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神去なあなあ日常【小説】

神去なあなあ日常 三浦しをん Amazon.co.jp『神去なあなあ日常(かむさりなあなあにちじょう)』(2009年)は、『まほろ駅前多田便利軒』『舟を編む』などを代表作に持つ、三浦しをん(みうらしをん:本名同じ)さんの林業に従事することになった青年の物語で、2012年に続編の『神去なあなあ夜話』も出されています。

大学受験に失敗し、彼女にも振られてしまい、高校を卒業したらフリーターをして暮らして行こうかと考えていた勇気という少年が母親や担任の先生にハメられて、次代の林業家を育成する政府の「緑の雇用」制度によって三重県の神去村(かむさりむら)という山里で、林業と田舎の村での生活を一年間体験する羽目に。

いかにも現代の都会っ子な勇気が村の一員として受け入れられるまでの一年間を、彼が誰に見せるわけでもなくパソコンに書き記した日記という形で書かれた小説で、それゆえに肩ひじ張らずに気楽に読めるようになっている小説です。

タイトルの“神去”という単語から日本神話的なファンタジーを想像されるかもしれませんが、ここで描かれているのは林業に携わる山里の人々の日常と、林業の現場のリアルな描写です。
途中、神隠しなどファンタジーっぽい描写がお話のスパイスになっていますが、メインは山里の現実感ある日常生活でのドラマで、それはタイトルに“なあなあ日常”と付けられていることからもわかりますね。
※“なあなあ”という言葉は舞台となる神去村の方言で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」などという意味のようです。

登場人物はかなり濃いキャラクターが多く、少しマンガっぽく感じるかもしれませんが、それゆえに主人公の勇気が書いた日記=若者の話し言葉的な文体ということも相まって、とても読みやすくスラスラと読み進めることが出来ます。

作者の三浦さんはこの作品を書かれるにあたって三重県の尾鷲林業にて取材をされたようですが、相当濃密に取材されているようで、林業の現場の厳しさがリアルに描かれています。
都会の生活しか知らない方でも、林業とは単純に木を植えて育った木を伐採するだけじゃない、山そのものを管理する仕事だと理解出来ることでしょう。

笑いあり、恋愛あり、ほのぼのあり、男気あり。
個性豊かな登場人物に囲まれての都会とは異世界のド田舎での初めての経験の数々。逃げ出そうにも逃げ出すことも叶わない状況下で次第に成長していく勇気のお話は、読後感がとても良く、これを読んだ学生が将来の職業に林業を選択してしまっても不思議じゃない魅力に溢れている小説です。

ところで、この小説を原作にした映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)?神去なあなあ日常?』が今年2014年の5月に公開されます!

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』は、あの『スウィングガールズ』『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などのヒットメーカー、矢口史靖(やぐちしのぶ)監督作品です。

もうそれだけで面白い映画になりそうな予感がビンビンしますよね。

主演・染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明らをキャストに向かえ、三重県の山間部でのオールロケを慣行し、2013年の7月末にクランクアップ。
映画の公式サイトも既にあり、予告編も観ることが出来ますよ。
既に試写会も行われているようで後は公開日を待つばかり。5月が待ち遠しいですね♪


「WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜」予告

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』公式サイト

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作品紹介 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/02/22 23:45
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