涼を求めて…神庭の滝

全国的に強烈な暑さにみまわれている今年の夏。みなさんどこか涼しげなところにお出掛けされましたか?
暑い日はやっぱり水辺に行きたくなるのが人情ってことで、今回は真庭市の「神庭の滝(かんばのたき)」へ行ってきました。

この滝は『日本の滝百選』に選出されていて、高さ110m・幅20mの断崖絶壁から落下する滝の豪快さは西日本一の規模を誇ります。渓谷林も素晴らしく、四季を通じて大自然の美しさを堪能することが出来るところです。
また野生のニホンザルが棲息しているのもこの滝の特徴のひとつです。
真庭市の中心である勝山の町から車で湯原温泉方面に進む途中に神庭の滝はあります。
駐車場に到着すると先客達の車が既にいっぱい止まっていました。さすが西日本一の滝です。


駐車場そばにある“滝の茶屋”では蒜山のジャージー乳牛のミルクから作られたソフトクリームが人気でした。
ここから先は徒歩での移動になります。渓流の流れを眺めながらマイペースでのんびりと歩いていきましょう。

料金所少し手前にある「玉垂れの滝(たまだれのたき)」。
まるで草ぶきの屋根から滴り落ちる雨水のように、しずくが年中休むことなく垂れ続けている変わった滝です。


この神庭の滝といえばニホンザルを連想する人は少なくないと思うんですが、料金所に“ただいまサルは公園内にはおりません”という残念な看板が。
おサルさんに会えないのはちょっと残念ですが、それでこの滝の魅力が半減するわけではありません。気を取り直して滝を目指して歩きます。



料金所からしばらく歩くと、前方に視界が開けて目的の滝が見えてきました。最初に滝が見えるスポットに掛かる橋ということで、ここの橋には「滝見橋」という名前が付けられています。
さすが西日本一の規模を誇る滝、遠く離れたこの場所からでもその雄大さが伝わってきます。
滝見橋から少し歩いて滝近くになってくると、滝壺に落下する水の音を聞きながら、険しい地形に付けられた道を登ったり降りたりすることになります。
運動靴じゃないと無理なわけではありませんが、ヒールなどの不安定な物は避けた方が賢明ですね。

かつては滝壷近くまで接近出来たのですが、最近は落石のために少し離れたところまでしか近寄ることができません。
それでもこの位置からでも滝の迫力は十分感じることが出来ましたが、やっぱりいつかはまた滝壷そばまで行ってみたいものです。
落差100m以上を落下してくる様は間近で見ると大迫力で、舞いあがる水しぶきが霧状になってとても涼しいんですよ。

※この画像は少しぼやけて見えますが、スリックすると鮮明な画像が表示されます
おかやまの自然百選 神庭の滝
岡山県真庭市神庭 【地図】
0867-42-1111(真庭市役所)
開園時間:8:30~17:15(年末年始は休園)
入場料:大人300円・小中学生150円
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