を吐きながら広場などを約30分練った。午後9時半、松原宏澄住職(76)が宝木2本を裸衆に投げ入れると、「うおー」というどよめきとともに激しく体をぶつけ合った。

 昼には次世代継承へ子ども会陽もあり、小学生約60人が参加。松原住職は「一日も早く本堂を再建し、期待に応えたい」と話していた。

山陽新聞 本堂全焼の岡山・金山寺で会陽 裸群200人宝木奪い合う(2013/03/02)

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ニュース | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2013/03/03 23:43
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