最上稲荷に初詣

岡山県での初詣と言えばなんと言っても「最上稲荷(さいじょういなり)」ですね。
最上稲荷の正式名称は「最上稲荷山妙教寺」という日蓮宗のお寺なのですが、その所在地が岡山市北区の高松地区であることから高松稲荷とも呼ばれている、日本三大稲荷のひとつです。
寛保元年(1741年)に建立された霊応殿本殿(旧本殿)は岡山市重要文化財に指定、本堂(根本大堂)など33件が国の登録有形文化財に登録されている歴史ある寺院で、初詣シーズンには岡山県下最大の参拝客で賑わいます。
あまりの人出の多さから、大晦日から三が日にかけては交通規制が行われ、車で出掛ける際には渋滞するのは当たり前という覚悟が必要ですよ。
この最上稲荷は敷地も非常に広く、仁王門・大客殿・根本大堂などのある“供養ゾーン”、本殿などのある“祈祷ゾーン”、旧本殿や七十七末社などのある“文化財ゾーン”の三段構えとなっています。

まずは下から順に“供養ゾーン”から。境内に入ると御水舎に長い行列ができていました。右手に見えているのが大客殿です。
手を洗い清めたら仁王門方面に向かい、上の段“祈祷ゾーン”に参りましょう。




本殿前は物凄い参拝客の数。渋滞や混乱を避けるため元旦を避けて3日に参拝に来たんですが、それでもこれって…すごいですね!
この本殿は開山千二百年記念事業として1979年(昭和54年)に完成した新しいものです。
本殿前に掛けられている大注連縄は長さ12m・総重量1.5tもの巨大なものです。



本殿向かって右側奥にある縁の末社(えんのまっしゃ)は、あらゆる縁(男女の縁だけでなく仕事や学業など様々な福縁)を結ぶ良縁成熟・病気や悪癖などの悪縁を絶つ縁起りを祈願する場所です。
縁の末社の前には誰でもつくことができる鐘桜が、横には暖かいぜんざいやお茶で弾を取れるお休み処が設けられています。



旧本殿こと霊応殿(れいおうでん)。周囲を七十七末社がとり囲んでいます。
寛保元年(1741)年に再建された当山最古の木造建築物で、最奥の建物が2004年(平成16年)岡山市重要文化財に指定されています。


参拝を済ませておみくじを引いてお守りや縁起物を購入したら後は帰宅するだけ…ではなく、最後のお楽しみがまだありますよ。
参道にある門前町は土産物商店街となっていて、最上稲荷名物の“ゆずせんべい”“いなりまんじゅう”などの定番商品や各種縁起物、お食事処、屋台などが延々と続いています。
この門前町に入った時にはなんにも購入する気が無くっても、歩いている内にだんだんお腹がすいてきて何か買いたくなっちゃいますね(笑)。
最上稲荷(最上稲荷山 妙教寺)
岡山県岡山市北区高松稲荷712 【地図】
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