はんざきセンターと鯢大明神
約6,000年前の地層からも現在と変わらぬ姿の化石が発掘されている“生ける化石”オオサンショウウオ。
真庭市を流れる旭川及びその支流にはその生息地として国の天然記念物の指定を受けている両生類です。
そのため許可なくオオサンショウウオを捕獲・飼育することはできません。
オオサンショウウオは漢字で「大山椒魚」と書きますが、この名称は体表からでる粘液の匂いが“山椒に似ている”ことから来ています。
かの大路魯山人の著作『魯山人味道』に、さばいた際に強い山椒の香りが家中に立ち込めたと記されているそうですが、現在は天然記念物に指定されていますので食べることはデキマセン。
※魯山人によると、その肉は固かったそうですが数時間煮込むことで柔らかくなり山椒の香りも飛んで大変美味だったということです。
オオサンショウウオはとても生命力が強いと言われており、体を半分に裂いてもまだ生きていて体が再生するという言い伝えもあります。
そのことからオオサンショウウオは別名「はんざき(半裂き)」と呼ばれているのは有名ですよね。

真庭市の湯原温泉街からすぐ近く、元小学校校舎を再利用した市役所支局に隣接するところに「鯢大明神(はんざきだいみょうじん)」が祀られていて、その隣に世界でも珍しいオオサンショウウオのミュージアム「オオサンショウウオ保護センター(通称:はんざきセンター)」があります。
この「はんざきセンター」では、生息地のある真庭でもなかなか見ることのできない生きたオオサンショウウオが水族館のように観察することが出来る他、かつてこのセンターで飼育していた大型のオオサンショウウオのはく製やオオサンショウウオに関する様々な資料なども見ることが出来る貴重な施設です。
入場料は無料で常駐している人もいないので玄関が解放されていたら気軽に見学できますよ。
真庭市を流れる旭川及びその支流にはその生息地として国の天然記念物の指定を受けている両生類です。
そのため許可なくオオサンショウウオを捕獲・飼育することはできません。
オオサンショウウオは漢字で「大山椒魚」と書きますが、この名称は体表からでる粘液の匂いが“山椒に似ている”ことから来ています。
かの大路魯山人の著作『魯山人味道』に、さばいた際に強い山椒の香りが家中に立ち込めたと記されているそうですが、現在は天然記念物に指定されていますので食べることはデキマセン。
※魯山人によると、その肉は固かったそうですが数時間煮込むことで柔らかくなり山椒の香りも飛んで大変美味だったということです。
オオサンショウウオはとても生命力が強いと言われており、体を半分に裂いてもまだ生きていて体が再生するという言い伝えもあります。
そのことからオオサンショウウオは別名「はんざき(半裂き)」と呼ばれているのは有名ですよね。

真庭市の湯原温泉街からすぐ近く、元小学校校舎を再利用した市役所支局に隣接するところに「鯢大明神(はんざきだいみょうじん)」が祀られていて、その隣に世界でも珍しいオオサンショウウオのミュージアム「オオサンショウウオ保護センター(通称:はんざきセンター)」があります。
この「はんざきセンター」では、生息地のある真庭でもなかなか見ることのできない生きたオオサンショウウオが水族館のように観察することが出来る他、かつてこのセンターで飼育していた大型のオオサンショウウオのはく製やオオサンショウウオに関する様々な資料なども見ることが出来る貴重な施設です。
入場料は無料で常駐している人もいないので玄関が解放されていたら気軽に見学できますよ。



玄関を入って左。水槽で飼育されているオオサンショウウオを観ることが出来ます。
この部屋の真ん中には、かつてこの施設で飼育されていた中でも大きく育った「リュウくん」の剥製が展示されています。
生きていた時は最大で160cm・体重60kgにまで育ったそうで、無くなった時の年齢は推定130歳とのことです。オオサンショウウオって長生きするんですねぇー。





隣の部屋は真ん中に円形の水槽が置かれていて、その中にオオサンショウウオが飼育されています。
先程の部屋の水槽とは違って、オオサンショウウオが生育している環境を再現しているので隠れられるものがいっぱいあるので、どこにいるか探してみてくださいね。
この部屋の壁には各種資料や子供たちが描いたオオサンショウウオの絵が掲示されています。
水槽の奥にある窓から鯢大明神が見えていますね。
部屋を出た通路にもたくさんのオオサンショウウオに関する資料が展示されていて、その通路を挟んだ反対側の部屋にもたくさんの資料や展示物があります。
ホルマリン漬け(?)されたオオサンショウウオ、骨格、生育環境を再現したジオラマなどが見所ですね。

はんざきセンターを出て裏手に行くと鯢大明神の鳥居と鯢大明神にまるわる伝説が書かれた案内板があります。
その奥に鯢大明神が祀られている小さな祠があります。
案内板によると、鯢大明神の前の旭川に淵があって大きなはんざきが棲んでいたのですが、ここを行き交う馬や人を飲みこんでしまうので、村人は恐れて近づかなかったそうです。
ある時、このはんざきを退治しようと三井彦四郎という村の青年が淵に飛び込んで見事討ち取ります。ところがそれ以降、毎夜彦四郎の家の戸を叩き泣き叫ぶものが現れるも、戸を開けても誰もおらず。そんな日が続くうちにまもなく彦四郎の一家は死に絶え村人たちにも祟りが及ぶようになったのだそうです。
そこで村人たちはこの祠を建ててはんざきの霊を祀ったのが、この鯢大明神ということだそうです。




はんざきセンターすぐそばには、毎年開かれている「はんざき祭り」で使われている山車も置かれています。
先程の伝説に出てきた大はんざきのサイズ:体長10メートルに合わせて造られたはんざきが再現されていて、祭りではこの山車を引いて廻るのですが、なかなかリアルな出来栄え。
左のブルーシートが被せられているのは今年の祭りから登場した最新のもので、紙製の“はんざきねぶた”です。
三つの山車の中でも一番躍動感あるポーズをとっているんですが、シートのためによく見えないのが残念。
真ん中の山車のはんざきが色・姿が一番リアルに造られていますね。ウルトラマンとかに出てくる怪獣をイメージしてしまいます。
右の山車のはんざきは若干の色褪せが見て取れます。烏帽子をかぶっていることからもこれが一番最初に造られた物のようですね。
この山車三台が活躍する「はんざき祭り」は毎年8月8日に行われています。興味のある方、一度参加してみませんか?
「湯原オオサンショウウオ保護センター」
岡山県真庭市豊栄1530 【地図】
TEL:0867-62-2011(真庭市役所湯原支局総務振興課)
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始
入場料:無料
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