百姓貴族【マンガ】

ちなみに“弘”というペンネームから男性と想われがちですが、荒川さんは女性です。
荒川さんは北海道の酪農と農場を営む農家に生まれ、農業高校を卒業後は漫画家になるまでの7年間農業に従事しており、その実体験を基に描かれています。
幼少のころからずっと観てきた(体験してきた)農家の日常がリアルに、面白可笑しく綴られているこのマンガ、もうすぐ実写映画も公開される『銀の匙Silver Spoon』は、作者の頭の中の想像だけで描かれたものじゃなく、作者本人の実体験がベースにあるんだなということがよくわかります。
※『銀の匙Silver Spoon』は、「週刊少年サンデー」に好評連載中の北海道の農業高等学校を舞台とした学園漫画。作品の舞台となる農業高等学校は荒川さんが卒業した“帯広農業高等学校”がモデルになっているそうです。
作品内に登場する人物の内、作者である荒川さん本人及びその家族はみんな牛の姿をしています。(牛の酪農家だから?)
白い体に黒ブチ、片耳が黒でメガネを掛けているのが作者本人。全然女性っぽく見えませんが女性です(笑)。
ご家族全員牛なんですが、その他の登場人物は普通に人間として登場するんですが、その人間の登場人物の中でも重要な役割を担っているのが、編集担当者のイシイさん(女性)でしょう。
イシイさんは「月刊ウィングス」の編集者で荒川さんの担当者さんなんですが、当然ながら百姓についてはまったくのシロートです。
ですので、イシイさんが読者と同じ目線で荒川さんとヤリトリするという構図、農業の知識が無い人にとってとてもわかりやすくなっていますね。
作品内でのイシイさんの荒川さんへの驚きやツッコミはそのまんま読者の反応とイコールなので、荒川さんもマンガにする上で読者に受けるか否かのある程度の予測が出来るというのはメリットになっているんじゃないでしょうか?
『百姓貴族』は最初、季刊少女漫画誌「ウンポコ」という雑誌に2006年のvol.8から連載されていたのですが、同誌がvol.17で休刊。その後、現在連載している「月刊ウィングス」に移籍(2009年9月号より)。
現在まで好評連載中で、コミックスも3巻まで発売されています。※2014年2月末現在
最新刊の第3巻では荒川さんが農業に携わりながらも描き上げたマンガを出版社に投稿、漫画家デビュー直前のエピソードなんかも描かれています。
農業のかたわらマンガを執筆というとかなりの日数を掛けて描き上げたのかなと思ったら『寝なきゃいいじゃん!!』だそうです(苦笑)。
ちょっと待って!片手間に農業をやってるならいざ知らず、本業農家で、その仕事に手抜き無しでロクに寝ずにって?本当に好きなことじゃないと絶対にこんなこと出来ませんよねっ!
睡眠時間以外にも北海道ならではの数々のトラブルに見舞われながらもマンガの原稿を完成し、見事その作品が入賞することが出来て上京されたわけですね。
さらっと描かれている、上京してからのエピソードも北海道の田舎で農業をしていた人間が都会での考え方のギャップに驚きの連続にも笑わせてもらいました♪
農業に興味ある方、農業に携わっている方、荒川弘さんのファンの方、そして何らかの夢を実現すべく頑張っている方、『百姓貴族』第三巻は一読の価値あり!ですよ。
新書館:コミック&ノヴェル[Wingsサイト] 百姓貴族(1)
現在まで好評連載中で、コミックスも3巻まで発売されています。※2014年2月末現在
最新刊の第3巻では荒川さんが農業に携わりながらも描き上げたマンガを出版社に投稿、漫画家デビュー直前のエピソードなんかも描かれています。
農業のかたわらマンガを執筆というとかなりの日数を掛けて描き上げたのかなと思ったら『寝なきゃいいじゃん!!』だそうです(苦笑)。
ちょっと待って!片手間に農業をやってるならいざ知らず、本業農家で、その仕事に手抜き無しでロクに寝ずにって?本当に好きなことじゃないと絶対にこんなこと出来ませんよねっ!
睡眠時間以外にも北海道ならではの数々のトラブルに見舞われながらもマンガの原稿を完成し、見事その作品が入賞することが出来て上京されたわけですね。
さらっと描かれている、上京してからのエピソードも北海道の田舎で農業をしていた人間が都会での考え方のギャップに驚きの連続にも笑わせてもらいました♪
農業に興味ある方、農業に携わっている方、荒川弘さんのファンの方、そして何らかの夢を実現すべく頑張っている方、『百姓貴族』第三巻は一読の価値あり!ですよ。
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