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岡山の著名人:星野仙一【プロ野球】

岡山県出身のプロ野球選手は大勢います。
“心優しき暴れん坊” 大杉勝男さん(東映・日拓・日本ハム・ヤクルト:野球殿堂入り)、“巨人キラー・カミソリ平松” 平松政次さん(大洋)、“人生送りバント・バント職人” 川相昌弘さん(巨人・中日)、“サブロー”こと 大村三郎選手(ロッテ・巨人)etc…。
現役選手、現役引退して監督やコーチを務めている方、既に天寿を全うされた方などなど。

そして倉敷市出身の東北楽天ゴールデンイーグルス監督・星野仙一さんは、その実績と強烈なキャラクターのせいでしょうか、岡山県出身の大勢のプロ野球選手の中でも現役で活躍中の方・引退された方含めて一番知名度が高く、“仙ちゃん”“仙さん”の愛称で親しまれています。

中日・阪神・楽天と三つのプロ野球チームを監督してきた星野さんですが、5月6日に行われたオリックス戦に勝利したことで監督として通算1067勝目を挙げ、元巨人軍監督だった川上さんを抜いて単独で歴代10位となったとのこと。おめでとうございます!

山陽新聞 星野監督、通算1067勝達成 元巨人・川上氏抜く(2013/05/07)

そういうわけで今回は星野仙一さんについてご紹介したいと思います。

選手時代のポジションは投手で、沢村賞1回(1974年)、 月間MVP2回(1975年9月、1977年8月)、最多セーブ投手1回(1974年)、オールスター選出6回(1969年・1974年 ・1975年・1976年・1979年・1981年)。
1969年から1982年の現役時代通算でちょうど500試合に登板し、その内243試合で先発。
146勝121敗34セーブで勝率.547、防御率3.60という成績は見事なものですよね。

明治大学時代の同級生の田淵幸一さん(阪神)・山本浩二さん(広島)とはプロ野球界に進んだ後もライバルとして戦いながらも変わらず親しく交流。
それは現在まで続いていて、星野さんが北京オリンピック野球日本代表監督に就任した際には、田淵・山本両氏をコーチとして招き入れ、2010年に楽天ゴールデンイーグルスの監督となった時は田淵さんをヘッドコーチに招聘しています。

星野さんと言えば“闘将”のイメージが強いですよね。
特に中日監督時代や阪神監督時代、ベンチを飛び出して鬼のような形相で審判に激しい抗議をする姿が簡単に思い出されるのですが、実はその大半はファンを盛り上げるためのパフォーマンスで、審判に断りを入れたうえでのことだったとか。役者ですねぇー。

その“闘将-熱い男”というキャラクターの反面、ボランティア活動に熱心であり、毎年のように地元岡山の障害者施設に寄付、『人生の1%をボランティアに捧げ』と選手達にも説いているそうです。
これは小学生時代に障害を持つ同級生を毎日おぶさって通学していた経験からきているのでしょうね。

人材の育成にも定評があり、ルーキーだった立浪和義の守備力に着目して打撃に不安があるもののショートのポジションをレギュラーとして起用して不審な打撃にも辛抱強く起用を続けた結果、同選手は110試合出場して22盗塁・21犠打を記録し、新人王と高卒新人初のゴールデングラブ賞を受賞したということの他にも、挙げればキリが無い数々の人心掌握と選手への信頼によるエピソードがあります。

地元岡山県倉敷市の美観地区には2008年に「星野仙一記念館」が開館。
少年時代に母親から買ってもらったグローブ、プロ野球選手時代と監督時代の各ユニフォーム、野球用具、表彰カップ、写真など200点余りが展示されています。オリジナル編集されたビデオ鑑賞を出来る観賞室もあるそうですので、野球が好きな方や星野仙一という人物に興味をお持ちの方は、美観地区を訪れた際に立ち寄ってみては。

星野仙一記念館
岡山県倉敷市中央1-10-11 【地図】
TEL:086-430-0001
休館日:無し
開館時間:10:00~18:00(4~9月)・10:00~17:00(10~3月)
入館料:大人500円・子供(小学生)200円
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著名人 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2013/05/07 23:47
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