枝豆?いいえ青大豆です

一般的に熟した大豆は黄色や黒色なのですが、熟しても豆が枝豆のような緑色のまんまなものがあり、これを青大豆と呼んでいます。
この青大豆、生産者側にとってデメリットが少なくない為、現在は少数の農家しか生産していません。
そのため流通量は非常に少なく、希少なものとなっています。
デメリットには、他の大豆と比べてアブラムシが付きやすい・病気に掛かりやすい・縦に伸びず横に広がるので収穫に手間が掛かるということがあります。
かつて津山市内では広く栽培されていたそうなのですが、それらのデメリットからか、いつしか他の大豆にとって代わられて現在はほとんど生産されていません。
しかし、青大豆は他に品種よりも糖分が多く含まれていて、脂分は逆に少ないという特徴があります。
大豆の栄養素である大豆たんぱく、食物繊維、大豆イソフラボン、クロロフィル(葉緑素)、大豆オリゴ糖が豊富に含まれており、ビタミンAやカロテンも多いという優れた品種なんですね。
青大豆は主にきな粉の原料などに使われますが、糖分が高いことから様々なスウィーツにも使えそうです。
なにより健康食品としても魅力的な食材と言えるでしょう。
青大豆には気温が低いところが適していますので、主に北海道や東北などで栽培されています。
岡山県内では真庭市の風土が青大豆に合っているということで、真庭市のブランド名産品にしようと生産者が増えているそうです。
津山市でも青大豆の生産を現代に復活させて、「ごんごまめ」と名付けて特産品にしようという動きがあるようですよ。
特産品とするからには安定した収穫が求められますので、デメリットの解決は重要課題です。
最近のニュースで、アブラムシ対策に羽根を後ではがすことが可能な接着剤で固め、飛べないようにしたテントウムシを使ったところアブラムシ退治に成功したそうです。
こういった情報をうまく取り入れて、津山の新たなる特産品に出来るといいですね。
津山で幻の「ごんごまめ」復活 豆腐やスイーツなど商品試作
かつて津山地方で広く栽培されながら姿を消していた“幻の品種”青大豆の特産化を目指し、地元食品メーカーなどでつくる研究会が商品開発に取り組んでいる。かっぱを意味する津山の方言にちなんだ「ごんごまめ」の愛称で、豆腐やスイーツなどを試作。全国の流通業界のバイヤーに特産品をPRする「スーパーマーケットトレードショー」(来年2月・東京)への出展を検討している。
青大豆は普通の白大豆より大粒で甘みがあるのが特徴。きな粉原料などとして昭和30年代まで自家栽培されていたが、収量の少なさなどから衰退し、つい最近までほとんど作られていなかった。
津山農協や産学官組織・つやま新産業創出機構が2011年、津山市下津川、福井地区の2営農組合に作付けを依頼し“復活”。昨年は約30アールで栽培し700キロを収穫、一部は岡山市のスーパーなどで枝豆用ときな粉にして販売した。今年も同規模で作付けしている。
食品、和洋菓子など9社と生産者らで組織する研究会は、商品開発による消費拡大を目的に9月に発足。11月26日には6社が製造した豆腐や麺、お茶をはじめ、ジェラート、まんじゅうなどスイーツ類の試食会を美作大で開催した。
この日は販売場所などについても協議し、「道の駅に置いてみては」「あんこはフルーツパフェにも使える」といった意見が出た。
研究会事務局の市新産業創出課によると、試食会の結果を基に今後、各社で試作品を改良。年明けの会合でネーミングやパッケージデザインを決め、「トレードショー」への出展準備を加速させる。
山陽新聞 津山で幻の「ごんごまめ」復活 豆腐やスイーツなど商品試作(2013/12/16)
かつて津山地方で広く栽培されながら姿を消していた“幻の品種”青大豆の特産化を目指し、地元食品メーカーなどでつくる研究会が商品開発に取り組んでいる。かっぱを意味する津山の方言にちなんだ「ごんごまめ」の愛称で、豆腐やスイーツなどを試作。全国の流通業界のバイヤーに特産品をPRする「スーパーマーケットトレードショー」(来年2月・東京)への出展を検討している。
青大豆は普通の白大豆より大粒で甘みがあるのが特徴。きな粉原料などとして昭和30年代まで自家栽培されていたが、収量の少なさなどから衰退し、つい最近までほとんど作られていなかった。
津山農協や産学官組織・つやま新産業創出機構が2011年、津山市下津川、福井地区の2営農組合に作付けを依頼し“復活”。昨年は約30アールで栽培し700キロを収穫、一部は岡山市のスーパーなどで枝豆用ときな粉にして販売した。今年も同規模で作付けしている。
食品、和洋菓子など9社と生産者らで組織する研究会は、商品開発による消費拡大を目的に9月に発足。11月26日には6社が製造した豆腐や麺、お茶をはじめ、ジェラート、まんじゅうなどスイーツ類の試食会を美作大で開催した。
この日は販売場所などについても協議し、「道の駅に置いてみては」「あんこはフルーツパフェにも使える」といった意見が出た。
研究会事務局の市新産業創出課によると、試食会の結果を基に今後、各社で試作品を改良。年明けの会合でネーミングやパッケージデザインを決め、「トレードショー」への出展準備を加速させる。
山陽新聞 津山で幻の「ごんごまめ」復活 豆腐やスイーツなど商品試作(2013/12/16)
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