スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --:--

マツタケの人工栽培

マツタケ イメージちょっと季節外れかもしれませんが、今回はマツタケについてです。

マツタケは日本の秋の高級食材で、風味豊かな香りとその食感は独特で大好きな方は多いでしょうね。輸入物のマツタケもありますが、国産のものと比べると明らかに風味・旨味に大きな違いがあり、やっぱり国産品のマツタケを食べたいものです。
※輸入品も産地では日本国産品と同等の品質があるのですが、日本に輸入するには石突についている土を洗い落とさないと持ち込めないように法律で定められています。そのためマツタケの劣化が進んでしまい、消費者の口に入る頃には大きく風味が劣ってしまっているのです。

マツタケってすごくお高いですよね(苦笑)。ちょっと気軽にと言えるような金額ではありません。
これは年々収穫量が少なくなっているので価格がドンドン高騰してしまっているためで、なんと昭和初期と比べて現在は0.3%にまで収穫量が落ちているのだとか。

マツタケの収穫量が年々落ち込んできている理由には多くの事柄がからんでいると思いますが、近年の林業の衰退により、山の手入れがかつてのように行われなくなってしまったため、落葉等が蓄積したことによって土が栄養豊かになってしまってマツタケの成長に適さなくなってしまっていると考えられます。

シイタケなどのように人工的に栽培出来たらいいのですが、マツタケは非常にデリケートなキノコで、昔から多くの人が人工栽培に挑戦してきていますが未だ大成功したという話を聞きません。
と言うのも、シイタケなどの人口栽培が出来るキノコは枯れた木に寄生して育つので管理が比較的簡単なのですが、マツタケは生きている木に寄生して共存関係をうまく成立させなければならない為、人工的に栽培をすることが困難だとされているんですね。

いままでマツタケの人口栽培に挑戦してある程度の成果を出した例はありますが、いずれも生産量的にも品質的にもまだまだ商業ベースに出来るほどのものではないようです。
もしもマツタケの人工栽培技術を確立することが出来たなら、きっと大金持ちになれることでしょうね!

ではなぜマツタケの人工栽培は難しいのでしょうか?

マツタケは赤松の根に“シロ”と呼ばれている菌子の環状のコロニーを作っていて、シロの地下にはマツタケの本体である菌糸体と菌根が発達しているんですが、このマツタケの菌は自分で栄養素を作り出すことが出来ないので宿主である赤松から栄養を分けてもらって成長します。
また、マツタケの菌はとても脆弱でライバルとなる様々な菌が周りにいると、その勢いに負けて成長することが出来ません。
そのため、他の菌が繁殖しやすい腐葉土などの栄養豊かなところでは育たず、栄養が乏しい比較的乾燥した鉱質土層を好みます。

マツタケの生える土地の手入れなどの管理も大変ですし、アカマツの根にマツタケの菌を付けてシロを作るのには成功しても、前述のように木との共存関係をうまく作ってくれないとマツタケが出てきません。
その年ごとの気候や降水量にも影響を受けますし、自然に任せるにしても人工的に栽培するにしても、一筋縄ではいかないのがマツタケの栽培のようです。

マツタケの人工栽培を研究 久米南町、理大教授に依頼

 マツタケを人工栽培する研究がかつての産地・岡山県久米南町で始まった。町が産地復活を期待し、町出身の岡山理科大技術科学研究所の長尾一孝教授(生物工学)に依頼。地域住民にも協力を呼び掛け、3年間をめどに挑戦する。

 研究場所は、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の予定地(同町羽出木、塩之内、上弓削)内の約40平方メートル。計画では、アカマツの枝から作った新しい根に菌を付着させて地面に植え、マツタケが生える「シロ(菌糸とアカマツの根でできる塊)」を作る。

 長尾教授によると、この手法は県外でも試みられ、シロの形成は報告されているが、マツタケの発生は確認されていないという。

 昨年5月、町から打診を受けた長尾教授が現地調査。かつてマツタケが生えていた場所で、約20年前に造成した後も現在までアカマツが自生していることなどから復活の可能性があると判断した。

 同大の学生2人と今月1日、枝から根を作る作業を実施。アカマツの枝の粗皮を長さ3センチほどナイフで削り、水分供給のためのミズゴケで覆った後、ラップを巻いて固定した。順調にいけば1〜2カ月後に根が出てくるという。長尾教授は「今は手探り状態。いろいろな手法を試したい」と話している。

山陽新聞 マツタケの人工栽培を研究 久米南町、理大教授に依頼(2013/05/13)

この取組み上手くいくといいですね!
簡単には行かないでしょうが、栽培に成功した暁には久米南町産のマツタケが新しい岡山県の名産品となってくれることでしょう。
大量生産も可能になれば今よりは買い求めやすい価格になってくれることでしょうし、是非ともいい結果を期待したいと思います。

スポンサーサイト
野菜・果物・山野草 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2013/05/15 23:34
コメント:

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。