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夏の定番!麦茶

麦茶 イメージ熱中症対策には、のどが渇いていなくても細めに水分補給をすることが大切です。日本の暑い夏を過ごすのには飲み物は絶対欠かせないですよね。
そんな夏の水分補給にアナタは何を飲んでいますか?

ミネラルウォーター・スポーツドリンク・アイスコーヒー・お茶、人それぞれ自分の好みのドリンクがあると思いますが、日本の夏の定番的な飲み物といえば“麦茶”ですよね!

かつてはどこの家庭でもデカいヤカンにいっぱいの麦茶を作っているのが当たり前で、町内の寄り合いやスポーツ少年団などでもデカいヤカンの麦茶は必需品でした。
田舎の家庭では、畑仕事の途中で縁側で麦茶を飲みながら一休みなんて光景が良く見られたものです。

当時は麦茶の代わりになる飲み物なんてなかったんで当然なことと思いますけど、麦茶以外の選択肢が星の数ほどもある今の時代でも、やっぱり夏の飲み物といえば麦茶だという人は少なくないと思います。

麦茶の歴史はかなり古く、かつては“麦湯”という名称で日本人の夏の飲み物として愛されてきました。なんとチャノキの茶葉から煮出すお茶が一般に普及するよりもっと古い時代から飲まれていたそうで、戦国武将が麦湯を愛飲していたと伝えられているそうです。
江戸時代には『麦湯』と書かれた看板を揚げた、今で言う喫茶店のようなお店が繁盛していたそうですね。

でもなぜ日本人は夏になると麦茶を飲むんでしょうか?
昔から飲んでいるからとか、原価が安上がりだからとかいうそれだけの理由ではないと思って調べてみました。

まず一番の理由は麦茶には体温を下げる効果があるから。
なるほど、これは有無を言わさないこの上ない明確な理由です。

二つ目の理由に、麦茶には緑茶などに含まれているカフェインがまったく無いので、赤ちゃんにも安心して飲ませることが出来ると昔から言われています。
お茶は寝る前に飲むとカフェインのせいで眠れなくなることもあるでしょうが、麦茶なら就寝前でも安心して飲むことが出来ますね。
※麦茶商品の中には色出しを早めるために、紅茶や烏龍茶の粉末が含まれているものもあるようですので、カフェイン0にこだわるならば、購入前に成分をチェックしましょう。

このふたつが昔から今に至るまで夏に麦茶が飲まれてきている理由で間違いないと思いますが、近年になって他にも麦茶の素晴らしい効能が見つかって、麦茶を普段飲まなくなった今の時代に麦茶が再び見直されているようです。

・血液の流動性の向上(血液をサラサラに)
・バクテリアの定着を予防する作用があって虫歯菌(ミュータンス菌)の菌膜生成を阻害する
・麦茶に含まれるGABA(ギャバ)に血圧上昇を抑え、降下させる効果
・胃粘膜を保護する作用、糖尿病の合併症を予防する効果、炎症を抑える作用がある
・麦茶に含まれるPクマル酸などに発ガン性で注目される“ペルオキシナイトライト”の高い消去活性がある
・抗酸化作用があるので活性酸素を消滅させて、ガン・脳卒中・心筋梗塞などの予防効果がある

なんとも良いことづくめ!そしてカロリーはほぼ0カロリーなので、ダイエットを気にする人でも安心してガブ飲み出来るのも嬉しいですよね。

あえて残念な所を上げるとすれば…、煮出した物よりも水のままで抽出したほうが雑味が少なくクリアーで美味しい麦茶が出来るのですが、この方法だと出来るまでにかなり時間が掛かっちゃうことでしょうか?
それも、就寝前に用意しておけば朝には出来ていると思いますのでたいしたデメリットという程のものではありませんね。

今年の夏の農作業などの野外の仕事の際には、昔のようにデッカいヤカンに麦茶と氷を入れて持っていきましょう!
デカいヤカンを持ちまわるのはちょっと…って場合は大きなペットボトルに半氷状態な麦茶を入れて持って行くのがいいですね。タオルでくるんでおけばペットボトルに付く水滴でアチコチを濡らしてしまうことも防げますよ。

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田舎での生活 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2013/07/18 23:51
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