JR津山線 亀甲駅 フォトレポート

岡山県の県庁所在地であり県内一番の都会・岡山市と県北部の主要都市(笑)津山市を結ぶJR津山線。その沿線に「亀甲(かめのこう)駅」があります。
この駅は美咲町にあり、津山駅から三駅目で約15分で着きます。岡山駅からですと快速で5駅で約1時間弱、各駅停車だと13駅目で約1時間15分くらいでしょうか。

数ある岡山県内の駅の中から、「亀甲駅」を選んで紹介するのには理由が有ります。津山から近いのもありますが、それだけなら津山市内の駅を選びます。

駅舎が亀さんです!亀の顔が付いているだけじゃなく、屋根も亀の甲羅を模しています。生で見ると結構インパクトあります。
あちこちで紹介されていますし、全国的に有名になった美咲町の「たまごかけごはん」を鉄道利用で食べに来た方もおられることですし、すでにご存じの方も多いでしょうね。
元は普通の駅舎だったんですが、町おこしの一環として平成7年に現在の“かめっち”(駅の愛称)に建て替えられました。

顔のアップ。目が時計になっています。

駅舎入り口横にも亀さんの像が。ホーム側にもありますよ。

待合室。
木の落ち着いた感じがいいですね。奥のガラスケースにはたくさんの亀グッズが並べられています。

なんとリアル亀さんもいました♪本当に亀だらけな駅ですね~。
駅名の“亀甲”は地名ではありません。(住所は岡山県久米郡美咲町原田1748-5)
駅の近くに亀の甲羅に似ている“亀甲岩”というものがありまして。その岩にちなんでつけられた駅名だそうです。亀は縁起物ということもあり、現在の駅舎に建て替えてからは亀をシンボルとして駅周辺のあれこれの物(案内板・電光掲示板・橋・マンホール他)に亀を採用。あちらこちらで亀を見ることが出来ます。
“亀甲岩”には伝承のようなものが有ります。
“昔、日本回国の六部がこの地で行き倒れた。それを里人が哀れみ遺体をこの地に埋葬したところ、とある蒼い月の夜、巨大な岩が弘法大師の尊像を乗せて地上にせり上がったという。その岩の形が亀の甲に似ているところから『亀甲岩』と呼ばれるようになった”とのことだそうです。
実はもう一説ありまして、“稲荷山城主であった原田三河守の愛娘作州は、東の方新免伊賀守に嫁いだ。父はたびたび里帰りして欲しいので、立派な別荘を造ったところ、その屋敷に大きな岩が出て、形が亀に似ているので、原田三河守は吉兆であると非常によろで大切に残したという。現在、屋敷の跡はないが岩のみが残っている。その岩が『亀甲岩』だといわれている”のだそうです。
この“亀甲岩”は駅近くの道沿いにあり、駅から歩いても数分で見に行くことが出来ます。興味のある人は駅員さんに聞くと親切に行き方を教えてくれますよ。
「亀甲駅」 【地図】
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