岡山で田舎暮らし

地形は全体的に平地が少なく、特に北部の旧吉永町エリアは大半が山で占めています。海に面した旧日生町エリアも海そばまで山が迫り、海に面した少ない平地に公共施設や各種店舗が集中、そこから山にかけて住宅が密集して建てられています。市の最西端が岡山平野の東の端にあたり、町として栄えてきました。
市の中心は片上エリアで古くから商業を中心に栄えてきたところです。ただ、近年の自動車社会の影響を受けて、幹線道路沿いに広い駐車スペースを確保できている伊部エリアのほうが発展してきているようです。

交通の面ではJR赤穂線が市の南部を東西に横切り7駅が設けられ、JR山陽本線が中央北側を通り2駅が設けられています。鉄道による南北の連結はありません。
道路は東西に山陽自動車道が通っており「備前IC」が設置されています。また、国道2号線が関西圏から岡山市方面へと通っていて、それにそって街が発達しています。
南北の交通手段は自動車に頼るしかありません。県道368号線が市内の南北を連結していますが、和気町経由で国道374号線を利用すれば他の市町村との往来が便利です。


産業は北部の旧吉永町エリアでは農業・林業、中央部は商業を主体に発展、南部にあたる旧日生町エリアは漁業を主としています。中央部の伊部地域は備前焼が大変盛んで多くの窯元があり、独特の風情ある町並みを訪れる観光客も多いです。
代表的な観光スポットには、茅葺屋根の古民家が建ち並ぶ農村風景を昔のまま残した「八塔寺ふるさと村」、秋の紅葉・黄葉が美しい日本最古の庶民学校「閑谷学校」、備前焼販売店や窯元が多く集まる「伊部駅周辺」、牡蠣を代表とする新鮮な魚介類を堪能できる日生町の「五味の市」等があります。


備前市の通信インフラ状況は、合併前の備前市エリアはほとんどの家庭でブロードバンド環境が整えられられます。日生町エリアでもケーブルテレビ・「ひなビジョン（日生有線テレビ）」を利用できますので、どの家庭でも快適なインターネット環境が整います。ただ、中山間地域の旧吉永町エリアではブロードバンド環境を整備するには多大な費用が必要になることから整備が大変遅れています。採算の面から、市では岡山県が推進している衛星を利用したブロードバンド化に頼りたいとの考えのようで、今しばらくは我慢が必要な場所が多いようです。そういう場所では、携帯電話用の電波を利用した通信サービスがベストな選択肢になります。
「田舎の通信インフラ状況」


田舎暮らしの面ではエリアごとで大きく違いが有ります。
北部の旧吉永町エリアは先述のとおり大半が中山間で山里田舎暮らしの典型的な生活が出来ます。店舗は大変少なく、大きなスーパー等もありません。車利用でも買い出しに多少時間がかかってしまうのは欠点に思われますが、その分豊かな大自然に包まれた素晴らしい環境に恵まれています。釣り好きな方なら八塔寺川ダムでバス釣りが楽しめます。

中央部の旧備前市エリアは市街が発達しており、交通の便も良く、大変便利に暮らせるところです。
しかも市街から少し離れれば田舎風景が広がり、便利な田舎暮らしには調度いいところではないでしょうか。また、海にも近いので海好き・釣り好きな方にもいいエリアと言えるでしょう。

南部の日生エリアは漁港町です。
新鮮な海の幸を堪能したり、海釣りを楽しんだりには最適な場所ですね。交通の便もJR赤穂線の「日生駅」「寒河駅」の二駅が有って、関西からのアクセスも悪くありません。ただ、物件として出てくる家のほとんどが海そば斜面に密集した所にあることが多いので、車は近くで駐車場を探すことになりますし、家の前に横付けできるほどの広さがある道自体が無いことも珍しくはありません。

「備前市ホームページ」